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『毒物雑学事典』ヘビ毒から発がん物質にいたるまで、身の回りの“毒”について分かりやすくまとめた解説書。蘊蓄ある解説の記事が豊富。お薦めです。

■毒物雑学事典■
―前半『天然の毒』46項目について―


ヘビ毒から発がん物質にいたるまで、身の回りの“毒”について分かりやすくまとめた解説書。
初版から25年を過ぎるが、いまだに健在のベストセラー的ガイドブック。
『天然の毒』46項目、『人工の毒』44項目、合わせて90項目にまとめられ、専門の知識がなくても理解しやすい構成になっている。

著者は、人体のメカニズムを解く生理学を、分子レベルで研究しているので、“毒”の作用についても、分子のレベルからのメカニズムとして、統括的に解説されていることが本書の特色。しかも、難しい専門用語を噛みくだきながらの説明が分かりやすい。

“毒”を知る上で、神経伝達の【ナトリウムチャンネル】と神経ホルモン【アセチルコリン】の作用を理解することがポイントであり近道と思う。これらの知識についても、本文のなかで丁寧な解説がある。ここを飲み込めば、天然の“毒”についておおかたの理解ができるようになる。

“毒”を恐れるのではなく、メカニズムを理解し、その作用を知ることで、冷静に危険を回避できる。今回は、前半の『天然の毒』から、身近で気になる“毒”についてポイントを抜粋。
蘊蓄ある解説に、“ナルホド”の記事が豊富。お薦めです。
身近な本棚にあると、事あるごとに重宝する一冊です。



★詳細はこちら↓
毒物雑学事典

毒物雑学事典

価格:903円(税込、送料別)

大木幸介(おおき・こうすけ)著
1984.08.20. 第一版
ブルーバックス B-569


★★★☆☆ 難易度
★★★★★ 蘊蓄度
★★★★★ お勧め指数
★★★★★ 保存版
★★★★★ 編集、構成
★★★★★ 総合評価





 ◆《感銘・共感・知見の一文》◆

◎「天然の毒」 ★Keyword=【トキシン】【ポイズン】 P12
◆【トキシン】 (毒素)
動植物の毒のなかでも、猛毒なものを【トキシン】という。
【トキシン】の語源は、ギリシャ語で、一撃で倒す矢毒のことを「弓の毒」=「トキシコン・ファルマコン」と呼んだことに由来。
◆【ポイズン】 (毒物)
“毒”一般をさす言葉。ラテン語で、「薬を飲む」という意味が語源。
◆【ヴェノム】ヘビ毒のように、特別の毒腺から分泌される毒液をさす。

◎「猛毒とは何か」P49
【動物毒】神経電流の電気発生を直接阻害
【植物毒】神経電線(神経線維)の接続部で、情報を伝えている神経ホルモン【アセチルコリン】の働きを阻害
いずれも、神経の電流情報を遮断することで、激烈な作用をもたらす猛毒となる。

◎「生物が毒をもつ理由」P12
身を守り、種を保存するためで、【ヘビの毒】【ハチの毒】のように攻撃的な毒も、攻撃は最大の防御であり、本質的には防衛的役割。
【鳥類】【哺乳類】のような高等な温血動物には“毒”がないのに、【爬虫類】【両生類】【魚類】のような下等な冷血動物や、【昆虫類】【貝類】【腔腸動物】に毒がある。
進化の階層がより高い階層の生物に対し強力に作用するが、それ以下の階層の生物に対しては作用が小さいか、まったく作用しない。
★『生物の毒』とは、進化の下等な動物が、高等な生物から身を守るための武器とも考えられる。
注記)つい最近、【鳥類】に“毒”をもつものが確認されている。
★【動物毒】は一過性であるが、作用は強烈。瞬間的に作用し敵を倒すが、持続性はなく、数時間耐えられれば、さほどの後遺症も残さない。
★【動物毒】の主体が【神経毒】で、神経の情報を一時的に妨げるだけであることがこの理由。



◆《ポイントひろい読み》◆
動物毒、植物毒、微生物毒のなかから、身近な記事、興味ある記事を選びました

◎【動物毒】
◆【ヘビ毒】 ★Keyword=【アセチルコリン】 P14 
毒蛇にかまれると、【毒牙】の跡が2つ残ることが特徴で、無毒のヘビには【毒牙】がない。
【ヘビ毒】は、血管、リンパ管を通り、体内へ侵入する。【神経毒】と【血液毒(溶血毒)】の2種がある。
【神経毒】 運動神経を遮断し骨格筋を麻痺させる。【コブラ】【ウミヘビ】など
 【アミガサヘビ】(台湾)【エラブウミヘビ】(奄美大島近海)の毒は、神経情報伝達の【アセチルコリン】の作用を妨げるため、筋肉は麻痺する。
【血液毒(溶血毒)】赤血球を破壊し血液色素を溶出する。【マムシ】【クサリヘビ】など
★【ヘビ毒】の度合いは、毒の強さよりは、注入された毒の量が問題で、大型のヘビでは死に至ることが多い。

◆【サソリ毒】 ★Keyword=【ペプチド】【ナトリウムチャンネル】 P16
サソリはすべて有毒。日本には沖縄に【マダラサソリ】がいる。(小型で、毒も弱い)
【神経毒】で作用は強烈。筋肉痙攣、麻痺がおこり、心臓にも作用する。【サソリ毒】は【ペプチド】と呼ばれる小型タンパク質。【ナトリウムチャンネル】に入り込み、チャンネルの働きを止めるため、情報伝達ができなくなり、筋肉がまひする。

◆【ハチ毒】P18
毒針は、産卵管が変化。【ハチ毒】は毒性が強いが、量は少ない。人が刺されて死ぬのは【アレルギーショック】が原因。
【ミツバチ】の毒はよく研究され、【ペプチド】【アミン】【毒性酵素】からなり、【アミン】は痛みの原因物質。【ペプチド】の毒は、【メリチン】(溶血作用)【アパミン】(中枢神経を麻痺)【MCDペプチド】(痛み、炎症)が主成分。

◆【カエル】P20
【ガマガエル】の毒は、耳腺、皮膚の分泌腺から出てくる。(注記)正式一般名は【ニホンヒキガエル】
【ガマ毒】の成分は2つ。ひとつは【アミン】の毒で、幻覚作用があり、もう一つは【ステロイド】で強心作用が知られている。
中南米の【矢毒ガエル】の毒は、植物毒のアルカロイドに似た低分子の【バトラコトキシン】。半数致死量0.002mgの猛毒で、神経膜の【Naチャンネル】が閉じるのを妨げ、神経、筋肉の機能を停止させる。

◆【イソギンチャク】P22
【イソギンチャク】【クラゲ】は、【刺胞】をもちここに含まれる毒は【ペプチド】。
分子量の小さい【神経毒】と分子量の大きい【血液毒】の2つがある。【神経毒】はサソリの毒に似て、電気発生を抑えるため、情報伝達が妨げられ筋肉が麻痺する。
★【イソギンチャク】の毒は、甲殻類に対しては致命的に効くが、軟体動物、両生類、哺乳類に対しては、生命にかかわるような効き方をしない。(理由はよく分かっていない)
【ウニ】も“トゲ”にタンパク質毒をもつ。熱帯産の【ガンガゼ】が有名で、体の5^6倍の折れやすい“トゲ”をもつ。
【サンゴ】のポリープにも小型タンパク質の猛毒があり、なかでもカリブ海の【六放サンゴ類】の【スナギンチャク】は、半数致死量0.00025mgの猛毒。

◆【フグ毒】 ★Keyword=【アルカロイド】【Naチャンネル】 P24
【フグ毒】は、卵巣、肝臓、睾丸、腸にあり、皮にも毒のある種もある。
【テトロドトキシン】は、半数致死量0.01mgの猛毒。植物毒の【アルカロイド】に似た低分子量の毒で、タンパク質毒とは違っている。【Naチャンネル】で、ナトリウムイオンの通過を遮断するため、神経伝達が止まり、骨格筋、次に心臓の筋肉が麻痺する。
内臓筋の【平滑筋】には作用しない。【平滑筋】は【Kチャンネル】のよるためとされている。
★【フグ毒】は、餌である【ハナムシロ貝】が原因で、貝毒のように“プランクトン由来”であることが分かってきた。

◎【植物毒】
◆【クラーレ】 (蔓性のツヅラフジ科、マチン科の植物からつくられる) ★Keyword=【レセプター】 P32
南米で矢毒として使われ、貯蔵の容器により、竹筒に入れた【壺クラーレ】(アマゾン川流域)、ヒョウタンに入れた【カラバシュクラーレ】(オリノコ川流域)、土器に入れた【ポットクラーレ】(ギアナ地方)に分けられる。
この矢毒を射込まれると、筋肉が弛緩して動けなくなり、呼吸麻痺で死に至る。骨格筋に働く運動神経の活動だけを抑えるため、骨格筋が麻痺する。骨格筋の【レセプター】(受容体)に【アセチルコリン】に代わり結合し、神経伝達作用を阻害するため。
消化管からはほとんど吸収されないため、【クラーレ】で射とめた動物をすぐ食べても中毒しない。

◆【トリカブト】(キンポウゲ科) P38
猛毒【アコニチン】の作用で、日本では矢毒として使われた。【トリカブト】の根は、烏頭(うず)、附子(ぶし)、と呼ばれ漢方薬に配合されている。半数致死量0.3mg、作用は複雑でよく分かっていない。脳に対しても毒性が強く、知覚麻痺、呼吸麻痺で窒息死する。

◆【ストリキニーネ】P40
東南アジア原産の、フジウツギ科の木【ストリキノス・ヌックス・ホミカ=Strychinos nux vomica 】になる円盤状の種子【馬銭子(マチンシ)】に含まれる。江戸時代にはネズミ駆除にも使われた。他の植物毒と違い、脊髄、脳幹に作用するが、大脳、小脳にはほとんど作用しない。
延髄内の【レンショー細胞(小型の神経細胞)】が運動神経を抑制する作用を遮断するため、わずかな刺激にも運動神経が反応し、強い痙攣を生じる。破傷風菌の症状によく似て、特有の強い痙攣で体をブリッジ状態にのけぞらせる。意識がはっきりしているだけに苦痛は耐えがたい。

◆【リシン】 P42
【トウゴマ(ヒマ)】(トウダイグサ科 トウゴマ属)の種子に含まれる猛毒たんぱく質。ヒマの種子からとった油を『ヒマシ油』として、下剤、ポマード原料、減摩油、ペイント原料として利用。
A、B、2つのタンパク鎖からなり、A鎖が猛毒で、細胞のタンパク質合成を阻害する。
世界5大猛毒:【リシン】【テタヌストキシン】【ボツリヌストキシン】【ジフテリアトキシン】【グラミシジン】

◆【キノコ】P44 
天然の毒による中毒の70%を【キノコ】が占める(死亡例は60%)。
【アマニタトキシン群】テングタケ属(アマニタ)の【タマゴテングタケ】【ドクツルタケ】など。
食用キノコと間違えやすく、激しい嘔吐、下痢、腹痛がある。その後、肝臓、腎臓の組織が破壊され、半数が死にいたる。
★核酸RNAの合成、タンパク質の合成を阻害する。
【ムスカリン群】テングタケ属の【ベニテングタケ】【テングタケ】など。
毒成分は【ムスカリン】【イボテン酸】で、【アセチルコリン】に似る。毒性は軽い。
★ところが、【イボテン酸】は、キノコのうまみ成分でもある。
【幻覚性物質群】メキシコの【シビレタケ】の成分【ブロシロビン】がよく知られる。神経ホルモン【セロトニン】の誘導体のため、幻覚を生じるため、宗教行事に使われる。
【アセトアルデヒド】を分解する酵素を阻害【ヒトヨタケ】【ホテイシメジ】など。毒成分【コプリン】が、アルコールを分解する酵素を阻害するため、飲酒をした人が中毒する。

◆【ナス科植物】P52
【チョウセンアサガオ】【アトロバ・ベラドンナ】【ハシリドコロ】など。
【アトロピン】【スコポラミン】の毒性が強く、神経ホルモン【アセチルコリン】に似た分子で、競い合うように作用し、伝達を阻害する。どちらも、脳関門を通り、大脳へ達して意識障害となる。
【アトロピン】は、軽い中毒でも、錯乱、幻覚、会話が支離滅裂などの症状が生じる。

◆【強心配糖体】P54
【ジキタリス】【スズラン】【フクジュソウ】【万年青(オモト)】など。
【ジギタリス】の葉の成分【ジギトキシン】は、【ステロイド】(コレステロールの分解産物)に“糖”が結合した【配糖体】。
★【ステロイド】は、窒素原子を含まないので【アルカロイド】ではない。
作用は、【強心配糖体】が、【Naポンプ】の働きを抑えるため、代わりにカルシウムイオンが流入、これが筋肉の収縮力を増して心臓の機能を回復する。しかし、【Naポンプ】を抑えるため副作用となる。

◆【コルヒチン】【ビンカ・アルカロイド】P56
どちらも、細胞分裂の際、『紡錘体』の形成を阻害する。
・【イヌサフラン】(ユリ科)の球根の有毒成分【コルヒチン】。
植物細胞の染色体を倍加することが分かり、2倍体、4倍体の野菜(在来種より大きなトマト、スイカなど)種無しスイカ、つくりに利用される。
・【ツルニチニチソウ:ビンカ・ロゼア】(キョウチクトウ科)には【ビンカ・アルカロイド】が含まれ、制癌剤として利用される。

◆【キニーネ】P60
ペルーのアンデス山中で見つかった『キナキナ』(アカネ科キナノキ属)。樹皮から【マラリア】の特効薬として世界中で使われた。

◆【アスピリン】 ★Keyword=【プロスタグランジン】 P62
1827年、フランスで、白い【ヤナギ】から【サリシン】が単離された。【セイヨウナツユキソウ】(スピラエ・ウルマリア)の葉の成分【スピール酸】でもある。
1838年、【サリシン】を分解し【サリチル酸】を得たが、胃を荒らすなど副作用があった。
1899年、製薬会社バイエルは、【アセチルサリチル酸】を合成し、【アスピリン】名で発売した。
★【アスピリン】は化学合成品で、天然の“スピラエ”から作ったものではないという意味の“ア”が付いている。
発熱は、細菌や白血球に由来する発熱物質により、脳内に【プロスタグランジン】というホルモンがつくられ、体温を上昇させる。【アスピリン】が効くのは、【プロスタグランジン】がつくられるのを抑えるため。

◎【微生物毒】細菌がつくりだす毒素には2種類ある。
【外毒素=エクソトキシン】100^1000のアミノ酸で構成されたタンパク質。【破傷風菌】【ボツリヌス菌】は最強の外毒素。
【内毒素=エンドトキシン】糖脂質とタンパク質の複合体。毒性は弱く、耐熱性で、菌が死ぬと遊離してくる【グラム陰性菌】に限られる。
◆【破傷風菌】P90
嫌気性で、外毒素【テタヌストキシン】を生成する。
この毒は“逆行性”という特性があり、神経電線(神経線維)を逆行し、脳脊髄に達し、激しい痙攣(骨折するほどの)を起こす。潜伏期間は10日以上、その間たいした異常が見られないため、手遅れとなりやすい。
◆【ボツリヌス菌】P92
嫌気性菌で、古くからハムやソーセージでの食中毒が知られている。
強力な致死性があり、意識は最後まではっきりとし体温も正常だが、手足の麻痺、呼吸困難のため窒息死にいたる。伝染性はないため、煮沸消毒、酸性化、抗菌物質添加などで、予防することができる。
【ボツリヌストキシン】はカルシウムイオンの働きを抑えるため、【アセチルコリン】による情報伝達が阻害され、筋肉が動かなくなる。
◆【ペニシリン】 ★Keyword=【グラム陰性菌】 P102
細菌の細胞は、植物細胞に似て【細胞壁】と呼ばれる保護被膜で被われている。
この【細胞壁】の合成を阻害する“毒”が【ペニシリン】で、細菌は細胞膜をつくることができずに、水の浸透圧により細胞は崩壊する。
★ヒトの細胞には、【細胞壁】がないため、【ペニシリン】の影響がない。このため“理想”の抗生物質といわれる。
★【細胞壁】の外側にさらに脂質の外壁をもつ細菌がいる。このタイプの細菌を【グラム陰性菌】と呼び、【ペニシリン】効かない。グラム染色法により、脂質の外壁のない細菌は、染色される。この細菌を【グラム陽性菌】と呼ぶ。
★【マイシン属】の抗生物質は、【グラム陽性菌】【グラム陰性菌】のどちらにも効力がある。遺伝子情報を【アミノ酸】配列に翻訳する過程に障害を与えるため、細菌は、増殖できなくなる。


◆《チェックポイント BEST 5》◆
ここは少し上級編、ひろい読み編が気に入ったら次はこちらで、チョット深読みしてはいかがでしょうか。

○【致死量】 ★Keyword=【半数致死量】 P13
毒性の強さを表す。【半数致死量】が一般的で、実験動物を半数しに至らしめる量。体重1kgあたりmgで示される。毒の強さを比較するとき【半数致死量】が使われるが、まだ未決定の“毒”に対しては、不正確ながら【最小致死量】【致死量】の順に使う。
★実験動物の種類(ラット、ウサギ、など)、使用方法(静脈注射、皮下注射など)により値が違うため、数値は“ケタ”を比較できる程度

◎「【タンパク質】と【ペプチド】の違い」P19
普通の【タンパク質】は、アミノ酸が100^1000からなる高分子。毒のある動物の【ペプチド】は、タンパク質の鎖を細かく分解し、アミノ酸が10^100からなる小型タンパク質。さらにアミノ酸も分解し【アミン】に変え、【ペプチド】【アミン】の2つを主要な神経毒とする。

◎【動物毒】P28 
・【動物毒】には、酵素としてのタンパク質、小型タンパク質【ペプチド】、タンパク質の分解物【アミン】の3種があり、、どれも猛毒。タンパク質系の毒を使う理由は、相手を瞬時に倒せること、体内で簡単に合成できることが挙げられる。
【動物毒】の主要なものは【神経毒】。動物の【神経膜】(神経線維の円筒状の細胞膜)の【ナトリウムポンプ】があり、内側の【ナトリウムイオン】を外側へ汲みだし、1/10程度にしている。逆に【カリウムイオン】は10倍程度多くなっている。
【神経膜】にはこの2つのイオンが通る2つの通路(チャンネル)があり、静止時は【Naチャンネル】の扉は閉じ、【Kチャンネル】が開いているため、【カリウムイオン】の濃度差によるカリウム電位が生じている。
・神経が刺激を受けると、【Naチャンネル】が開き、外側の【ナトリウムイオン】が流入して、ナトリウム電位が逆転する。この時発生する【スパイク(刺激)】というパルス波が、【神経電流】として、神経膜に沿って神経情報を伝達する。
★【動物毒】のほとんどが、【Naチャンネル】を塞ぎ、電気発生を瞬時に抑えるため、神経電流が停止 ⇒ 筋肉麻痺し倒れる。作用は強烈、瞬時であるが、一過性で、後遺症はほとんど残らない。

◎【植物毒】P30
・動物の食害から身を守る能動的側面が主で、【植物毒】は、【アルカロイド】といわれる窒素元素を含む【塩基性分子】。【アルカロイド】は、アルカリ(塩基)に類するもの(オイド)という意味で、『植物塩基』と訳される。
動物には、筋肉とそれをコントロールする神経があり、神経線維の末端で分泌されコントロールする物質が『神経ホルモン』で、大半は、猛毒分子の【アミン】と、これとよく似た【アセチルコリン】という猛毒分子。
★【アミン】は窒素原子を含む塩基性分子で、【アルカロイド】と同質の分子。
★【アセチルコリン】の2つの特徴は、『アンモニウムイオン』であり、『エステル』という化合物であるということ。このため、水溶液中で酵素により分解されやすい。アンモニウムイオンは【ナトリウムイオン】と構造が同じで神経活動を左右する。
★【植物アルカロイド】は、塩基性の窒素原子をふくむため、動物の『神経ホルモン』と競合し、活動を阻害するため“毒”として作用する。

◎【血液-脳関門】P86
【脳関門】により、水溶性のアミン、小型タンパク質、などは脳内へ入り込めない。
水溶性アミンを脂溶性に変えた【覚醒剤】は、【血液-脳関門】を通りぬけられるようになる。天然の【モルヒネ】は、【血液-脳関門】を2%しか通過できないが、【モルヒネ】に酢酸分子をつけて脂溶性にした【ヘロイン】は65%通過できるようになり、凶悪な麻薬となる。




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Dr.kusaichi

Author:Dr.kusaichi
日頃より、身近な科学に興味があり、新書などいろいろ読み漁り、また読み耽っています。
そんな中から、選りすぐりのお薦め書籍をご紹介します。

植物の本、昆虫、小動物、菌類からウィルスまでいろいろ登場予定。
科学の本 身近で分かりやすく、肩の凝らない本が中心。
最近話題の本も登場、その他 私の勝手にいろいろ出てきそうです。
気軽に楽しんでいただけると幸いです。

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