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『内部被曝』低線量であれば問題ないだろうか?体内に摂込まれれば周囲の細胞、DNAは損傷を受け続ける。今必要な放射性物質の知識。お薦めです!

■内部被曝■ 3月新刊


体内に摂りこまれた【放射性物質】は、周囲の細胞を被曝し続けるが、総量が少ないため【低線量被曝】といわれ、医学界でも無視されてきた。「低線量であれば問題はない」という専門家や政治家も多い。

しかし、【内部被曝】は、α線、β線が主なため、透過力が低く飛距離も極めて短いが、体内にあれば周囲の細胞、特にDNAに損傷を与え続ける。γ線による【外部被曝】が一過性なのに対し【内部被曝】は排出されるまで被曝を受け続ける。食品以外の埃など大気中に漂う【放射性物質】を吸い込んでも【内部被曝】は起きる。

【外部被曝】に比べ【内部被曝】は少量の【放射性物質】により大きな障害を受ける可能性があることを考慮する必要がある。その根拠となるのが【ペトカウ効果:Petkau effect】。本書にも詳しい解説がある。

いまなお放出続ける【放射物質】、地下水に溶け込み続ける【放射物質】、そして、すでに放出され拡散を続ける【放射性物質】など、避けては通れない現実がある。除染をしても【放射性物質】がなくなるわけではない。所在を変えて拡散していることに変わりはない。

これらから身を守るには、知識であり、情報である。ところが、充分な知見がないため専門家の見解も異なる。 【低線量放射線】への対策は、個々の判断に委ねられているのが実情ではないだろうか。
我が身を守るためにも読んでおきたい一冊。



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価格:760円(税込、送料別)

『内部被曝』
肥田舜太郎(ひだ・しゅんたろう)著
2012.03.19. 第1刷
扶桑社新書 116

★★★☆☆ 難易度
★★★★☆ 蘊蓄度
★★★★★ お勧め指数
★★★★☆ 保存版
★★★★★ 編集、構成
★★★★★ 総合評価




関連blog記事
◆内部被曝の脅威:肥田舜太郎(ひだ・しゅんたろう)鎌仲ひとみ(かまなか・ひとみ)著

◆内部被曝の真実:児玉龍彦(こだま・たつひこ)著

◆原発の後始末:桜井淳(さくらい・きよし)著

◆人は放射線になぜ弱いか:近藤宗平(こんどう・そうへい)著 

◆本当は怖いだけじゃない放射線の話:大槻博善(おおつき・ひろよし)著


◆ 感銘・共感・知見の一文 ◆

◎「『ただちに人体に影響はない』発言の真意は?」P18
『ただちに人体に影響はない』⇔『今は大丈夫だが、先々は…?』
・事故直後に繰り返された政府の発表に憤りを感じる著者。
≪私も事故直後に繰り返されたこの表現に不審と不信を禁じえなかった。まさか「何年か後には影響が出る」という含みを持たせた表現?どんな意味を含め使ったのか?いまだに空恐ろしさを感じる≫

◎「平均被曝量の捉え方」P30
・ピーク時の被曝量で影響が異なるため、平均値でとらえても意味がない。
『80℃の熱湯と氷水に片足ずつ浸けて、平均40℃であり問題はない』と言っているのと同じであると著者の例えがある。
★政府発表の『年間被曝シーベルト量』は【外部被曝】の安全値であり【内部被曝】については考慮されていないことに注意!
・【ICRP:国際放射線防護委員会】の被曝労働者に対する基準は、50mmシーベルト/年以内、尚且つ100mmシーベルト/5年、平均すると20mmシーベルト/年となるが、平均しても安全とはならない。

◎「人体への影響」P47
分子レベルで考えないと【内部被曝】を理解することはできないと著者の指摘がある。DNAが損傷を受けることで、ガンなどの誘因となる。
★今の医学は、細胞を生命の最小単位として考えているため、分子レベルの放射線障害に考えが及んでいない。

◎【逆線量率効果】 ★Keyword=【逆線量率効果】【ペトカウ効果】 P79
・【逆線量率効果】:低線量放射線を長時間かけて浴びると、高線量放射線を短期間に浴びるよりも、多くの突然変異が生じる。
・【内部被曝】は低線量放射線を長時間浴びることになるため【ペトカウ効果】の指摘する【逆線量率効果】となり障害のリスクが高まる。


◆ ポイントひろい読み BEST 3 ◆

◎「世界中に拡散した【放射性物質】」P13
・米国環境庁は、3月15日以降【ウラン235】の値が米国全土で上昇したデータを発表。
・南半球のオーストラリアでも観測されたということは、膨大な量の【放射性物質】が放出された裏付けでもある。
・そして、現時点でも破損した原子炉建屋から【放射性物質】は漏れ続けている。

◎「【放射性物質】とガン発生率」
◇ 大気中核実験の実地された時期とガン発生率の増加が一致。
◇ スリーマイル島の事故で、周辺の新生児死亡率が上昇。
◇ 原発から160㎞範囲内の【乳ガン】死亡率上昇の研究例がある。

◎「代表的【放射線】」P34
◆【α線】:陽子2個、中性子2個からなるへリウムの原子核の粒で、空中での飛距離は45mm、体内では0.04mm。透過力も弱い(紙一枚で止められる)が非常に強いパワーを持つ。
≪補足/質量が大きく、正電荷を帯びているため、空気中の飛距離≒数cm≫
◆【β線】:電子の粒で、空中での飛距離は1m、体内では1cm。透過力もそれほど強くなく(プラスチック板一枚で止められる)パワーは、α線>β線>γ線。
≪補足/高速度の粒子線で、エネルギーに応じて空気中での飛距離は大きく異なる。トリチウム≦1 mm、イットリウム90≒10 m≫
◆【γ線】:X線の一種で、粒子ではなく“波”。パワーは弱いが貫通力が強いため、鋼板や鉛板でないと止められない。【体外被曝】の主要因。
≪補足/波長の短い電磁波で、距離の二乗に反比例して減衰し、物質と相互作用を起こす≫


◆ チェックポイント ◆

◎【臓器親和性】 ★Keyword=【臓器親和性】P47
【放射性物質】は、沈着部位で【放射線】を放出し続けるため特定の臓器に影響する⇒【臓器親和性】
◇【ヨウ素】 
【ヨウ素131】はベータ崩壊し【キセノン131】となる。
甲状腺。若年齢ほど摂り込みやすく、子供の【甲状腺ガン】の誘因。
◇【ストロンチウム90】
ベータ崩壊し【イットリウム90】に、【イットリウム90】もベータ崩壊して【ジルコニウム90】となる。
骨に沈着しやすいため【骨ガン】【白血病】の誘因。
★エネルギーの大きい【β線】を放出するため、骨髄に達する。
◇【セシウム137】
ベータ崩壊し【バリウム137】となる。
水溶性で植物に吸収されるため、食品として体内へ摂り込まれやすい。
★最も注意すべき【放射性物質】。
骨、肝臓、腎臓、肺、筋肉に沈着しやすく【乳がん】【筋肉のガン】の誘因。
また、急性【心筋梗塞】を引き起こす指摘もある。
◇【炭素14】
ベータ崩壊し【窒素14】となる。
原発のフィルターを透過するため核実験終了後も増加し続け、対流圏では自然量の2倍存在。
長期遺伝障害、ガンなど体細胞障害の誘因。
◇【トリチウム:水素3】
ベータ崩壊し【ヘリウム3】となる。
光合成で植物が優先的に摂りこむため、食物連鎖により蓄積される懸念がある。
とらえることが難しく遺伝子汚染リスクが高まるため、今後環境中の【トリチウム】が懸念される。
◇【クリプトン85】
ベータ崩壊し【ルビジウム85】となる。放射性【クリプトン85】は、自然界に存在しない。
核分裂で生成される不活性物質。再処理過程で放出される。
不活性のため除去方法がなく、大気中濃度が増加している。肺に影響を与え体液中にも溶け込む。

◎【人工放射線】P89
・【人口放射線】の歴史は60年ほど。短期間に生物にとって未知の【人工放射性物質】が拡散されてきたため、生物としての対応はできていない。無防備な状態であるために、障害を発生するリスクが高くなる。


ZeroRiskZeroRisk  ゼロリスク  ZeroRiskZeroRisk

ゼロリスクにするには、危険因子をゼロにする必要がある。しかし、現実ゼロにはできない。
旅客機はかなり安全になったが、時々どこかの国で墜落のニュースが伝わる。
歩いていても隕石にあたるかもしれないなどは、よく例えに挙げられる。
食の安全然り、農薬然り、遺伝子組換作物、保存料…
ちょっと考えても、あれこれいくつも思い浮かぶ。

「ゼロリスク幻想」「ゼロリスク原理主義」などと表現されるが、“ゼロ”は無理。

原発に当てはめると。
レントゲン検査のX線は、スイッチを切れば、放射線を止めることができるが、
原発で発生した【放射性物質】からの放射線を止めることはできない。
半減期の短縮など未知の領域、崩壊していくのを“ジット”待つしか手はない。
しかし、原発がなければ【放射性物質】の発生そのものを回避できる。
安全な原発を求めるより、原発以外の安全なエネルギー源を求めたほうがリスクは少ない。
ゼロとはならないが、充分減らすことはできる。



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Author:Dr.kusaichi
日頃より、身近な科学に興味があり、新書などいろいろ読み漁り、また読み耽っています。
そんな中から、選りすぐりのお薦め書籍をご紹介します。

植物の本、昆虫、小動物、菌類からウィルスまでいろいろ登場予定。
科学の本 身近で分かりやすく、肩の凝らない本が中心。
最近話題の本も登場、その他 私の勝手にいろいろ出てきそうです。
気軽に楽しんでいただけると幸いです。

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