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『花はふしぎ』花の色に関して気になる話題が豊富。花についてナルホドの記事も多く楽しめる本。お薦めです。

■花はふしぎ■


花についての話題が豊富。中でも『花の“色”のふしぎ』の内容が充実している。
一般書で、花の色についこれほど詳しい説明があることに感激する。科学的に分析し、いろいろな色の発色を解説。分析と解説が秀逸で、読み応えがある。【アントシアニジン】の分類など少々ややこしい部分が分かりやすく説明されている。

□ 自然界に【白】色の色素は存在しない。ではどうして【白】く見えるのか?

□ ツユクサの【青】の発色に必要な金属は?

□ アジサイの【青】の発色に必要な金属は?

□ 春に【黄】色の花が多い理由は?

□ 【青】色のバラはなぜ存在しない?

などなど、花の色に関して気になる話題がたくさんあり、花の好きな方には興味がつきない記事になる。
【フラボノイド】【ポリフェノール】【カロテノイド】などは、酸化防止の健康食品としても日頃からなじみがある。植物がつくりだすこれらの成分を、 “花の発色”という視点で眺めてみると、新しい発見がいろいろ見えてきて面白い。
お薦めの1冊です。




★詳細はこちら↓
花はふしぎ

花はふしぎ

価格:987円(税込、送料別)

岩科司(いわしな・つかさ)著
2008.07.20. 第一刷
ブルーバックス B-1670


★★★★☆ 難易度
★★★★★ 蘊蓄度
★★★★★ お勧め指数
★★★★☆ 保存版
★★★★★ 編集、構成
★★★★★ 総合評価




 

◆《感銘・共感・知見の一文》◆

○「【白】色の花のふしぎ」P69
・【白】色の花は、細胞内の間隙にある空気の泡が、乱反射し【白】色に見える
自然界に【白】色の色素は存在しない。強い色素が存在すればその色素の色に、存在しなければ花弁の中の空気の泡が浮き上がる仕組み。【白】色の花には【フラボノイド】の【フラボン】【フラボノール】が含まれ、可視光から紫外線域に僅かに入った波長の光を反射する。
・【フラボン】【フラボノール】の存在は、アルカリ性に曝すと黄色くなることで確認できる。
★スイートピーの【黄】色は、【白】色の花をアルカリ性の溶液で反応させ人工的に【黄】色にしている。
・オーストラリアの動物行動学者【カール・フォン・フリッシュ】は、【ミツバチ】は【赤】【黒】の識別ができないが、【紫外線】域の光を認識できることを発見。人には見えない“色”を認識していることが分かった。
・自然界では、色素のない【アルビノ】は、昆虫などは訪れないため、やがては淘汰する。
カーネーション、トルコギキョウ、ハナショウブの白い花の品種に色素をもたない【白】花がある。

◎「【青】色の花と金属」P102
 ツユクサの【青】
 【マグネシウム】がツユクサの【青】出現には必須であることが判明。
 アジサイの【青】
 【デルフィニジン型アントシアニン】とある種の【有機酸】それに【アルミニウム】が揃うと【青】い花になる。
 ★酸性土壌では、イオン化した【アルミニウム】を吸収できるが、アルカリ土壌では吸収できないため【ピンク】色の花になる。
 ヤグルマギクの【青】
 【シアニジン型アントシアニン】と【鉄】【マグネシウム】【カルシウム】が含まれる。
 ヒマラヤの【青】いケシ【Meconopsis horridula:メコノプシス・ホリデュラ】
 標高3000~6000mの高山帯に分布。
 【シアニジン型アントシアニン】とある種の【フラボノール】さらに【鉄】【マグネシウム】も関与している。
 ヒスイカズラの【ヒスイ色】(フィルピン、ルソン島、ミンダナオ島の熱帯雨林に自生するマメ科植物)
 【マルビジン型のアントシアニン】と無色の【フラボン】が共存し、アルカリ性の状態になると【翡翠】色を出現する。

○「開花のふしぎ」P119
◇  【1回結実性植物=一稔性植物】
【タケ】のように1回開花結実して枯死する植物。乾燥地に生育する【リュウゼツラン】もその一つ。
【プヤ・ライモンディー(Puya raimondii)】(南米アンデス山脈に生育するパイナップル科)は、開花まで、80^150年もかかる。中心部より、直径60cm、高さ10mにもなる花茎を立ち上げる。
◇ 乾期を感じて咲く植物
【ブーゲンビレア】(オシロイバナ科)は、水分を控えて乾季状態にすると、よく花をつける。
◇ 短日植物
【コスモス】のような【短日植物】は、夜間に僅かな時間であっても光を当てると花芽がつかない。【光中断】と呼ばれる。昼の長さが短くなると花をつけるといわれるが、短い昼ではなく、長い夜が必要なため実質は【長夜植物】
★【長日植物】の方は、実際に一定以上の日照があると花をつける。

◎「大陸により違う乾燥への対応」P169
◇ 南北アメリカ大陸:【サボテン類】
茎を多肉化させ水分を貯蔵。乾燥地帯は高地にもあり、昼間は30℃、夜間は氷点下、冬季には雪の環境にもなる。
このため、高地の【サボテン】は、刺を毛に変形し保温するものもある。光合成も乾燥に対応できる【有機酸代謝植物=CAM植物】
◇ アフリカ大陸:【トウダイグサ科ユーフォルビア類】【キョウチクトウ科パキポディウム属】【パンヤ科バオバブ属】
茎、幹を肥大させて、水分を貯蔵。葉を多肉化させた【アロエ】もアフリカ固有種。
◇ オーストラリア大陸
根を深くまで張り、広範囲から水分を摂り込む。【ヤマモガシ科バンクシア】が代表で、ゴボウ状の根を深く潜らせる。



◆《ポイントひろい読み BEST 5》◆

○「自然界に多い花の色」P56
日本など温帯の国では、白と黄色の中間の【アイボリー】【クリーム】色が多い。3番目に多い色は、温帯と熱帯で異なり、温帯で【紫】【青】が多いのに対し、熱帯では【赤】系の色が多い。熱帯では、花粉媒介をするチョウや鳥が、【赤】系を好むためと思われる。
日本では、【白】32%、【黄】30%、【紫】【青】23%、【赤】10%という調査結果がある。

◎「【黄】色の花」 ★Keyword=【カロテノイド】【ベタキサンチン】 P60^
 ヒマワリ、タンポポ、アブラナなどの【黄】色は、2大色素の一つ【カロテノイド】系の色素。細胞内に固形で存在し【光合成】色素としてはたらく重要な色素で、変異などにより欠損することはほとんどない。
 【カロテノイド】により発現する【黄】色の花の植物が、突然変異で【白】色の花にはなれない。
【カロテノイド】があることで、花の色が濁るため、澄んだ【赤】【紫】色も発現しにくい。(品種改良のとき障害)
 【カロテノイド】をもたない【黄】色の花
【ベタキサンチン】【フラボノイド】により【黄】色の花を発現する植物があるが、極めて限定的。【アントシアン】以外の【フラボノイド】は、ほとんど色を発現しないが、一部の【カルコン】【オーロン】に【黄】色を発現するものがある。
ダリア、カーネーション、キンギョソウ、シクラメンがこの色素による【黄】色。木本では、トサミズキ、ヒュウガミズキがこの色素であることを著者の研究室で発見。(マンサクは【カロテノイド】で発現)
ベニバナは、【カルコン】が特殊な構造をもつことで【赤】色を呈する。
 これらの植物の【カロテノイド】は、葉には存在するが、花には存在しない。品種改良で花の色をつくることも比較的容易。
 春に【黄】色の花が多い理由
【黄】色の花は、特定の昆虫や動物との結びつきが少ない。まだ昆虫の活動が活発でない時期、特定の結びつきがない方がいいらしい。

○「【黒】色の花」P76
クロユリ、クロバナハンショウヅル、クロバナロウゲなどで、どれも【黒】ではなく“黒っぽい”色の花である。【アントシアニン】の【シアニジン】【デルフィニジン】など【赤】【紫】色素が多量にあることで、“黒っぽく”見えてくる。
自然界での【黒】色の花は、ハエが花粉媒介をしていることが多い。ハエに見えない紫外線域を発現する必要もなく、悪臭や黒っぽい色で“汚物”に見せているらしい。

○「【アントシアニン】をもたない花」 ★Keyword=【ベタレイン】 P83
【ベタレイン】という色素をもつ植物は限定的で、オシロイバナ科(オシロイバナ、ブーゲンビリア)、サボテン科スベリヒユ科(マツバボタン、ポーチュラカ)、ヒユ科(ケイトウ、ハゲイトウ)、アカザ科(赤ビート、ホウレンソウ、アッケシソウ)、ツルムラサキ科ヤマゴボウ科(ヨウシュヤマゴボウ)、ツルナ科(マツバギク、リビングストーンデージー)、ディディエレア科がある。
【赤】~【赤紫】を発現する【ベタシアニン類】 、【黄】を発現する【ベタキサンチン類】がある。
★【アントシアニン】が、【フラボノイド】の1種であるのに対し、【ベタレイン】は窒素を含む【アルカロイド】の仲間。毒性はなく、赤ビートの【ベタシアニン】は、食品の着色料として利用される。

○「【コピグメント(補助色素)】効果」P94
【アントシアニン】の色調を変える無色の成分で、より青みの強い色調、濃くする効果、色素の安定などがあげられる。【アントシアニン】以外の【フラボノイド】【タンニン】【有機酸】など。【紫】~【青】の花色の変化が著しい。



◆《チェックポイント》◆
ここは少し上級編、ひろい読み編が気に入ったら次はこちらで、チョット深読みしてはいかがでしょうか。

◎「【アントシアニン】と【カロテノイド】」P44
花の色は、白、黄、赤、青、紫、黒、緑などに分けられるが【白】と【緑】以外の色の主要色素が【アントシアニン】と【カロテノイド】。
★『五訂日本食品標準成分表』 は、(2000年11月改訂) より、【カロチン】ではなく【カロテン】と表記がが統一されている。【カロテン】は英語(carotene)、【カロチン】はドイツ語(karotin)が語源。
 【アントシアン】=【アントシアニン】+【アントシアニジン】
 【アントシアニン】:【糖】と結合した【配糖体】で水溶性。液胞内に溶けた状態で存在する。
 【アントシアニジン】:【糖】【有機酸】と結合していない。この状態では不安定なため、【アントシアニン】として存在する。

 【アントシアニン】
炭素が6-3-6個の合計15個の炭素からなる化合物で、【アントクロル】【アントキサンチン】とともに【フラボノイド】の1種。
【アントシアニン】は、赤から紫、青を発現するが、他の2種は、黄、淡い黄色~ほとんど無色。この色素の基本骨格に、【グルコース(ブドウ糖)】【ガラクトース】などのさまざまな【糖】、【コハク酸】【マロン酸】【酢酸】などさまざまな【有機酸】が結合。結合位置、数、種の組み合わせにより、500種もの種類(2006年時点)が見つかっている。
 どれも酸化されやすいため、老化原因の【活性酸素】と結合し、人体の酸化を防ぐ【抗酸化能】がある。
・梅干:赤いシソの葉の【アントシアニン】は、ウメに含まれる【クエン酸】により鮮やかな赤になることを利用している。
・ナスのぬか漬:アルカリ性の【ミョウバン】を入れると、ナスの【アントシアニン】が鮮やかな紫色となる。

 「【アントシアニジン】主要6種」P48
【アントシアニン】から【糖】【有機酸】を取り去ったものが【アントシアニジン】で、植物界では主に6種がある。この違いは、“B環”【ベンゼン環】の【水酸基(-OH)】の位置と数、そして、【メトキシル基(-OCH3)】への置換。
★【アントシアニン】の基本的な色は、結合している【糖】【有機酸】ではなく、“B環”に結合している【水酸基】と【メトキシル基】の位置と数によって決まる。

★ 【水酸基】が少ない(1基)と赤みが強く、多い(3基)と青みが強くなる。
 【ペラルゴニジン】:【水酸基】1基の【アントシアニジン】。
  ぺラルゴニウム(ゼラニウム)グラジオラスの緋色の花の主要色素。
 【シアニジン】:【水酸基】2基。秋の紅葉に含まれる主要色素。
 【デルフィニジン】:【水酸基】3基。最も青みを帯び一般的な存在。
  デルフィニウム、アジサイ、キキョウ、リンドウの主要色素。
★ 【メトキシル基】に置換すると赤みを帯びてくる。
 【ペオニジン】:【水酸基】と【メトキシル基】。シャクヤクの赤の主要色素。
 【ペチュニジン】:【水酸基】2基と【メトキシル基】。ペチュニアの紫の主要色素。
 【マルビジン】:【水酸基】と【メトキシル基】2基。ハナショウブの赤、紫の主要色素。

★ 【アントシアニジン】自体の色は、緋色から赤紫、これに【補助色素】や金属、【pH】により青、青緑~黒系にもなり、これが【アントシアニン】色素の特徴でもある

 【カロテノイド】
炭素が40個からなる化合物の総称。炭素が鎖状につながり両端が環状になる。(すべて鎖状のものもある)一部例外を除き【糖】と結合しないため、脂溶性で、細胞内の色素体のなかに存在する。600種ほどの種類(2004年時点)が見つかっている。
★【糖】と結合している代表は、サフランの柱頭やクチナシの果実に含まれる【クロシン】色素で、食品の着色料として利用される。
★【カロテノイド】は、摂取されるとビタミンAとなる。(分断されて2個になると記されているが、2個にははならないのではないか?)

 「【カロテノイド】主要2種」P55
植物界では、【カロテン類】【キサントフィル類】の2種がある。
 【カロテン類】:炭素+水素 から構成される。ニンジン、トマト、スイカなどに存在。
 【キサントフィル類】:炭素+水素+酸素 から構成される。ほとんどの緑葉で【クロロフィル(葉緑素)】と混在。
★そのため、秋に【クロロフィル】が分解すると、【キサントフィル類】の黄色が目立つようになる。

■用語■ 【ポリフェノール】
複数のフェノール性ヒドロキシ基(−OH)を持つ植物成分の総称(フェノール: C6H5OH )
【フラボノイド 】
・【カテキン】ワイン、茶
・【アントシアニン】ブドウの皮、ブルーベリー
・【タンニン】茶、赤ワイン、柿
・【ルチン】ソバ
・【イソフラボン】 大豆や大豆加工食品
【フェノール酸】
・【クロロゲン酸】コーヒー
【リグナン】ゴマ、(セサミン)
【クルクミン】ウコン
【クマリン】サクラの葉




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ジャンル : 本・雑誌

『ふしぎの植物学』植物の“ふしぎ”“しくみ”の話題満載。ひとつひとつがナルホド!面白く読める。花好き、植物好きな方お薦めです。

■ふしぎの植物学■


背表紙副題に「身近な植物の知恵と工夫」とある。
なにげなく見過ごしている植物の“ふしぎ”、あたりまえと思いこんでいた植物の“しくみ”そんな話題満載で、ひとつひとつがナルホド!であり面白く読める。花好き、植物好きな方お薦めです。

□ なぜ葉は【緑】?

□ 陸地からの【蒸散量】の96%が植物から!

□ 発芽時に【光】を必要とする自然界の植物と、必要としない栽培植物、なぜ?

□ 水不足に合わないよう、発芽前に確認する知恵をもった【種子】がある!

□ 【イネ】の穂が出る前に水田の水を抜く『中干し』には、理にかなった目的がある!

□ 暑い昼間の【水やり】は、土中の水分までも蒸散させてしまう!

□ 花、実の色は、【活性酸素】から身を守るための物質を含んだ結果!




★詳細はこちら↓
ふしぎの植物学

ふしぎの植物学

価格:798円(税込、送料別)

田中修(たなか・おさむ)著
2003.07.25. 発行
中公新書 1706 


★★★☆☆ 難易度
★★★★★ 蘊蓄度
★★★★★ お勧め指数
★★★★☆ 保存版
★★★★☆ 編集、構成
★★★★★ 総合評価





 ◆《感銘・共感・知見の一文》◆

◎「葉はなぜ緑色なのか?」P21
光の波長と透過率のグラフがある。青色光、赤色光は葉に吸収されるため透過しないことが分かる。
★ 【遠赤色光】は【緑色】以上に吸収されないが、人の目には感知されないため【緑色】に見えることになる。

◎「発芽に【光】は必要か?」P25
種子は、適当な【温度】、【水】、【空気】の3つの条件がそろえば発芽する。実はこの条件で発芽するのは【栽培植物】。
自然環境で生きる植物は、【光】も必要になる。発芽後に【光】があることを見極めないと、その後の成長ができないため。
【栽培植物】の場合は、必要な【光】は人間により与えられるところがポイント。
★身近な植物で、発芽時に【光】を必要とするものは、【シソ】【ミツバ】【レタス】【ツキミソウ】など。
 【赤色光】で発芽が促進され、【遠赤色光】で抑制される。【遠赤色光】の暗い環境では、光合成ができないことを感知している。

◎「植物と水の関係」
 「陸地からの蒸散量の96%は植物から」P49
大気中の水蒸気は、地球の表面からのものと植物の蒸散によるものがある。海は地球表面の71%であり、水蒸気量は【88%】程度。残る【12%】が陸地からの水蒸気、このうちの【96%】が植物からの蒸散。
葉の温度が上がりすぎないよう、蒸散による気化熱を利用し葉の温度を下げている。(★583kcal/g)
 「水のほとんどは体温維持」P68
植物にとって“水”は大切であるが、ほとんどは蒸散による体温維持に使われる。光合成に使われる“水”はごく僅か。
 「暑い昼間の【水やり】は、土中の水分までも蒸散させてしまう」P75
暑い最中に水を撒くと、土中の水分が【毛細管現象】により引き上げられて、撒いた水とともに蒸散してしまうことがある。
なんのための【水やり】だか、わからなくなってしまう!

◎「種子は発芽後に水が不足しないかを知る技をもつ」P64
ひとたび発芽を始めれば、後戻りはできない種子にとって、水の確保ができるかどうかは生死にかかわる。乾燥地帯の植物の種皮には、発芽を阻害する物質を含み、多量の雨で阻害物質が流されると発芽する。種皮が硬い種子、厚い種子は、空気や水が透過しないため発芽しない。
酸素を透過しない【オナモミ】、水を透過しない【クローバー】がその例で、種皮が【微生物】により分解されると発芽する。
 【微生物】がいることは、水分が十分で土壌も肥沃という裏付けになる。種皮が硬いことは、適切な場所で発芽する仕組みである。


◆《ポイントひろい読み BEST 5》◆

○【ヘルモントの実験】P2 
400年ほど前に、ベルギーの医師ヘルモントの行なった実験。
鉢植えの植物が、水だけで大きく育つことが不思議に思われた。育える前に、樹の重さ(ヤナギを使用)、鉢のなかの土の乾燥重量を計測し、5年後に重量を比較した。5年間に与えたものは水だけ、落葉した葉の重さも加えて比べると、ヤナギは30倍以上の重さに成長していた。土の重量はほとんど変わっていない。とすると、ヤナギは水だけで成長したと考えた。素朴な疑問の正解を出すことはできなかった実験。

○「世界一背の高い植物の先端まで水を届ける仕組みは?」P52
約110M の高さの【ジャイアント・レッドウッド】(セコイヤの仲間)がカリフォルニアにある。
根が“水”を押し上げるだけでは、とても届かない。葉から蒸散することで、細い道管内を切れ目なくつながっている“水”分子の【凝集力】(強く結びつく力)により引き上げられる。
★ホントだろうか?道管内で切れ目を生じている水も、樹の頂上へ届く事例もあり、決定的な回答がでていない。未解決問題の一つ!

○「芝生やイネの【根】を発達させるテクニック」P55
【芝生】の根を強く張り巡らせるには、4^5日水を与えず乾燥させ、枯れる寸前に与えるとよい。水が不足する条件で、植物は水を求め、根をどんどん発達させる。この繰り返しで、たくさんの強い根を生やすことになる。
【イネ】も同じように、穂が出る前に水を抜き『中干し』を行うことで、根を巡らし実りの秋に穂を支えられるようになる。

○「【イネ】と【ムギ】の根の違い」P59
【イネ】は水田に育つがここに利点がある。水は温まりにくく冷めにくいので、温度変化が少なく、夜間も暖かな温度を保てること。養分が水に溶けるため、養分の供給が保たれること。そして水不足になりにくいことである。しかし【ムギ】は水田では育たない。
根の構造に大きな違いがあるためで、【イネ】には酸素を供給するための間隙が茎や根に発達している。【ハス】の根を見れば、空気が供給されやすいことがよく分かる。【イネ】の根も断面を確認すると間隙の発達していることが確認できる。

◎「光合成の違いによる生産量の差」 ★Keyword=【C3植物】【C4植物】【CAM植物】
◆【C3植物】P93
植物の90%以上は【C3植物】で、【CO2】を摂り込み最初にできる物質の炭素数が3つあることに由来。
【PEPカルボキシラーゼ】をもたないため【CO2】を摂り込む能力が少なく【CO2】不足が起る。そのため、【光エネルギー】を有効に使いこなすことができない。晴天の日中で【約1/3】程度を使っているにすぎない。
【光合成】により、植物体が乾燥重量で1グラム増えるためには、500^800グラムの“水”が必要となる。

◆【C4植物】P92
【PEPカルボキシラーゼ】と呼ばれる酵素を使い、低濃度の【CO2】でもよく摂り込んで【光合成】をする植物。
【PEPカルボキシラーゼ】は、【PEP=ホスホエノールピルビン酸】と【CO2】を結合させる酵素で【CO2】濃度が低くなってもよく吸収できる。
この植物が【C4植物】で、【CO2】を摂り込み最初にできる物質の炭素数が4つあることに由来する。【気孔】を大きく開かなくても不足なく【CO2】を摂り込め、蒸散量が少なく【光エネルギー】を無駄にすることもない。
★【C4植物】は、植物体が乾燥重量で1グラム増えるために、250^350グラムの“水”で賄える。(【C3植物】の約1/2)

◆【CAM植物】P72
乾燥地では【気孔】を開いて【CO2】を取り込むとき、同時に体内から【水分】が失われてしまう。そこで、太陽の沈んだ涼しい夜間に【気孔】を開き、【CO2】を吸収し体内に貯蔵する。そして、太陽エネルギーが得られる昼間に、貯蔵していた【CO2】を取り出して【光合成】に利用する。
【ベンケイソウ】【サボテン】【アナナス】など乾燥に強い多肉植物に多く、26科500種が知られている。
★【CAM】は、ベンケイソウ型有機酸代謝(Crassulacean Acid Metabolism)の頭文字。
★【CAM植物】は、植物体が、乾燥重量で1グラム増えるために 50^100グラムの“水”で賄える。



◆《チェックポイント BEST 3》◆
ここは少し上級編、ひろい読み編が気に入ったら次はこちらで、チョット深読みしてはいかがでしょうか。

○「植物は太陽エネルギーの何%を利用しているのか?」P15
植物が、地表に到達する全太陽エネルギーをどんなに効率よく利用しても、わずかに【0.12%】。
そしてここから、光合成で【ブドウ糖】や【デンプン】を生産している。
科学技術が進歩したとはいえ、人類は水と二酸化炭素を原料に太陽エネルギーを使って【ブドウ糖】や【デンプン】をつくることはできない。
しかし、動物は植物の光合成がなければ、生きることができない。
しかも人口は、西暦元年2.5億人から1999年には60億。増え続ける人間をどこまで養えるだろうか?
★世界人口が倍になるのに要する年数
西暦元年--------2.5億人
1600年ころ------5億人
1800年初頭----10億人
1925年---------20億人
1975年---------40億人
2倍になるのに要する年数は、1600、200、125、50年とどんどん短くなっている。
1960年に約30億人その後39年で2倍の60億人となった。

○「【気孔】の数は?」P19
1cm2あたり多いものでは約10万個もある。気孔分布例から主なものをひろうと、
ヒマワリ----------101・218(表・裏)
ジャガイモ---------51・161
トウモロコシ--------67・109
コムギ------------43・40
スイレン----------460・0
ポプラ-------------20・115
アオキ--------------0・145
カシ----------------0・1192
サクラ--------------0・249
草本類と木本類でずいぶん違う、またスイレンは水面にあるので、表面に集中しているのも納得である。

○「【紫外線】から身を守る植物の工夫」 
            ★Keyword=【活性酸素】【カタラーゼ】【スーパーオキシドディスムターゼ】 P90
【紫外線】は、植物細胞に入り込み【活性酸素】をつくりだす。この【活性酸素】に対抗するのが【カタラーゼ】【スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)】などの酵素、ヒトの体にも存在する。
植物特有の【抗酸化物質】には、【ビタミンE】【ビタミンC】【カロチン】【アントシアニン】【リコペン】などがある。
★花、実の色は、【活性酸素】から身を守るための物質を含んだ結果で、きれいな色で【紫外線】【活性酸素】から身を守っている。 
★【カタラーゼ】
抗酸化酵素で、活性酸素の一つである【過酸化水素 (HOOH)】を酸素と水とに分解する反応を触媒。動物では肝臓・赤血球・腎臓に、植物では葉緑体に多く含まれる。
★【スーパーオキシドディスムターゼ (Superoxide dismutase=SOD)】
抗酸化酵素で、活性酸素の一つである【スーパーオキシドアニオン (・O2-) 】2分子間で電子を受け渡し、酸素分子と過酸化水素分子にする反応を触媒。




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『これでナットク!植物の謎』植物の話題、疑問を楽しく読ませてくれる。蘊蓄ある解説になるほどと感じる記事が多い。植物が好きな方お薦めです!

■これでナットク!植物の謎■


【日本植物生理学会】は植物の営みを研究しながら、一般の方との懸け橋にと、
ホームページ(http://www.jspp.org/)に【みんなのひろば】を設け、質問に回答している。
本書は、ここに集まった質問と回答をまとめたもので、基本的なものから、一般にはなかなか知り得ない内容の回答なども含まれ、蘊蓄に富んだ読み物となっている。また、気軽に楽しめるところがポイント。

回答が難しい一例として【ソラマメ】のさやの話がある。
さやの中が、ふかふかのベットになっているが、「どのようにしてできるのか?」については研究し答えが出せる。しかし「なぜ?」に対しての回答は簡単ではない。とある。生きものとしての【植物】の理解は、まだまだわからないところも多い。そんな質問に対しても、分かっている範囲で真摯に回答しているところが好感をもてる。

「切り花の延命剤の成分は?」
【狂い咲き】のしくみは?
「植物はどうして動けるのか?」
【レタス】の茎の切り口がピンクになるのは?
「植物は光をどのように感じているか?」
などなど身近な植物の質問が多い。

そして、なかなか楽しく読ませてくれる植物のはなし。
肩の凝らないところがいい。
蘊蓄ある解説になるほどと感じる記事が多い。お薦めです!


★詳細はこちら↓

これでナットク!植物の謎

これでナットク!植物の謎

価格:987円(税込、送料別)


編者:日本植物生理学会
2007.08.20.第一刷
ブルーバックス B-1565


★★★☆☆ 難易度
★★★★☆ 蘊蓄度
★★★★★ お勧め指数
★★★★☆ 保存版
★★★★☆ 編集、構成
★★★★★ 総合評価
 



◆《感銘・共感・知見の一文》◆

○「切り花の延命剤の成分は?」 
         ★Keyword=【エチレン】【サイトカイニン】【オーキシン】【チオ亜硫酸銀(STS)】 P35
【糖分】
開花前の切り花や、次々に開花する切り花は、開花にエネルギーが必要で【糖】の供給は効果的。
【エチレン】
【植物ホルモン】は、老化抑制に【サイトカイニン】【オーキシン】、老化促進に【エチレン】が働く。しかし、抑制に働くホルモンを与える方法は、まだ実用化されていない。【エチレン】の作用を抑制して、延命する方法は実用化されている。その一つ、銀イオン剤の【チオ亜硫酸銀(STS)】が商品化されている。
★花器のなかは【糖】などがあると、細菌が繁殖しやすくなり、切り花の寿命に影響するため、抗菌剤が添加されている。

○「【狂い咲き】のしくみは?」 ★Keyword=【アブシジン酸】 P114
【サクラ】などの【葉芽】【花芽】は夏に分化し、【越冬芽】を形成し休眠に入る。休眠誘導ホルモンは、葉から供給される【アブシジン酸】で、芽や種子の胚の生長を抑制する。
【狂い咲き】は、【花芽】形成後に台風などで異常落葉したりすると、葉から【アブシジン酸】の供給ができなくなる。その後に気温が上がったりすると、休眠を経ないまま開花してしまうためと考えられている。

○「【アサガオ】の色の変化の原因は?」P117
【アサガオ】の花弁は何層もの細胞からできていて、外側にある着色細胞には【アントシアニン】色素を含む【液胞】がある。
【液胞】内は、pH5.5程の弱酸性、咲くときにpHが上がり、【アントシアニン】がpH値に準じて色を変えるため。
◇ 酸性が強い(pH<4)と“赤色”、
◇ 弱酸性(pH≒5)で“紫色”、
◇ 中性からアルカリ性(pH>7)で“青色”になる。
★pHを上げるにはエネルギーが必要で、夕刻、エネルギーを消費し萎れるころにはpHが下がり、花色は“赤み”を増してくる。

◎「植物はどうして動けるのか?」 ★Keyword=【屈性】【傾性】【就眠運動】 P188 P198
 【屈性】
光の方向へ向かったり避けたりする【光屈性】、重力方向へ反応する【重力屈性】があり、刺激方向に応じて反応。
 【傾性】
【オジギソウ】など葉に触れると閉じる動きは【傾性】で屈曲方向が刺激方向とは無関係。
ほかに、【ハエジゴク】【ムジナモ】の補虫葉、【モウセンゴケ】の触毛運動など。細胞の電位の変化(活動電位)に誘発されると考えられる。
 【就眠運動】
【カタバミ】の葉、マメ科植物の複葉の葉【ネムノキ】などは明るくなると開き、暗くなると閉じる。葉や柄の付け根にある細胞の膨圧で葉が開閉するため。
★体内時計によって起ることが知られ、連続して暗い環境にしても、しばらくは【就眠運動】を繰り返す。
 【花の開閉】
【チューリップ】【クロッカス】の花弁は朝夕の気温変化で、その時々で花弁の内側の細胞と外側の細胞を分裂し成長するため、開閉している。
 【生長運動】
【ヒマワリ】は蕾をつけるまで、茎の上部10^15センチの部分が、朝は東、昼は上、夕は西へと太陽を追って動く。光が当たる方向と反対側の茎が成長するため太陽を追うことができる。そして、花を咲かせる頃は、東か西を向き動かなくなる。



◆《ポイントひろい読み BEST 5》◆

○「【レタス】の茎の切り口がピンクになるのは?」★Keyword=【液胞】【ポリフェノール酸化酵素】 P22
細胞のなかの【液胞】にさまざまな物質が貯められる【ポリフェノール】もその一つ。【レタス】の茎を切ると、細胞とともに【液胞】も破れ、外側にある【ポリフェノール酸化酵素】と混ざる。
その結果、空気中の酸素と反応し酸化することになる。酸化されると、はじめ薄茶のものが、タンパク質やアミノ酸と結合し“赤く”変色する。
【レタス】に含まれる【ポリフェノール】は少ないため薄いピンクに、同じ仕組みで【リンゴ】【ジャガイモ】も切り口が変色する。
★【レタス】にまで【ポリフェノール】が含まれる。量の多い少ないはあるが、植物にはごく普通に存在することの現れ。

◎「原始的植物の花弁は?」 P127 
花は、もとは茎の周りに“らせん状”に並ぶ葉を基本形に特殊化した器官。原始的な性質を維持している植物は、萼片、花片などの花の器官が“らせん状”に並ぶことが多く、数も厳密ではないものが多い。
【キンポウゲ科】【モクレン科】などは、花弁、雄しべ、雌しべの数が一定ではないものが多い。進化とともに、花の器官はらせん状ではなく同心円状に並ぶようになる。最も特殊化した花は、【ラン科】に見られる。

○「【デンプン】【ショ糖】合成の違いは?」P146 P254
 大きな違いは水に溶けるか溶けないか。
【デンプン】は【ブドウ糖(グルコース)】のポリマー(重合体)で水に溶けにくい。一方、【ショ糖(スクロース)】は【ブドウ糖】と【果糖(フラクトース)】の結合体で水溶性。水溶性の【ブドウ糖】は細胞の浸透圧を高めるため、不溶性の【デンプン】の形で貯蔵する。
 【デンプン葉】【糖葉】
デンプンを多く貯蔵している【デンプン葉】と【ショ糖】を多く貯蔵している【糖葉】があり、単子葉殖物に【糖葉】が多い。トウモロコシは【デンプン葉】、ササ類、ネギ、ホウレンソウは葉に【デンプン】だけでなく【ショ糖】も貯める【糖葉】。量は、浸透圧に影響しない程度。
★【デンプン葉】の植物は夜間、【ショ糖】に変換され移動する。

○「発芽の際に合成される物質はどのようにしてできる?」P225
【デンプン】は【アミラーゼ】【マルターゼ】など酵素で分解され、【麦芽糖】を経て【ブドウ糖】になる。
【ブドウ糖】は、さらに【ビタミンC】などに変換される。
【タンパク質】は、【プロテアーゼ】酵素により分解され、【アスパラギン酸】【グルタミン酸】などのアミノ酸へ変換される。
★種子になかった栄養素は、酵素により分解され、変換されて生成されたもの。

○「葉に【酢酸】をかけると枯れる?」P236
お酢には酢酸が4^7%含まれる。酢酸6%の【pH】は2.4、10倍に希釈しても【pH】2.9ほどの強い酸。
植物は細胞内の【pH】を正常に維持することができなくなり、衰弱したり枯れると考えられる。
★時折、観葉植物に【お酢】【酢酸】を噴霧して、消毒している話を耳にするが、植物の生理を考慮しないと枯らしてしまうことになる。



◆《チェックポイント BEST 5》◆
ここは少し上級編、ひろい読み編が気に入ったら次はこちらで、チョット深読みしてはいかがでしょうか。

◎「【紫外線】と植物の関係は?」 
                ★Keyword=【UVA】【UVB】【UVC】【フラボノイド】【アントシアニン】 P57
【紫外線=Ultra Violet】は、波長で3種に分けられる。
【UVA】:320^390nm(ナノメートル:1/10億m)
【UVB】:280^320nm 
【UVC】:200^280nm 
で、波長の短くなるほどエネルギーが大きく有害。【UVB】【UVC】はオゾン層でほとんどが吸収される。
★【高山植物】は紫外線の多い環境に生育するため、紫外線を吸収する色素【フラボノイド】が多く、葉を厚くしたり、表面にワックスを分泌し防衛している。また、高山で花の“青”が濃い理由は紫外線量が多いためといわれる。
★青の波長に近い【UVA】は、花の色素【アントシアニン】の合成に寄与している。
★植物の【光屈性】は、青に近い【UVA】に対して最も活性を示す。
★紫外線領域まで見ることができる昆虫には、ヒトが見た景色とはまったく違って見えることになる。

◎「植物は光をどのように感じているか?」 
                   ★Keyword=【フォトトロピン】【クリプトクロム】【フィトクロム】 P101
植物は、【フォトトロピン】【クリプトクロム】【フィトクロム】の3種の【光受容体】をもつ。
【フォトトロピン】【クリプトクロム】は青色光、【フィトクロム】は青^赤、遠赤色光までを吸収。
 【フォトトロピン】は【光屈性(屈光性)】、気孔の開閉
 【クリプトクロム】は茎の伸長や花芽の形成の制御
 【フィトクロム】は茎の伸長、花芽の形成、発芽の調整。赤色と遠赤色の光量から日蔭と日向を感じ取り、茎の伸長を制御している。

○「【C3植物】【C4植物】の光合成の違いは?」 ★Keyword=【ルビスコ】【PEPC】 P 138
二酸化炭素を取り入れた時に最初につくられる有機化合物の炭素の数で区分。炭素数3個の有機物をつくるのが【C3植物】、炭素数4個の有機物をつくるのが【C4植物】。基本はC3光合成で、【トウモロコシ】【サトウキビ】など植物の一部にC4光合成をする植物がある。

 【C3植物】
取り込んだ二酸化炭素を炭素数5個の化合物に結合させ、【炭素数6個の化合物】をつくり、二分して【炭素数3個の化合物】をつくる。
この反応は、葉肉細胞内の葉緑体で【ルビスコ】と呼ばれる酵素を触媒にして起こる。
【ルビスコ】周囲の二酸化炭素濃度が低いため、光の強さに応じた二酸化炭素の固定ができない。

 【C4植物】
維管束鞘細胞を取り囲む葉肉細胞で、取り込んだ二酸化炭素を重炭酸イオンに変え、【C3化合物】に結合させて【C4化合物】をつくる。この反応は、葉肉細胞内の細胞質で【PEPC(ホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ)】と呼ばれる酵素を触媒にして起こる。
★この二酸化炭素固定は“仮固定”
【C4化合物】は維管束鞘細胞で脱炭酸酵素により二酸化炭素を放出する。この反応の繰り返しで、二酸化炭素濃度が高くなる。維管束鞘細胞内の葉緑体には【ルビスコ】があり、高濃度の二酸化炭素下で効率良い炭素固定をする。
【ルビスコ】周囲の二酸化炭素濃度を上げることで、光の強さが高いほど光エネルギーを利用して効率よく二酸化炭素固定ができる。
★二酸化炭素は気孔を通じて取り入れるが、同時に植物から水分が蒸散する。【C4植物】は水分蒸散を抑えるため【気孔】の開口を抑えても、【PEPC】が葉のなかの二酸化炭素を効率よく送ることが可能。

◎「【好石灰岩植物】の生理的特徴は?」 ★Keyword=【好石灰岩植物】 P165
石灰岩地帯の土壌は、炭酸カルシウムを多く含んでアルカリ性。
ここに生育する植物は石灰質を好む【好石灰岩植物】で、アルカリ環境、カルシウムイオンがあると生育が促される(ホウレンソウ、キバナコウリンカ、ヒメウラジロなど)とアルカリ土壌に耐性がある植物。
★耐性がある植物は【好石灰岩植物】と違い、普通の土壌環境でも生育、自生地の環境が必須条件ではない。

◎「【酸性土壌】に強い植物は?」 ★Keyword=【酸性土壌】【アルミニウム耐性】 P167
酸性(アルミニウム)に強い植物として、【アカシア】【セイヨウアジサイ】【イチジク】【エリカ】【シデ】【クスノキ】【クルミ科】【シャクナゲ】【チャ】【ノボタン】【マングローブ】【メラリュウカ】【ユーカリ】など。
土壌中には多量のアルミニウムが含まれ、アルカリ^中性では安定しているが、酸性になるとイオンの形で溶け出してくる。【酸性土壌】に弱い植物は、【アルミニウムイオン】のため根の生育が阻害される。

◆ 【アルミニウム耐性-1】
コムギ、トウモロコシ、サトイモ、ダイズ、ダイコンなど。根から【リンゴ酸】【クエン酸】【シュウ酸】などの有機酸を分泌し、アルミニウムイオンと結合させ、根からの吸収を回避している。

 【アルミニウム耐性-2】
ソバのアルミニウム耐性品種:吸収したアルミニウムイオンを葉で【シュウ酸】と結合させ無毒化。
チャのアルミニウム耐性品種:葉にある【フェノール物質】と結合させ無毒化。

 【アルミニウム耐性-3】
根圏をアルカリ化。根からの有機酸を分泌したり、根圏から水素イオンを吸収し、根圏をアルカリ化してアルミニウムイオンを土壌に固定。しかし、技術的問題が多く実態は明らかではない。また、このような機能のある植物が他にあるかは現在のところ明確になっていない。





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テーマ : オススメの本
ジャンル : 本・雑誌

「植物の科学」植物の話題が幅広く豊富に載っている。イラスト付きで肩の凝らない植物の解説書。お薦めです。

■植物の科学■

普段何気なく接している植物。
知っているようで、知らなかった話題、気がつかなかった仕組も見つかり、植物への興味が湧いてきます。
例えば、葉の裏にある【気孔】でガス交換をして【光合成】をしていることは知っていても、
【スイレン】など水面の葉はどこに【気孔】があるのか?
水中で育つ水生植物は二酸化炭素をどうやって取り入れているのか?

など考えて見ると、どうなっているのかよく知らないことが多いのではないでしょうか。

また、秋の紅葉は愛でても、 
“紅葉”する木と“黄葉”する木、なぜ違う色に色づくのか? 
そもそもなぜ紅葉するのか?

など身近な植物の仕組がわかる。イラスト付きで肩の凝らない内容です

図解雑学とあるように、幅広く植物の話題が載っている。
【ナンジャモンジャの木】【ラフレシア】【奇想天外】など話題性のある記事も多い。
もちろん基礎知識もイラスト付きで、分かりやすく解説されている。
植生分布、共生、人間とのかかわり、についてもまとめられている。

そして、以前は下等な植物とされていた【藻類】と【植物】の関係、
【地衣類】の【藻類】と【菌類】のふしぎな共生関係など最近の知見も多い。

八田洋章氏編集の執筆者の顔ぶれも多彩で、それぞれ専門の分野を担当している。
イラスト、絵、写真などが多く、分かりやすい。
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価格:1,260円(税込、送料別)

八田洋章(はった・ひろあき)編著
2003.03.24.発行
株式会社ナツメ社



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★★★★☆ 蘊蓄度
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◆《感銘・共感・知見の一文》◆

◎「【藻類】の系統地図の新しい認識」P26
リンネは、植物を花を基準に24綱に分類し、【シダ】【コケ】【菌類】と一緒に【藻類】を【隠花植物】とし最後の24綱に含めた。以来、【藻類】は植物のなかでも下等な生物群とされてきた。
しかし、分子生物学では、【藻類】は【植物】の中に納まらないほど多様な系統を含んでいることが分かり、リンネが23綱に分類した【種子植物】は【藻類】の多数の系統のなかの一つの【緑色植物】のなかの生物群であると考えられるようになった。【原核・単細胞】の【アオコ】から、【真核・多細胞】の【ジャイアントケルプ】まで形態的にも生態的にも多様な生物が含まれる。
植物体の色も多様で系統を反映するため、色が分類名にされることが多い。
【藻類】の3大系統
【黄色植物】:コンブ、モズクなど
【紅色植物】:アマノリ、テングサなど
【緑色植物】:アオサ類を含みシャジクモ(シャジクソウ:車軸藻)を経て【陸上植物】まで含まれる
★アマモなどの海草類は種子植物で【藻類】ではない。
★★★植物の一部に藻類を含むのではなく、藻類の一部に植物が位置していることになる。 

◎「紅葉の仕組」 ★キーワード=【アントシアン】【カロチノイド】【フロバフェン】 P106
紅葉
晴れた日に樹木は葉に【デンプン】を蓄える。気温が下がり水分の補給が減ると葉柄と茎の境に【離層】をつくる。葉柄の下側の【師部】の維管束が切れ、葉から茎への養分移動が止まり、葉に残った【デンプン】は【糖】に分解される。そして、葉の【クロロフィル(葉緑素)】【アミノ酸】へ分解される。急に気温が下がるほど分解が促進される。
紅葉するのは【糖】と【アミノ酸】から色素の【アントシアン】が合成されるため。
★紅葉がきれい色付く条件は、葉に蓄えられた【デンプン】が多いこと、【クロロフィル】が早く分解されること。それには、気温が急に下がり、昼夜の温度差が大きいことがポイントとなる。
黄葉
【イチョウ】【カラマツ】などの黄葉は、黄色の色素【カロチノイド】が原因。【カロチノイド】という黄色の色素は【クロロフィル】が吸収できない波長で光合成を補助している。【クロロフィル】が気温の低下とともに分解されると、そこに残る【カロチノイド】の黄色が強調されるようになり黄葉することになる。
茶褐色の葉
【ケヤキ】【クリ】など茶褐色の葉は、 【フロバフェン】という色素が合成されることによる。

◎「水生植物の【光合成】」 ★キーワード=【炭酸水素イオン(HCO3-)】 P142
一般に“水草”とは、いろいろな植物群のうち水環境に生育する植物で、世界に30科1,000種ほど知られ、【アシ】【スイレン】【キンギョモ】【ホテイアオイ】などどれも水草になる。系統的に類縁関係が遠い植物でも、形や形態がにている。水環境のなかで生育するための適応の結果とみられている。
《水草の光合成》
 水中で【光合成】する植物は、水中の二酸化炭素を“イオン”として葉から取り込む。
★《調べて見ると》 【炭酸水素イオン(HCO3-)】のかたちで取り込んでいる。(【気孔】はない)
そして、二酸化炭素を【炭酸水素イオン脱炭酸酵素】で取り出して光合成に利用している。(手間がかかっている)
HCO3-   +   H+  →   H2CO3  →   CO2  +  H2O
( H2CO3は炭酸 )

 水面で【光合成】する植物は、一般の陸上植物と違い葉の“表”に【気孔】が多く配置され、ここで“ガス交換”(二酸化炭素・酸素)をしている。


◆《ポイントひろい読み BEST 5》◆

○【裸子植物】P38
裸子植物は、子房をもたないため【果実】ではなく【種子】をつける。
【イチョウ】:果実のように見えても、全体が一つの【種子】
【ソテツ】:【種子】が露出している。
【マツ類】:まつぼっくりを球果と呼ぶが、本来の果実ではない。飛び散るときに【種子】(胚珠)が見える。
古生代デボン紀末ころ出現し、中生代白亜紀中ころに【被子植物】が出現するまで繁栄。

○【被子植物】 ★キーワード=【虫媒花】【共進化】 P42 P96
中生代白亜紀中ころに【被子植物】が出現して以来繁栄する。(370科12,500属22万種)
理由としては
1.花の器官が発達し、【虫媒花】が主流となり受粉効率が向上、さらに【共進化】などへ発展
2.【重複受精】胚と胚乳をつくることで、胚乳による胚の栄養源確保
3.【種子】の成熟期間の短縮(裸子植物は受精するまで長いと1年もかかる)
4.【種子】が【子房】に包まれ保護されるとともに、【果実】を形成し、動物散布による分布範囲拡大

○「ナンジャモンジャの木」 ★キーワード=【ヒトツバタゴ】 P44
日本各地で、名の分からない珍しい木が「ナンジャモンジャの木」と呼ばれることがある。よくあるのは【ヒトツバタゴ】。九州(対馬)、中部地方(長野、岐阜、愛知)に隔離分布しているが、江戸時代に東京へ持込まれたものが、樹種名が分からないため「ナンジャモンジャの木」と呼ばれた。
★【ヒトツバタゴ】が多いが、地方により【ハルニレ】【クスノキ】【カツラ】【バクチノキ】などが「ナンジャモンジャの木」と呼ばれ名物になっていることが多い。

○「奇想天外=【ウェルウィッチア:Welwitschia mirabilis】」 ★キーワード=【ナミブ砂漠】 P44
アフリカ南西部の砂漠地帯に生育する1科1属1種の【ウェルウィッチア】がある。1科1属1種、ということはこの植物しかない!近縁の仲間は絶滅してしまった貴重な植物。雌雄異株。ナミビア旅行のパンフレットに登場する。【ナミブ砂漠】は 世界で一番古く美しい砂漠。
水のある地中深くまで根を伸ばし(10^30m)、一対の葉を帯のように伸ばし続ける。先端から枯れるが、基部からはテープのように新しい葉がでてくる。葉の基部に成長点がある(褐藻類のコンブ類の成長に似ている)。裸子植物の仲間で、【マオウ門】、他に【マオウ】【グネツム】がある。
★京都府立植物園の温室などでよく話題になる。

○【ラフレシア】 ★キーワード=【寄生植物】 P170
世界最大の花【ラフレシア】。ラフレシア目ラフレシア科ラフレシア属。【ラフレシア科】はすべて完全な【寄生植物】。フィリピン、カリマンタン、ジャワ、スマトラ、マレー半島に15種が知られている。なかでも最大の花は、スマトラ島の【Rafflesia arnoldii】(ラフレシア アルノルディ)、花の直径は1mを超えることもある。
★日本の【ヤッコソウ(Mitrastema yamamotoi)】 (ラフレシア科ヤッコソウ属)もこのなかまで、【シイ】などブナ科の植物に寄生する。徳島県が北限。
・【ラフレシア属】は、ブドウ科の【ミツバカズラ属】だけに寄生。
【ミツバカズラ】(Tetrastigma dentatum )は湿った土地、原生林で大木が倒れた後の林床が明るくなった“ギャップ”、谷沿いの明るい林縁に生育。人里近くの【二次林】で見られることが多い。
★ 別名:ミツバビンボウヅル、似ている名前の“ビンボウカズラ”は、同じブドウ科の【ヤブガラシ】。
・【ラフレシア】は【ミツバカズラ】のつるを破って芽を出し、9カ月かけ巨大な蕾をつくる。さらに開花までに3カ月、受粉後8カ月かけ数百万の微小な種子をつくる。
花粉媒介は【ハエ】。そのため“肉の腐ったような臭い”を出して【ハエ】を引きつける。


◆《チェックポイント BEST 3》◆
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◎【地衣類】 ★キーワード=【菌類】【藻類】【共生】 P30
【地衣類】は【菌類】と【藻類】が一体となった生物。
・【菌類】は【子嚢菌(しのうきん)】【担子菌】、【藻類】は【緑藻】【藍藻】が確認され、なかでも【子嚢菌】と【緑藻】の組み合わせが多い。
・多様な環境に広く分布し、南極(南緯86°)、熱帯、砂漠、海岸波打ち際にも生息する。よく知られて馴染みのある【地衣類】に【ウメノキゴケ】【ハナゴケ】【サルオガセ】などがある。
・【地衣類】の本体はおもに【菌類】がつくり、【藻類】の合成する“糖分”を吸収するので、生物学的に【地衣類】は【藻類】に寄生する【菌類】の一群と解釈される。【菌類】は地被体内で無性増殖する【藻類】と安定した【共生】を維持している。

○「芽生え時にしか見られない祖先の形質」P76
◆【クロマツ】【アカマツ】
発芽から1年目の葉は、【子葉】とこの時期にしか見られない葉を1枚ずつ“らせん状”に付ける。2^3㎝の葉は、成木で見る葉と異なり、とても【マツ】とは思えない。
祖先の形質が現れているのかもしれない。と著者。
◆【ヒノキ】【コノテガシワ】
1^2年生苗の葉はすべて【針状葉】、成木の鱗片状の平たい【鱗状葉】はまだ出てこない。
◆【ヤマモモ】【サカキ】
芽生え時の葉には【鋸歯】がある。成木にはないので知らないと、この木なんの木?になる。成木でも、低い位置の葉や“ひこばえ”などには、葉柄近くに多少ギザギザと鋸歯があらわれるものがある。

○「花の付き方に見る進化の流れ」P90
花葉は、【らせん配列】(モクレン)から ⇒ 【輪生配列】(サクラ、ツバキ)へ
花葉は、【離弁花】から ⇒【合弁花】へ
子房は、【子房上位】(イチゴ)から ⇒ 【子房中位】(サクラ)さらに ⇒ 【子房下位】(リンゴ)へ
雌雄は、【両性花】 ⇒ 【単性化】へ
萼片や花弁は、【多輪】⇒【二輪生】(多くは萼と花冠からなる)⇒さらに【一輪生】(クワ、グミ)【無花被花】(ヤマグルマ)まである。




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テーマ : 生物学、生態学
ジャンル : 学問・文化・芸術

がじゅまるに宿っているのは『生命を超えた未だ見ぬ未知なるもの』“キジムナー”を追い求めた圧倒的な写真集『がじゅまる』。

■写真集 『がじゅまる』 ■ 


圧倒的存在感のあるガジュマル写真集。撮り続け、追い求めた写真集『がじゅまる』。
沖縄のガジュマルに魅せられ、そこに宿るという樹精夢者(キジムナー)を追い求める写真家小町剛廣さん。
「ガジュマルを撮影するにあたっては、まずその樹に礼を尽くし、その地に敬意を払う姿勢で挑んでおり、その真摯な姿勢に賛同する文化人は数多い。」(プロフィールより)

まるで動く生き物のように根を巡らし、石垣をも巻き込む姿は、張り巡らされた血管のようでもあり、植物というより“動物”としての生命体。
樹上より糸のような根をいく本も垂らす。はじめは、まるで髪がなびく様にみえるが、ひとたび地表に接すると、地面を捉え、瞬く間に成長し1本の幹と化す。こうなると、どこがもとの幹で、どこが後から成長して増えた幹だか見分けはつかなくなる。
“生命力” “エネルギー” “生きもの” を感じ “ある意味獰猛な” “動いているような” などと形容される所以である。まさにその姿をとらえた写真にあふれている。

まず、ガジュマルの写真に目を奪われる。そして、周囲に人家だの石垣だの門が小さく写り込んでいることに気づき、あらためて樹の大きさに感嘆する。
それぞれ個性的な姿のガジュマルを見ていると、以前旅した時の風景を思い出す。強烈な日差し、潮の香りの風、どこまでも透明な海、一枚の写真から過去の記憶がよみがえる。

◆沖縄育ちの方々が詩とエッセイを添えている。

  人々と樹木がともに生きていた時代、
  それがぼくの見てきた沖縄原風景です。

  ガジュマルの写真を見て幼い頃を思い出しました。
  その頃子供たちは涼を求めてガジュマルに集まっていました。

  私の古里の辺野古には旧県道にも大きなガジュマルがあって
  綱引きなどはガジュマルの木にヤグラを作って
  鐘や太鼓、ホラ貝などで大にぎわいでした。

  沖縄では昔からガジュマルの木には木の精(シー)が居ると信じる人が多く
  またキジムナーが居るとも云われています。

手にしているうちに、この写真集が“過去の記録”として残る危うさも同時に感じてしまう。

エッセイの一文が心に残る。

『二、三百年と経たガジュマルをわずか30分程度で伐採してしまう今日です。
内包し凝縮したその時間をあっという間に壊してしまう。そんな時代です。』

がじゅまるに宿っているのは“生命を超えた未だ見ぬ未知なるもの”として、沖縄の原風景が維持され、次世代へ引き継がれていくことを祈る気持ちになる。


写真集『がじゅまる』写真集『がじゅまる』
(2008/12/10)
小町剛廣

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        小町剛廣(こまち・まさひろ)著
        2009.01.10 第一刷
        青山道り出版株式会社


★★☆☆☆ 難易度
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プロフィール

Author:Dr.kusaichi
日頃より、身近な科学に興味があり、新書などいろいろ読み漁り、また読み耽っています。
そんな中から、選りすぐりのお薦め書籍をご紹介します。

植物の本、昆虫、小動物、菌類からウィルスまでいろいろ登場予定。
科学の本 身近で分かりやすく、肩の凝らない本が中心。
最近話題の本も登場、その他 私の勝手にいろいろ出てきそうです。
気軽に楽しんでいただけると幸いです。

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◆ポケットルーペ
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ニコン ニューポケットタイプルーペ 20D バーガンディ [Nikon 2・3・5x loupe 2・3・5倍 携帯 ...


 
 
 
◆コンパクトカメラ
小型、軽量、高解像度。 植物、小動物などズームマクロで雄しべ雌しべもきれいに撮れる使いやすいカメラ
 
光学10.7倍ズームを搭載、約5コマ/秒の高速連写を実現リコー CX2 シルバー 写真 




  


◆トレッキング用ストック
軽量、撮影時に一脚としてブレ防止にも使えます

 


キザキ カメラ一脚対応トレッキングポール KTE-1005C 【トレッキング用ストック】【smtb-TK】


 


ハイキング用ストック(アルミ製)【在庫切れ】LEKI レキ ULマイクロアンチSLS 1300136 550グリ...


◆【トレッキングシューズ】
軽量、通気性能、履心地


【送料無料】【20%OFF】ゴアテックスCaravan 00104 キャラバン トレッキングシューズ C-4 ブラウン 


★お薦めフィールド図鑑★


◆【声が聞こえる『野鳥図鑑』】
各ページにドットコードがあり、サウンドリーダーで再生。生きいきした鳥の声を聞けます。 地鳴、さえずりも別に再生できる優れもの。



声が聞こえる!野鳥図鑑増補改訂版





◆【声が聞こえる『カエル』】
『野鳥図鑑』に続く『カエル』良くこれだけの収録ができたと驚く内容です。 野鳥と同じサウンドリーダーで再生可能の優れもの。



声が聞こえる!カエルハンドブック





◆【日本帰化植物写真図鑑】
雑草と呼ばれる草本類の“外来種600種”が掲載され野外観察に心強い1冊。



日本帰化植物写真図鑑改訂





★樹木図鑑(携帯用ポケットガイド)

◆【庭木・街の木】ポケットガイド④
身近な庭木275種、413品種を収録。 フィールドで使いやすい。



庭木・街の木





◆【野山の樹木】ポケットガイド⑨
日本に自生する樹木372種400品種を収録。 庭木・街の木の姉妹版。



野山の樹木





★野草図鑑(携帯用ポケットガイド)

◆【街・里の野草】ポケットガイド②
四季の普通にみられる野草295種を紹介。 写真と解説がコンパクトで分かりやすい。



街・里の野草





◆【野山の野草】ポケットガイド⑩
野、山、水辺のよく見かける野草391種を紹介。 街・里の野草の姉妹版。



野山の野草





★昆虫図鑑

◆【野や庭の昆虫】
植物との関係から昆虫を表示している点が特徴。 庭、野山、作物、畑などに分けられ検索しやすい。



野や庭の昆虫





◆【昆虫の集まる花ハンドブック】
昆虫により花粉が運ばれる虫媒花を中心に142種の受粉方法、仕組みを解説。 気軽に観察と推理が楽しめる。



昆虫の集まる花ハンドブック





★こんな図鑑もありますョ!

◆【イモムシハンドブック】
チョウ類91種、ガ類135種、の合わせて226種を掲載。 幼虫、さなぎ、成虫の写真、ここまでの資料に感激。



イモムシハンドブック





◆【冬虫夏草ハンドブック】
漢方薬でよく知られる冬虫夏草。 基本から見分けまで見ているだけでも楽しい図鑑。



冬虫夏草ハンドブック




◆【ベリーハンドブック】
ツツジ科とバラ科の“ベリー”と呼ばれる実を付ける植物の図鑑。 女性に人気のベリー、こんなにたくさんあった!



ベリーハンドブック




★お薦めフィールド図鑑
                          (季節編)★


◆【日本の桜】
サクラ、栽培品種から、モモ、リンゴまでわかりやすく分類。 写真が鮮明で桜の季節に、必携の図鑑。



日本の桜増補改訂版




◆【日本のスミレ】 
山渓ハンディ図鑑⑥
可憐で人気のスミレ。しかし地域種あり、交雑種あり外来種もある。 検索表でまず見当を付けることから見分けるスミレ専門の図鑑。



日本のスミレ増補改訂




◆【日本の野菊】 
山渓ハンディ図鑑⑪
『検索チャート』『見分け方コラム』で野菊を見分ける手法を詳しく解説。 どこで見分けるかのポイントがつかめる。



日本の野菊




★じっくり調べる図鑑★
各部の詳細写真が多く分かりやすい。

◆【樹に咲く花】離弁花①

樹に咲く花(離弁花 1)改訂第3版


◆【樹に咲く花】離弁花②

樹に咲く花(離弁花 2)2版


◆【樹に咲く花】合弁花他③

樹に咲く花(合弁花・単子葉・裸子植物)改訂第3版


◆【野に咲く花】 
山渓ハンディ図鑑①


野に咲く花


◆【山に咲く花】 
山渓ハンディ図鑑②


山に咲く花4版


◆【高山に咲く花】 
山渓ハンディ図鑑⑧


高山に咲く花


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