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モンゴル山野草紀行(Part3)最終回、なかでも湿原植物がすばらしい。画像も大きくして掲載しています。

モンゴル大草原、ゲルを起点に山野草紀行 (2010年 Part Ⅲ) 
■FLOWERS of HUSTAI NATIONAL PARK■
(モンゴル草原の【山野草】の旅行記事と現地で手に入る【植物ガイドブック】のご案内です)

Leontopodium ochroleucum(キク科ウスユキソウ属) Parnassia palustris(ユキノシタ科ウメバチソウ属) Saussurea amara(キク科トウヒレン属) Medicago ruthenica(マメ科ウマゴヤシ属)
Ptilotrichum canescens(アブラナ科) Dracocephalum foetidum(シソ科ムシャリンドウ属) Panzeria lanata(シソ科) Pediculasis sp.(ゴマノハグサ科シオガマギク属)
(※写真内をクリックすると、拡大した鮮明な写真になります)


※山野草の名前は、ホスタイ・ナショナルパーク発行の「野草図鑑」にて確認しています。一部確認のできないものは、( )付きにて表示させていただきました。

◆植物ガイドブック-1

Flowers of HUSTAI NATIONAL PARK  (内容)内容-A
(※写真内をクリックすると、拡大した鮮明な写真になります)
                        
ホスタイ・ナショナルパーク発行の「野草図鑑」。主要な250種について2枚の写真と、国内の生育地が色分けされている。モンゴルで頼りになる唯一に近いガイドブック。表紙に何故か“ウマ”が登場するのがモンゴルらしい!
旅行者が立ち寄る博物館、民俗芸能館、規模の大きなツーリストキャンプ売店で入手できる。
PartⅠで詳しく紹介しています。⇒http://drkusaichiscience.blog123.fc2.com/blog-entry-73.html






《5日目》ラムサール条約登録湿地ウギノールへ向け出発。

素晴らしい3泊を過ごしたツァガンスムを後にする。世話をしてくれたゲルの人たちが皆ゲートまで見送りに来てくれた。顔かたちが日本人と変わらないこともあり、3日の滞在だが親しみがわいた人たち、『バイルタェ』 『バイエルラー』。

昨日散策した温泉の源泉、そこからのお湯を運んでいたポンコツの給水車も思い出の一つ。
源泉に立つ“オボー” 源泉(温水が湯気を出し流れる)
源泉にも“オボー”が建つ。何か所からもお湯が湧き出し、それぞれに効能が書かれている。かなり熱い!
給水車 給水車
温泉を運んでいた給水車。手動のスタータ、今では無声映画でしかお目にかかれない貴重な存在。しかも現役!
ゲルと野外レストラン ゲルの中
ゲルと屋外レストラン。簡易な造りだが、ここで草原と放牧を見ながらの食事は気分がいい。スイカ割りもした(モンゴルの人にも受けた)。ゲルの内部、中央にストーブ、ベッドが3つ、狭くはない。


途中、例によって気になる野草があれば車を止めての休憩、時間も読めないが、どんな野草に会えるかも未知、行き当たりバッタリ、気ままな移動である。大きな湖の畔、また新しい野草に会えるに違いない。


しばらくぶりの町。ひとやすみ。10軒ほど建物が並び、なかに1軒商店がある。
カラコルム近く、久しぶりに店がある 唯一の売店 足元にコンクリート製の下駄を履いた電柱
悪路の揺れる長旅で“腰”を伸ばす同乗者「ヨッコラショ!」が聞こえてきそう。
商店はどこの町でもこの感じの色につくられている。
モンゴルでよく見る電柱、足元はコンクリート製、上にカラマツの柱が括りつけられている。

Plantago sp.(オオバコ科) Plantago sp.(オオバコ科)
Plantago sp.(オオバコ科)
世界どこへ行ってもオオバコを見つける。その土地々で異なる表情をしている。日本にあるものもヨーロッパ原産という。スズメも同じようにどこでも見るが、色合い表情が少しずつ異なる。これも旅の楽しみの一つ。


アネハヅルアネハヅル

◆ウギノールへ向かう途中で見つけた山野草

草原の青い花、白い花、気になりだす。一番群落の集中している草原の真ん中で休憩。
はるか遠方にアネハヅルの群れを見つける。
移動途中の風景 移動途中、野草がきれいなので休憩
マメ科の灌木と白と青紫色のシソ科植物、緑、黄緑色の部分の草原はヨモギ。
遠目には緑の草原だが、表面かなり乾燥している。日差しが強い。

Caragana microphylla( マメ科) Caragana microphylla( マメ科)
Caragana microphylla(マメ科)
上の写真で、ところどころこんもりしているのはマメ科の灌木。枝には鋭い刺が目立つが、ラクダの好物。刺をものともせずに食べてしまうという。乾燥しヤギ・ヒツジなど家畜の飼料となる。また新芽を好んで食べるという。写真を撮るため近づいていると、この灌木の下によく毒のある蛇がいると脅かされた。

ヨモギ ヨモギ
Artemisia(sieversiana)(キク科ヨモギ属)
シルバー系に見える。花も大きくキク科と感じられるヨモギ。

Artemisia palustris(キク科ヨモギ属) Artemisia palustris(キク科ヨモギ属)
Artemisia palustris(キク科ヨモギ属)
丈が低く、草原が黄色を帯びる。土壌が乾燥してくるとこのヨモギが増えよく目についてくる。

Panzeria lanata(シソ科) Panzeria lanata(シソ科)
Panzeria lanata(シソ科)
花全体がふわふわとした毛でおおわれている。特に上唇上部は長い毛でおおわれ綿毛のよう。全体が白いので、下唇の紫色のラインが一際きれいに映える。

Dracocephalum foetidum(シソ科ムシャリンドウ属) Dracocephalum foetidum(シソ科ムシャリンドウ属)
Dracocephalum foetidum(シソ科ムシャリンドウ属)
車中から一番目立っていた紫の花。細かいところまで見えないので、“モンゴル・ジュウニヒトエ”と勝手に命名していた。やはりシソ科、草原が青紫色に色づくほどの群落をつくっていた。轍で硬くなった部分でも逞しく進出している。



ラムサール条約登録湿地ウギノール到着。14時過ぎ、思いのほか早く着いた。
モンゴルではじめて見る湖。
JICAによる「集水域管理モデルプロジェクト」の一環でビジターセンターが畔にある。湖畔を散策しながら、ここを訪れる。見学していると担当者から明日湿原を案内してくれる話が進んだ。思いがけない提案、明日が楽しみである。

ウギノール案内板 風景


テーブルテーブル

ツーリストキャンプは、リゾート風で設備もよく、食事もいい。カラコルムビールで乾杯!
テーブル 食事
ヨーロッパからの旅行客も多く、テーブルのセッティングもレストラン風、窓付きの食堂ゲルで外の眺めもいい。そういえば昨日までの食堂ゲルは、入り口のドアと天窓以外明かりが入るところがなかったことに気がつく。

ビール メイン デザート
夕食のサラダとメイン料理“ボーダータイホーラガ”(チャーハン風米料理)
サラダ、スープも付いたが撮影忘れ食べてしまった。カラコルムビールがうまい。
この日の昼食は、湖の魚料理、こちらもお腹がすいていたので、撮影なしで食べてしまった。

サラダ スープ メイン デザート
2日目の昼食。やっと落ち着いて、スープからデザートまで忘れずに撮影。
トレッキング中の外での昼食は“ホーショール”(餃子を平らにしたような半月形で、挽肉入)を用意してくれる。

朝食 昼食メインディシュ
朝食は、揚げパンがつく。ウェイトレスが給仕してくれる。2日目のメインディシュは“マハタイホーラガ”(肉の炒め物)とご飯、ポテト盛合せ。


ヨモギ
 
◆近くの湿地で見つけた山野草《ウギノール》
湿地景色 コブ状ン地形-2 コブ状の地形-1 ウスユキソウ・ウメバチソウの群落
地表が1^2mほどの幅でコブ状に起伏し、低い部分に水がたまっている。冬季の凍結によりこのような地形ができた…冬に裸地が先に凍結し、植物の下の凍結していない土壌を押し上げ盛り上がるためできる【構造土】ではないか。いずれにしても、その植物の好みの湿度の場所を選んだ結果の群落ではないだろうか。

Leontopodium ochroleucum(キク科ウスユキソウ属) Parnassia palustris(ユキノシタ科ウメバチソウ属)
Leontopodium ochroleucum(キク科ウスユキソウ属)Parnassia palustris(ユキノシタ科ウメバチソウ属)
ウスユキソウ・ウメバチソウともに生育環境があっていると見え、今までになくよく成長して花も美しい。
Resize\Pediculasis sp.(ゴマノハグサ科シオガマギク属)
Pediculasis sp.(ゴマノハグサ科シオガマギク属)
こちらも生育がいい。ヨツバシオガマの仲間もきれいに咲いている。

シソ科の植物 シソ科の植物
Euphrasia (tatarica)(ゴマノハグサ科 コゴメグサ属)
ゴマノハグサ科の植物であるが、花が小さくガイドブックで確定できない。花びらの先が薄い紫を帯びきれいな花。半寄生植物。ある場所に群生しているので、一面シルバー系の葉が目につく。

Resize\Senecio integrifolius(キク科キオン属) Resize\Senecio integrifolius(キク科キオン属)
Senecio integrifolius(キク科キオン属)
日本でも見られるお馴染の花。ここでは他に背の高くなる植物がないのでよく目立つ。

Halerpestes salsuginosa(キンポウゲ科  ヒメキンポウゲ属) Halerpestes salsuginosa(キンポウゲ科  ヒメキンポウゲ属) Halerpestes salsuginosa(キンポウゲ科  ヒメキンポウゲ属)
Halerpestes salsuginosa(キンポウゲ科 ヒメキンポウゲ属)
葉の形、独特の個性がある。コブの谷部、湿気の多いところに生育。昨日の雨で水に浸るような場所が合っているよう。


チーズ乾燥

湿原で山野草を追っていたころから雨が降り出す。風も出てきて寒くなる。雨を凌ぐことと、昼食の弁当を食べるため近くのゲルを訪ねる。弁当は“ホーショール”(餃子を平らにしたような半月形で、挽肉入)が3枚ほど入っていた。
ゲルの中:ストーブと馬乳酒 馬乳酒 
入口を入ると、ストーブ、その上に馬乳酒、ちゃっかり横でネコが暖をとっている。

乾燥肉 乾燥させている乳製品
入って左上に乾燥肉、右側ではチーズを乾燥させている。

ゲル内部 胃袋 ゲル天井
“シミンアルヒ(発酵乳の蒸留酒)”を勧められる。マグカップほどの容器になみなみとある。皆でまわし、飲み干すとまた注ぎ足してくれる。残すのも失礼かとまた飲み干す。またまた注がれる。4^5回繰り返した後に、もう要らないときはカップを伏せて戻さないのだとガイドの説明。だいぶ効いてきてしまった。
胃袋が吊るされている。ヤギ、ヒツジの胃袋は乳を入れる容器となる。
奥に箪笥、その上にご先祖の写真などが飾られる。外からの明かりは天窓だけ。

種馬 仔馬
種馬は“たてがみ”を短く切らないため、どこか風格がある。
今年生まれた仔馬。近づくととても臆病で怖がってしまう。

家畜の糞小屋 家畜の糞 2010.08.モンゴル-2 107_R
草原に家畜の糞の小屋がある。羊と牛の糞が重なるが、寒く乾燥しているためか少しも臭くない。


雲

◆なだらかな牧草地で見つけた山野草《ウギノール》
昼前からの雨は上がったが、風はおさまらない。雲の流れは速いが日は差してこない。遮るもののない草原で、ひたすら風に曝される感じがする。フード付きウインドブレーカーで身支度をするが、耳元でフードが風切音を鳴らす。

この辺は、よく風に曝されるのだろう。草丈も低く、生育も疎らで、土が露出している。
風景 風景
雲のようすからかなり荒天なことがわかる。とにかく風が吹きさらす。
風景 馬の白骨
雲の合間で少し明るくなったところ。白骨化した家畜がそのまま曝されている。

Dontostemon integrifolius(アブラナ科 ハナハタザオ属.) Thymus gobicus( シソ科イブキジャコウソウ属.)
Dontostemon integrifolius(アブラナ科 ハナハタザオ属) Thymus gobicus( シソ科イブキジャコウソウ属)
乾燥、風、放牧など植物にとっては過酷な環境。やっと成長して花をつけた感じ。撮影も風で花がブレてしまう。

Saussurea amara(キク科トウヒレン属) Saussurea amara(キク科トウヒレン属)
Saussurea amara(キク科トウヒレン属)
日本では高山でしかお目にかかれないが、この環境下でここまで育つ。
アルカリ土壌や塩性土壌にも適応できることが強みか。

Resize\Urtica cannabina(イラクサ科) Resize\Urtica cannabina(イラクサ科)
Urtica cannabina(イラクサ科)
うっかり触れようものなら、細かな刺が皮膚に刺さり激痛が走り、しばらく痛みが治まらない。さらに痒みだのアレルギーだのを引き起こす物質で攻撃するすごいヤツ。針のような刺が無数についている拡大写真。

Arctogeron gramineum)(キク科) Arctogeron gramineum)(キク科)
(Arctogeron gramineum)(キク科)
これまたガイドブックの写真だけでは判断できない。『白い野菊』と呼ぶしかない。僅かばかりの枝葉に大きな花をつけていた。

Cerastium arvense(ナデシコ科 ミミナグサ属) Cerastium arvense(ナデシコ科 ミミナグサ属)
Cerastium arvense(ナデシコ科 ミミナグサ属)
5枚の花弁が割れて、10枚のようにも見える。風に揺れ、ブレないように撮るのは至難の業。

ミカン科 Linaria acutiloba(ゴマノハグサ科ウンラン属)
(Haplophyllum sp.)(ミカン科)          Linaria acutiloba(ゴマノハグサ科ウンラン属)
過酷な環境下、花をつける。花数は少なくても、大きさは変わらない。花粉媒介昆虫の大きさに合わせる必要性があるためか。

Medicago ruthenica(マメ科ウマゴヤシ属) Medicago ruthenica(マメ科ウマゴヤシ属)
Medicago ruthenica(マメ科ウマゴヤシ属)
小さな花が風になびいていた。濃くはっきりした色で目立つ。よく見るほどにきれいな花。

Ptilotrichum canescens(アブラナ科) Ptilotrichum canescens(アブラナ科)
Ptilotrichum canescens(アブラナ科)
スイートアりッサムの仲間。こんな環境下でよく育っている。


アネハヅル飛行

◆モンゴルで出逢った動物【昆虫・クモ・鳥・家畜】

シジミチョウ シジミチョウ
強風下で、ヨモギにしがみつくシジミチョウの仲間(3頭いる)。普段は素早いが、手を離すと飛ばされるのでしがみついている。手袋を近づけると今度はここにしがみつく。

チョウ チョウ チョウ 
暖かくなると蝶が飛び始める。

甲虫 ハチ クモ
きれいで目立つ甲虫。腹に黄色の帯があるハチ、脚の縞模様が特徴のクモ。
アネハヅル アネハヅル
アネハヅルの群を見かけるが、警戒心が強く遠目でしか見られない。秋にチベットからヒマラヤを越えてインドに渡りをするところが映像でもとらえられ話題になった。
ワシ
大きな猛禽類もいた。ゲルから生後3か月の乳飲み子がさらわれた話を聞いた。
草原に群れているので、大きな黒い影として異様に目立つ。
ガイドのヒシゲさんから【ハヤブサ】の話を聞いた。アラブでは【ハヤブサ】で狩をするため、高値で輸出さえているという。頭数は制限されているとはいえ、高値のため正規ルート以外でかなり捕獲されているらしい。その結果、地ネズミが増え牧草地を荒らすことになるという。

遊牧
広大な草原で一休みしていると、ヤギとヒツジの大きな群れが次第に近づいてくる。
あっという間に草原風景が遊牧の風景に早変わり。


アネハヅル


夕日
ゲルに寝泊まりは今夜まで、いつものように予定時間を過ぎた21時に遅い夕食。窓の外はやっと夕日。
ゲルの向こうで湖が夕日に映える。また撮影に外へ出る。そして…夕食がまた遅くなる。…。




《7日目》早朝、ウランバートルへ帰路につく。
未舗装の道を抜けて舗装してある幹線道に出る予定だが、昨夜、雷鳴とともにかなり強い雨が降った。初日に「ドライバーに目的地までの距離は聞いても時間を聞いてはだめ!」とガイドさんから注文があったのを今頃思い出す。なにしろ途中状況が分からないのだから、時間を聞かれるのが一番嫌なことだという。ゲルのオナーのアドバイスもあり、ぬかるみを避け別の道から行くことになる。ガイドさん「2時間ほど余計にかかる」とサラリと言う。泥濘にはまるよりマシ、この地で急いでもしょうがない。道すがら珍しい山野草でも見つかるかもしれない。

ヒツジ


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テーマ : 花の写真
ジャンル : 写真

モンゴル圧巻の4日目、32種の山野草120枚の画像記録と植物ガイドブックの紹介です。

モンゴル大草原、ゲルを起点に山野草紀行 (2010年 PartⅡ )
■FLOWERS of HUSTAI NATIONAL PARK■
(モンゴル草原の【山野草】の旅行記事と現地で手に入る【植物ガイドブック】のご案内です)

Geranium pratense(フウロソウ科) Delphinium triste(キンポウゲ科デルフィニウム属) Allium leucocephalum(ユリ科ネギ属) Aconitum sp.(キンポウゲ科トリカブト属)
Resize\Chamaenerion angustifolium(アカバナ科ヤナギラン属) Inula britanaca (キク科オグルマ属) Sedum purpureum(ベンケイソウ科セダム属) Veronica incana(ゴマノハグサ科クワガタソウ属)
(※写真内をクリックすると、拡大した鮮明な写真になります)


前回に続いてモンゴル野草の旅 PartⅡ。7^8年ぶりに十分な雨量があり、山野草はBESTな状態という幸運に巡り合えました。日が長いこともあって、20時過ぎまで湿原、草原、林、丘と条件の違う場所ごとで一面の山野草を追う日々となりました。なかでも今回は、お花畑の広さといい種類といい時間を忘れてしまうほどの一日、圧巻でした。その中から選りすぐりの32種をご紹介します。
前回記しましたように、北緯約50度、日本の高山あるいは北海道で馴染みのある山野草が多いのに驚きます。平均海抜1,580M、ウランバートルで1,351M。短い夏のモンゴルに咲く花、お楽しみいただけると幸いです。



※山野草の名前は、ホスタイ・ナショナルパーク発行の「野草図鑑」にて確認しています。一部確認のできないものは、( )付きにて表示させていただきました。
以下、ご紹介します。モンゴルお出かけの際は是非入手をお薦めします。


◆植物ガイドブック-1

Flowers of HUSTAI NATIONAL PARK  (内容)内容-A 内容-B
(※写真内をクリックすると、拡大した鮮明な写真になります)
                        
ホスタイ・ナショナルパーク発行の「野草図鑑」。主要な250種について2枚の写真と、国内の生育地が色分けされている。モンゴルで頼りになる唯一に近いガイドブック。表紙に何故か“ウマ”が登場するのがモンゴルらしい!旅行者が立ち寄る博物館、民俗芸能館、規模の大きなツーリストキャンプ売店で入手できる。

◆植物ガイドブック-2

FLOWERS OF HUSTAI NATIONAL PARK  (内容)資料6
(※写真内をクリックすると、拡大した鮮明な写真になります)
 
写真がそれぞれ1枚なのと、ピンボケ写真があることが難。上記図鑑には及ばないが、160種を記載。お手軽な1冊。




《4日目》ツァガンスムの【ゲル】を起点に周囲を散策

空・雲

◆近くの湿地で見つけた山野草《ツァガンスム》
ツァガンスムのツーリストキャンプ ツァガンスムのツーリストキャンプ
ツーリストキャンプと【ゲル】入り口は南向、簡易な作りで夜は寒そうだが、薪ストーブがあり暖かい。しかし、夜間薪が燃え尽きてしまうと冷えてくる。ここでは親切にも3時と5時の2回ほど、薪を補充しに来てくれた。

湿地全景 湿地 湿地
昨日馬で通り過ぎた場所。ちょうどスキーモーグルの斜面のような“コブ”が並ぶが、ここは斜度のない平面である。低い部分は水がたまり、湿原植物が生育する。馬上から【シオガマギク】【ウメバチソウ】が見え、降りて確認したかった場所。


Haplophyllum dauricum(ミカン科) Haplophyllum dauricum(ミカン科)
Haplophyllum dauricum(ミカン科)
これなんとミカン科、ハプロフィルム属など聞き覚えもない。移動の車中でミカン科とわかった。茎でもつぶして香りを確かめておきたかった残念!遅かりしである。

Parnassia palustris(ユキノシタ科ウメバチソウ属) Parnassia palustris(ユキノシタ科ウメバチソウ属)
Parnassia palustris(ユキノシタ科ウメバチソウ属)
高地の湿地で良く出会う。よっぽど湿地を好むようでモンゴルでも湿地には必ず生えているほど多い。“梅鉢紋”に似ているので、日本特産と勝手に考えていたら、わんさか生えている。花のつくりは仮雄しべが綺麗に分岐し、ディテールがスゴイ。どうしてこのような作りを獲得したのか見るたびに感嘆する花。

pedicularis flava(ゴマノハグサ科シオガマギク属) pedicularis flava(ゴマノハグサ科シオガマギク属) 
Pedicularis flava(ゴマノハグサ科シオガマギク属)
植物の解説に“半寄生”とよく書かれているが、いまだにどう寄生しているのかいまひとつピンとこない。
ヤマウツボ、ハマウツボなどのように葉緑体を欠く寄生でないだけに理解しにくいと見るたび感じる。

Utricularia sp.(タヌキモ科) Utricularia sp.(タヌキモ科)
Utricularia sp.(タヌキモ科)
これまた面白い植物が見つかった。【補虫嚢】がたくさんついている。膨らんでいるのがあるので、何か捕えているか探してみたが、見つからない。ちょっと残念!

Resize\Inula britanaca (キク科オグルマ属) Inula britanaca (キク科オグルマ属)
Inula britannica (キク科オグルマ属)
日本でも湿地や田んぼの畦にいある。懐かしさを感じてしまう。花はいくぶん終わりかけ。

Euphrasia  tatarica(ゴマノハグサ科 コゴメグサ属) Euphrasia  tatarica(ゴマノハグサ科 コゴメグサ属)
Euphrasia tatarica(ゴマノハグサ科 コゴメグサ属)
これも半寄生とある。ゴマノハグサ科はやたら半寄生が多い科。日本では高山植物。

Cirsium esculentum(キク科アザミ属) Cirsium esculentum(キク科アザミ属) Cirsium esculentum(キク科アザミ属)
Cirsium esculentum(キク科アザミ属)
これすごいアザミと思う。周りのイネ科の植物を葉で抑え込み、しっかりと場所を確保している。他の植物が入り込む隙間もない。しかも刺がまたスゴイ。これなら草食動物も寄りつけない。つくづつ関心してしまった植物。

Serratula centaurioides(キク科 タムラソウ属) Serratula centaurioides(キク科 タムラソウ属)
Serratula centaurioides(キク科 タムラソウ属)
アザミのように見えても、刺のないタムラソウの仲間。風に揺れている様子が印象的。

騎馬トレッキング騎馬トレッキング

◆宮殿跡地・丘上の【オボー】周辺で見つけた山野草《ツァガンスム》

丘の上の“オボー”  オゴタイハーンの夏の宮殿跡

【オボー】:小高い丘の上にあるので、遠くからでもよく目立つ。石が積まれ、6^7mのヤナギやカラマツの枝を寄せて“ハダク(絹の布)”や“ヒーモリ(経文が書かれた布)”が結びつけられている。石の間にモンゴルTg(トゥグリク)紙幣が挟まれている。途中、草原のヨモギに絡まっていた紙幣はここから飛ばされたのだろう。

【オゴタイ・ハーンの夏の宮殿跡地】:チンギス・ハーンの三男。土を突き固め何層にも積重ねられ構築された宮殿の一部が残る。周囲は草原と彼方になだらかな山。一体なんでここに夏の宮殿を造ったのか?資材、物資の輸送だけでも大変ではないか?と思えてくる。「占い」「祈祷」でここにしたのではないか。誰ともなくつぶやく。皆なんとなく納得しながら散策した。

Saussurea amara(キク科トウヒレン属) Saussurea amara(キク科トウヒレン属)
Saussurea amara(キク科トウヒレン属)
日本では【ヒゴタイ】【トウヒレン】の仲間は、高山でしかお目にかかれないが、条件がいいとは思えない乾燥地でよく見かける。塩性土、アルカリ土にも対応できる強みがあるらしい。

Thymus gobicus( シソ科イブキジャコウソウ属.) Thymus gobicus( シソ科イブキジャコウソウ属.)
Thymus gobicus( シソ科イブキジャコウソウ属)
タイムの仲間。風あたりの強い吹きさらしの岩陰にマット状に生育している。軽くなでるととてもいい香りが手に移る。現地でも枕に入れて利用されている。

Veronica incana(ゴマノハグサ科クワガタソウ属) Veronica incana(ゴマノハグサ科クワガタソウ属) Veronica incana(ゴマノハグサ科クワガタソウ属)
Veronica incana(ゴマノハグサ科クワガタソウ属)
馬上からトウテイランのような花があると気になっていた。近づいてよく見ると、それぞれの花から2本の雄しべが伸び揺れている。イヌノフグリと同じ【クワガタソウ属】。特徴的な2本の雄しべからクワガタソウ、名前の由来も面白い。

Pulsatilla turczaninovii(キンポウゲ科オキナグサ属) Pulsatilla turczaninovii(キンポウゲ科オキナグサ属)
Pulsatilla turczaninovii(キンポウゲ科オキナグサ属)
花弁に見えるのは萼片だが、身の丈に比べ異常な大きさ。持てる養分の大半をつぎ込んでいるよう。

Gentiana decumbens(リンドウ科) Gentiana decumbens(リンドウ科)
Gentiana decumbens(リンドウ科)
5裂する花冠の間に副片が見え10裂しているように見える。薄い涼しげなブルーの花。

Astragalus galactites(マメ科レンゲ属) Astragalus galactites(マメ科レンゲ属) Astragalus galactites(マメ科レンゲ属)
Astragalus galactites(マメ科レンゲ属)
マメ科の花であることはすぐわかるが、ゲンゲの仲間とは思わなかった。良く見るほど綺麗な色合いの花。



ワレモコウ.Chamaenerion angustifolium(アカバナ科ヤナギラン属).

◆カラマツ林の林床で見つけた山野草《ツァガンスム》
草原ばかりで林がない。そんな物足りなさも手伝って、林を目指した。樹種はすべてカラマツ。球果の形がやや細長い。シベリア系の【ダフリアカラマツ】は【グイマツ】【シコタンマツ】とも呼ばれ、球果はやや小さいが、細長くはない。はて?と思っていると、林床に【ヤナギラン】の群落のピンクが映える。踏み入れば、次から次へと野草が見つかる。草原とは当然種類も違う。お茶をしながらの素晴らしい散策。カラマツの根元には【シャクヤク】がある。草原に比べいろいろな環境があり、それぞれ気に入りの場所で花を咲かせている様子。

カラマツ林 カラマツ林 tea time

Chamaenerion angustifolium(アカバナ科ヤナギラン属) Chamaenerion angustifolium(アカバナ科ヤナギラン属) Resize\Chamaenerion angustifolium(アカバナ科ヤナギラン属)
Chamaenerion angustifolium(アカバナ科ヤナギラン属)
カラマツ林のなかでも縁の明るい場所を優先している。歓声をあげるほどあたり一面はピンク色に染まっている。
このヤナギラン、撹乱地に入り込むが、衰退が速くいつまでもこの状態が維持されないらしい。薪としてカラマツが伐採されている。そんな跡地に群落をつくっている様子。

Linaria acutiloba(ゴマノハグサ科ウンラン属) Linaria acutiloba(ゴマノハグサ科ウンラン属) Linaria acutiloba(ゴマノハグサ科ウンラン属)
Linaria acutiloba(ゴマノハグサ科ウンラン属)
釧路湿原へ行った折、無人駅の線路わきに群生していたのを思い出す。ヒメキンギョソウ(姫金魚草)として園芸種にもなる花。最近【マツバウンラン】を空き地で良く見かける。花は小さいがよく見ると同じ表情をしている。

Aconitum barbatum(キンポウゲ科トリカブト属)
Aconitum barbatum(キンポウゲ科トリカブト属)
現地で黄花のデルフィニウムと呼んでいたが、トリカブト属。遠目では上記の【ウンラン】と見間違えるが“距”の位置、向きが違うので見分けやすい。

Aconitum sp.(キンポウゲ科トリカブト属) Aconitum sp.(キンポウゲ科トリカブト属) Aconitum sp.(キンポウゲ科トリカブト属) Aconitum sp.(キンポウゲ科トリカブト属)
Aconitum sp.(キンポウゲ科トリカブト属)
烏帽子をかぶった独特の花が見つかる。青紫の花がツルの先で揺れる。【トリカブト】はホスタイの図鑑に載っていない。有毒の【アコニチン】があるので敢て載せないのかと、余計な詮索をしてしまう。それにしても美しい花。

Campanula glomerata(キキョウ科ホタルブクロ属) Campanula glomerata(キキョウ科ホタルブクロ属) Campanula glomerata(キキョウ科ホタルブクロ属)
Campanula glomerata(キキョウ科ホタルブクロ属)
ホタルブクロの仲間だが、上向きの花は【ヤツシロソウ】に似ている。

Silene jenisseensis(ナデシコ科マンテマ属) Resize\Silene jenisseensis(ナデシコ科マンテマ属) Silene jenisseensis(ナデシコ科マンテマ属)
Silene jenisseensis(ナデシコ科マンテマ属)
ここへ来る途中の湿地でも見かけたが、萼筒が赤味を帯びる。花の後も萎れたまま残っているのでよく目立つ。

Paeonia (anomala)(ボタン科) Paeonia (anomala)(ボタン科) Paeonia (anomala)(ボタン科)
Paeonia (anomala)(ボタン科)
自生の【シャクヤク】が見つかった。しかも実をつけている。園芸種は八重咲きで雄しべが花弁に変異しているため結実しない。ムベの実でも見るようである。万能薬で漢方薬の中でも重要な植物、乱獲が心配される。

Vicia multicaulis(マメ科ソラマメ属) Vicia multicaulis(マメ科ソラマメ属) Vicia multicaulis(マメ科ソラマメ属) Vicia multicaulis(マメ科ソラマメ属)
Vicia multicaulis(マメ科ソラマメ属)
“巻きつく”意味のVicia属。クサフジに似て林床で他の植物の間から顔を出し花をつけるため、あちこちに紺色の花が見つかる。


Galatella (dahurica)(キク科).Galatella (dahurica)(キク科).

◆カラマツ林の林縁で見つけた山野草《ツァガンスム》
草原から林に移り変わるところ。向かいの南斜面草原とカラマツ林に挟まれた緩い谷間で適度の湿度がある。ここでの優先種は【フウロソウ】あたりは淡いブルーに染まっていた。林を外れると今度は一面【ワレモコウ】。モンゴルでこれほどの【ワレモコウ】を見るとは思わなかった。草原の上で風を受けなびく様子が印象的。

風景 風景

山野草の冠 自作の花の冠をつけたガイドのヒシゲさん
同行者は皆、山や花が好きな連中が集まった。現地に着くや、それぞれ好き勝手な方向へどんどん進む。こうなると、しばらく“放し飼い”にするほかない!そこでガイドのヒシゲさんいつの間にか山野草のリースをつくりあげていた。

Geranium pratense(フウロソウ科) Geranium pratense(フウロソウ科) Geranium pratense(フウロソウ科)
Geranium pratense(フウロソウ科)
フウロソウ科フウロソウ属。林縁の植物の中でひときわ目立つ存在。ブルーの花がとても綺麗。実の形も特徴がある。女性陣は、丸くカールしているところを利用して、ピアスにして盛り上がっていた。

Tragopogon trachycarpus(キク科) Tragopogon trachycarpus(キク科) Tragopogon trachycarpus(キク科)
Tragopogon trachycarpus(キク科)
トラゴポゴン属、馴染みのない花。球形の大きなそう果が目立つ。タンポポの親分?矢じりのような蕾とともに草原から飛び出しているのでよく目立つ。

Achillea asiatica(キク科ノコギリソウ属) Achillea asiatica(キク科ノコギリソウ属) Achillea asiatica(キク科ノコギリソウ属) Achillea asiatica(キク科ノコギリソウ属)
Achillea asiatica(キク科ノコギリソウ属)
ロシア版ノコギリソウといったところ。セイヨウノコギリソウ【A. millefolium】は園芸種にもなり良く見かける。

風景;ワレモコウ Sanguisorba officinalis(バラ科ワレモコウ属) Sanguisorba officinalis(バラ科ワレモコウ属)
Sanguisorba officinalis(バラ科ワレモコウ属)
バラ科にしては変わっている。花弁がなく、4つの萼片、4つの雄しべで、上から下へ咲いてくる。葉の形も特徴的だが、図鑑などには花と集合果ばかりで葉の載っているものが少ない。草原一面ワレモコウだらけ!

Galatella dahurica(キク科) Galatella dahurica(キク科)
(Galatella dahurica)(キク科)
Galatella属、馴染みのない属、ホスタイの図鑑の写真で確認のレベルのため確定できない。単性なのと雌しべの飛び出した具合、冠毛が長いことなど…。前にも記したように、ここではまとめて『野菊』がいい。

Dasiphora fruticosa(バラ科) Dasiphora fruticosa(バラ科) Dasiphora fruticosa(バラ科)
Dasiphora fruticosa(バラ科)
紫外線が多いためか、青紫の花が多い中、ポテンチラとともに良く目立つ黄色の花。庭にある園芸種のような印象。

Allium leucocephalum(ユリ科ネギ属) Allium leucocephalum(ユリ科ネギ属)
Allium leucocephalum(ユリ科ネギ属)
乾燥地に行くとたいがいネギの仲間がある。ネギ坊主が光を浴びてかわいい美しさ。

Rumex thyrsiflorus(タデ科ギシギシ属) Rumex thyrsiflorus(タデ科ギシギシ属)
Rumex thyrsiflorus(タデ科ギシギシ属)
このギシギシも背が高く大きい。草原からぬきんでている。しかしほかに見当たらない。1株単一にある。

Peucedanum hystrix(セリ科カワラボウフウ属) Peucedanum hystrix(セリ科カワラボウフウ属)
Peucedanum hystrix(セリ科カワラボウフウ属)
このあたりでほかに散形状の花序をつくるのは、ノコギリソウ。セリ科には小さな甲虫、花バエがきている。

Sedum purpureum(ベンケイソウ科セダム属) Sedum purpureum(ベンケイソウ科セダム属)
Sedum purpureum(ベンケイソウ科セダム属)
瓦礫地では常連のベンケイソウ。写真にしてからこの花なかなかきれいなことに気がついた。


ノコギリソウノコギリソウ

◆カラマツ林向かいの南斜面で見つけた山野草《ツァガンスム》
かなりの勾配、表面が乾燥し瓦礫交じりの表土が歩くと崩れる。かわいそうだが、野草の根元で安定したところを選んで歩く。なだらかそうでいて結構息が切れる。周囲は色とりどりの山野草。圧巻である!このあたりはヤギ、ヒツジが来ないと見えて、草原にはない野草がいくつも見つかる。

【オルティン・ドー】を歌える同行の一人が斜面を登り切ったなだらかなところを選んで歌い出す。仲間がモンゴルの風景を背景にして録画を始める。長く伸ばされ歌われる声が草原に響きわたる。思いもかけない歌声に現地ガイドも感激。モンゴルに浸った感のある一時。

★【オルティン・ドー】:長い歌という意味のモンゴル民謡。拍がなくゆったり長く伸ばす歌い方は、日本の追分や馬子唄との共通点もあり、聞いていてゆったりリラックスした気持ちになる。短い歌の方は【ボギン・ドー】で一般によく歌われる。

気がつけば20時を過ぎている。またまた、時を忘れ夕食の予約時間をかなり過ぎてしまった。長い一日、湿原、草原、丘、林と歩きまわった。なかでもカラマツ林と周辺は、近年雨が少なく、これほどの野草が咲くのは7^8年ぶりという。幸運というほかない。


Sedum aizoon(ベンケイソウ科 キリンソウ属) Sedum aizoon(ベンケイソウ科 キリンソウ属)
Sedum aizoon(ベンケイソウ科 キリンソウ属)
最近屋上緑化で取り上げられる機会が増えた植物の仲間。だがこれCAM植物で乾燥に強い。趣旨を取り違えているよう。セダム属にしても予想外の出来事か?

Galium verum(アカネ科ヤエムグラ属) Galium verum(アカネ科ヤエムグラ属)
Galium verum(アカネ科ヤエムグラ属)
茎からの汁を牛乳に混ぜて凝固させチーズを作ったといわれる。モンゴルではどうなのだろう?

Artemisia mongolica(キク科ヨモギ属) Artemisia mongolica(キク科ヨモギ属) Artemisia mongolica(キク科ヨモギ属)
Artemisia mongolica(キク科ヨモギ属)
モンゴルの草原にヨモギは必ずある。種類も多く、歩いていると特有の香りがしてくる。普通家畜は食べないといわれるが、馬が食べている。ヨモギしかないからしょうがなしに食べているのかよくわからないが、そんなところの家畜は痩せているように感じる。

Dianthus versicolor(ナデシコ科ナデシコ属) Dianthus versicolor(ナデシコ科ナデシコ属)
Dianthus versicolor(ナデシコ科ナデシコ属)
花弁の形、色、大きさに個体差が大きい。決して図鑑通りの花がない。変異の幅が大きい植物なのだろうか。

Potentila (viscosa)(バラ科) Potentila (viscosa)(バラ科)
Potentila (viscosa)(バラ科)
お馴染キジムシロ属の一種。モンゴルの図鑑では、葉の形、匍匐の様子など詳細が分からない。日本のものとよく似た種も載っている。葉と茎がカワラサイコに似ている。

Limonium flexuosum(イソマツ科) Limonium flexuosum(イソマツ科)
Limonium flexuosum(イソマツ科)
【スターチス】という方がわかりやすい。いかにも乾燥に強そう。そのためドライフラワーにまでなる?…

Delphinium triste(キンポウゲ科デルフィニウム属) Delphinium triste(キンポウゲ科デルフィニウム属) Delphinium triste(キンポウゲ科デルフィニウム属)
Delphinium triste(キンポウゲ科デルフィニウム属)
蕾の形がイルカに似ていることからドルフィンニウム⇒デルフィニウムがおもしろい。そう言われると蕾ばかりが気にかかる。濃紺の可憐な花、こんなところで咲いている!

Orostachys malocophylla(ベンケイソウ科イワレンゲ属) Orostachys malocophylla(ベンケイソウ科イワレンゲ属)
Orostachys malocophylla(ベンケイソウ科イワレンゲ属)
個性的な姿は一度見れば名前を覚える馴染みの植物。
台の部分の葉をサラダにすると聞き、摘まんでみた。まずくはないが旨くもない。少し水気を感じた程度だった。

Scutellaria scordifolia(シソ科タツナミソウ属) Scutellaria scordifolia(シソ科タツナミソウ属) Scutellaria scordifolia(シソ科タツナミソウ属)
Scutellaria scordifolia(シソ科タツナミソウ属)
タツナミソウの仲間とわかってシゲシゲ見直してみた。しかし日本のもののように波頭をイメージできる花ではない。

Allium senescens(ユリ科ネギ属) Allium senescens(ユリ科ネギ属) Allium senescens(ユリ科ネギ属) Allium senescens(ユリ科ネギ属)
Allium senescens(ユリ科ネギ属)
こんな園芸種のようなネギ坊主がある。白花の【A.leucocephalum】と対照的。





※ 次回の Part Ⅲは、ラムサール条約登録湿地『ウギノール』。
  山野草や蝶、鳥などを紹介しています。
  ★PartⅢはこちらをクリックしてください ↓  
   http://drkusaichiscience.blog123.fc2.com/blog-entry-75.html

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モンゴル大草原、ゲルを起点に山野草紀行。【山野草】の旅行記事と【植物ガイドブック】の紹介です。

モンゴル大草原、ゲルを起点に山野草紀行 (2010年 PartⅠ )
■FLOWERS of HUSTAI NATIONAL PARK■
(モンゴル草原の【山野草】の旅行記事と現地で手に入る【植物ガイドブック】のご案内です)

Leontopodium ochroleucum(キク科ウスユキソウ属) Scabiosa comosa(マツムシソウ科) Gentiana decumbens(リンドウ科) Heteropappus ( hispidus)(キク科ハマベノギク属)
(※すべての写真クリックすることで、拡大した鮮明な写真を見ることができます)


モンゴル野草の旅。ウランバートルの平均気温が10℃を超えるのは、6^8月、9月には最低気温が0度を割りいきなり寒くなる。降水量も、6月から8月へ増え続け、雨が降ると、野草が一斉に花をつけ、草原は一面の“花畑”になる。しかし、雨といっても50^70mm/月程度。旅行前に充分の雨があり、訪問中は晴天であれば最高、好運というしかない。
ウランバートル近郊は北緯約50度、日本の高山植物や北海道で馴染みの植物の仲間が多いのに気づく。8月といっても、日較差が大きく、昼は半袖、夕刻からは薪ストーブを焚く日々、明け方には草原に霜が降りる。日の出は6時40分頃だが、日の入りは21時過ぎ、時の経つのも忘れ、20時近くまで草原で山野草を追い求めた毎日でした。



◆植物ガイドブック-1

Flowers of HUSTAI NATIONAL PARK  (内容)内容-A 内容-B
(※写真内をクリックすると鮮明な写真が見られます。)
                        
ホスタイ・ナショナルパーク発行の「野草図鑑」。主要な250種について2枚の写真と、国内の生育地が色分けされている。モンゴルで頼りになる唯一に近いガイドブック。表紙に何故か“ウマ”が登場するのがモンゴルらしい!旅行者が立ち寄る博物館、民俗芸能館、規模の大きなツーリストキャンプ売店で入手できる。

◆植物ガイドブック-2

FLOWERS OF HUSTAI NATIONAL PARK  (内容)資料6 (※写真内をクリックすると鮮明な写真が見られます。)
 
写真がそれぞれ1枚なのと、ピンボケ写真があることが難。上記図鑑には及ばないが、160種を記載。お手軽な1冊。

◆行 程 
8月7^14、初日と最終日はウランバートル泊、残り5泊はツーリストキャンプの【ゲル】に宿泊
見どころ地図 R
ウランバートル(1.中央右上の鉄道路線交点)から、西へ490km、カラコルム(7.)を経由してツァガンスム(6.)へ、3泊後カラコルムまで戻り、そこから南下、ラムサール条約登録湿地ウギノールで2泊の旅。

◆ツアー名 : 『モンゴルはどうなっているか』
◆企 画 : 風の旅行社
 



《1日目》
16時成田発、5時間10分のフライトで、ウランバートル着。市内のバヤンゴルホテルで1泊。市内に「火力発電所」の煙突がやたらに目立つ。冬はここからの排煙で、大気汚染が年々増えているという。一方、空き地に【ゲル】が散在、主要道路脇にヒツジ、ヤギが群れている。市民がこれを買い求め、車で持ち帰るためであることは、後から分かった。

ウランバートル郊外の“オボー”
ウランバートル郊外の“オボー”。3回周り、旅の安全を祈願する三木氏。

【オボー】:山頂付近、峠でよく見かける。土地の守護神が宿るとともに土地の境界でもある。
道しるべでもあり、旅人はここで一休み、石やお金を積み上げ、あるいは馬のたてがみを3本置き、時計回りに3回廻って、願い事を唱える。

《2日目》
490km西のアルハンガイ県ツァガンスムへ向け、ワンボックスカーをひたすら走らせる。運転手は、大柄でお腹にスイカの2つも入っていそうな体型。運転席が窮屈そうである。ガイドは、20代後半の才女。日本語堪能で、学生時代日本のアニメを翻訳、そしてなんと3人の子供がいるという。
旅行者は、6名、うち一人は「日本で北方の森を得意分野とし、植生調査研究に造詣の深い」三木昇氏が同行。


空・雲

◆主要道:路肩で見つけた山野草《ウランバートル~ツァガンスム》
途中休憩で車から降りれば、そこここに野草が咲く。ゆるく起伏のある平原に、黄系だの青系だの見え隠れする群落が気になる。そんな野草に気を取られて、ついつい休憩が長くなる。


Carduus crispus(キク科ヒレアザミ属)2 Carduus crispus(キク科ヒレアザミ属) 
Carduus crispus(キク科ヒレアザミ属)
【ヒレアザミ】茎に“ヒレ”があり、縁は刺だらけ。日本の【ヒレッザミ】は大陸からの帰化といわれる。

Geranium (pratense)(フウロソウ科) Geranium (pratense)(フウロソウ科)2 
Geranium (pratense)(フウロソウ科)
【ゲンノショウコ】と同じフウロソウの仲間。最近【アメリカフウロ】がのさばりイメージを損ねていたが、ブルーの花に魅了される。花の表情、種子のつき方が上向きで異なるため、種小名はカッコ付。

Lappula myosotis(ムラサキ科ノムラサキ属) Lappula myosotis(ムラサキ科ノムラサキ属)2 
Lappula myosotis(ムラサキ科ノムラサキ属)
【ワスレナグサ】の仲間のムラサキ科。種小名にmyosotisとあるように【ワスレナグサ属】によく似ている。

Polygonum (sericeum)(タデ科)2 Polygonum (sericeum)(タデ科)
Polygonum (sericeum)(タデ科)
小さいが、よく見るとなかなかかわいい花をつけている。うっかり見落とすところ。

Potentilla (anserina)(バラ科) Potentilla (anserina)(バラ科)2 
Potentilla (anserina)(バラ科)
【キジムシロ属】は花がよく似ていて、小葉、毛の有無、匍匐するかなどで見当をつけるが、この図鑑の写真からではそこまで判断できない。

Saussurea amara(キク科トウヒレン属) Saussurea amara(キク科トウヒレン属)2 Saussurea amara(キク科トウヒレン属)3 
Saussurea amara(キク科トウヒレン属)
日本では【ヒゴタイ】【トウヒレン】の仲間は、高山でしかお目にかかれないが、道路脇にやたら群生している。


砂丘:風紋

◆主要道:砂丘の縁にて《ウランバートル~ツァガンスム》
道路右手に砂丘が広がる。どうなっているか?たちまち興味が湧いてくる。ちょっとここも確かめたくなり、手前の丘を歩いてみる。そして、ここでも長い休憩となる。観光者用にラクダがいる。フタコブラクダ。背中に敷かれた布地の柄が異国情緒を感じさせる。

幹線道路に接する砂漠 砂漠と草原の接点【エッジエフェクト】
幹線道路脇に砂漠が迫る。草原との接点には、【シラカバ】【ヤナギ】の仲間が疎らに生えている。
乾燥と低温、そして放牧のためほとんどが草原のモンゴル高原、なんと砂漠の縁に灌木がある。
【シラカバ】【ヤナギ】の共通点は…?。どちらも種子が風に乗り散布されることと、過酷な撹乱地に最初に進出する【パイオニア種】が多い。砂漠に【ヤナギ】はイメージに合わないようだが、【バッコヤナギ】など乾燥した山地に生育していることが思い浮ぶ。

Salix sp.(ヤナギ科) ヤナギ(部分) Salix sp.(ヤナギ科)
根元からの“ひこばえ”や低い枝葉は、【ヤギ】【ヒツジ】の食害を受け、乾燥以外にも過酷な環境。
そのため“ウエスト部”が細い花器のような樹形になる。
 
 
山並

◆平地の湿地で見つけた山野草《ウランバートル~ツァガンスム》
舗装道からダートに入り、とたんに揺れが激しくなる。あまりの揺れで、ペットボトルから水が思うように飲めない(車内は大笑)。深い轍跡を回避し、瓦礫を避け、ペースが遅くなる。途中希少なスーパーで買い出したウオッカ、つまみ、スイカに旅行中のペットボトルが後部座席から飛び出してくる!中古の車、エンコしやしないかと気にかかる。


草原風景-220:17 草原風景-120:23
20:17分と20:23分の同じアングルでの写真。草原にイネ科の植物の穂が赤くたなびいている。
夕日の中、エーデルワイスの仲間、ウメバチソウ、マンテマの白い花がひときわ映える。ここも、雨が降らなければ乾燥地、降るといっせいに花が咲き、ゆるく起伏のある平原の中でも低く湿気のあるところに群落をつくっている。20時過ぎなのにまたしても時間を忘れ魅了されてしまう。

Leontopodium ochroleucum(キク科ウスユキソウ属) Leontopodium ochroleucum(キク科ウスユキソウ属) Leontopodium ochroleucum(キク科ウスユキソウ属) Leontopodium ochroleucum(キク科ウスユキソウ属)
Leontopodium ochroleucum(キク科ウスユキソウ属)
【ミヤマウスユキソウ(L. fauriei)】の近縁種。【エーデルワイス(L. alpinum )】のロシア系といったところ。

Parnassia palustris(ユキノシタ科ウメバチソウ属) Parnassia palustris(ユキノシタ科ウメバチソウ属) Parnassia palustris(ユキノシタ科ウメバチソウ属)
Parnassia palustris(ユキノシタ科ウメバチソウ属)
湿地があると【ウメバチソウ】が必ずといってよいほど咲いている。日本でもお馴染、5つの雄しべの先が綺麗に分岐し、独特の表情がある。

Resize\Silene jenisseensis(ナデシコ科マンテマ属) Resize\Silene jenisseensis(ナデシコ科マンテマ属) 
Silene jenisseensis(ナデシコ科マンテマ属)
膨らんだ萼筒ばかりがよく目立つ。花びらは申し訳け程度。花が終わってもこの萼筒がいつまでも残っている。

Hordeum brevisubulatum(イネ科オオムギ属) 
Hordeum brevisubulatum(イネ科オオムギ属)
草原に凛として穂を伸ばしている。芒(ノギ)の赤みが夕映えに生える。


時計は21時を過ぎている。こんな時間まで日があるのでつい時間を忘れてしまう。
美しい夕焼けに見とれ、西の空に一番星の“火星”が鮮やかさを増す。南の地平線際にさそり座の“アンタレス”が赤く光る。星空を見るには新月で最高だが、運転手は大変。
あたりはうす暗く、どこが道だか草原だか混沌とし、さらに泥濘をよけていく本も轍の跡が交差している?…どれが本線?案内標識などもちろんない。たまにすれ違う車に道を確認しながら21時半を過ぎやっと到着した。

このツーリストキャンプには、温泉がある。【ゲル】では水は貴重。ほかではシャワーがセイゼイ!それもチョロチョロとぬるいお湯の出る程度が多い中、これで長い一日の疲れが取れる!しかも、露天で満天の星!天頂に“はくちょう座”久々に見る“天の川”。“ペルセウス座”方向からいくつもの流れ星が光る。これだけでも来た甲斐がある。


《3日目》
いよいよ騎馬トレッキング。

ゲルのある風景 草原を馬で行く
トレッキング途中で立ち寄った【ゲル】。周りに見えるのは草原となだらかな丘だけ。馬で進む一行の姿が雄大なる大草原に飲み込まれてゆく。

馬にて出発 私が乗った元気な馬 馬も休憩
馬に乗った写真を撮ってもらったが、その中に“馬”が主役の一枚があった。私の上半身は“カット”?

ゲル内より外の景色 ゲルにいた子供 歓迎の乳製品盛り合わせ
歓迎で『馬乳酒』『シミンアルヒ(発酵乳の蒸留酒)』『スーテイツァイ(ミルク入りのお茶)』と『アーロール(天日で干された硬いチーズ)』『タラグ(ヨーグルト)』『ビャスラグ(モッツァレラチーズ風)』『エーズギー(おかき状の乳製品)』など盛り合わされている。ものは試しと、少しずつつまんでみるが、どれも塩味が強く感じる。
ゲルの外には、遊ぶ子供たちの後ろに、我々を載せていた馬の姿が目に入る。子供のTシャツにウルトラマンとプリントがある…?

馬具は「風の旅行社」が用意してくれている。鞍とチャップス(すねサポーター)それと特性ヘルメット。早速乗馬するがなれない鞍が固くて、これで1日お尻がもつか心配になる?途中近くの【ゲル】訪問しながらの長丁場。私の馬何故か他の馬に比べ元気がいい。鞭を入れなくてもどんどん走る。あとでこの馬、7月の【ナーダム】で走り込んでいることを聞いた。馬は元気だが、午後を過ぎると案の定お尻が痛い!横にずらしたり当たり所を微妙に変えながらなんとか凌ぐことになる。


ゲル

◆ツァガンスムの草原で見つけた山野草

Bupleurum bicaule Bupleurum bicaule(セリ科ミシマサイコ属)
Bupleurum bicaule(セリ科ミシマサイコ属)
一つ一つの花は小さいが、セリ科独特の散形花序に黄色の花をつける。ピント合わせに一苦労する。

Scabiosa comosa(マツムシソウ科) Scabiosa comosa(マツムシソウ科) Scabiosa comosa(マツムシソウ科) Scabiosa comosa(マツムシソウ科)
Scabiosa comosa(マツムシソウ科)
淡いブルーの涼しげな花。外側の花びらは4^5裂し、外側の裂片がのびている。外側から咲きだし、雄しべ雌しべの成熟時期も違えるので、花ごとに表情が違う。花の後に残る集合果もよく見ると、幾何学的な造形美があり美しい。

Phlomis tuberosa(シソ科) Phlomis tuberosa(シソ科) Phlomis tuberosa(シソ科) Phlomis tuberosa(シソ科)
Phlomis tuberosa(シソ科)
【クルマバナ】に似ているが、シソ科【トウバナ属】。こちらは【Phlomis 属】、和名がありそうでない。【フロミス・チュベローサ】では舌を噛みそう。段々状に花をつけるので草原で良く目立つ。

Adenophora stenanthina(キキョウ科ツリガネニンジン属) Adenophora stenanthina(キキョウ科ツリガネニンジン属) Adenophora stenanthina(キキョウ科ツリガネニンジン属)
Adenophora stenanthina(キキョウ科ツリガネニンジン属)
日本の【ツリガネニンジン】【サンヨウシャジン】を思い出す。同じ属でよく似ている。ハナバチなどがよく訪れている。

Gentiana decumbens(リンドウ科) Gentiana decumbens(リンドウ科)
Gentiana decumbens(リンドウ科)
地際に咲くので周りの植物に埋もれ勝ち。個体に対し大きすぎるほどの花をつけるのも埋もれて紛れてしまわないようにした適応かもしれない。

Gentiana macrophylla(リンドウ科) Gentiana macrophylla(リンドウ科)
Gentiana macrophylla(リンドウ科)
これまた目立たないといったら良いのか、奥ゆかしきリンドウを見つけた。種小名のように葉が大きく、花は先端がわずかに紫色を呈する程度。よく見ないと花と気がつかない。

Heteropappus ( hispidus)(キク科ハマベノギク属) Heteropappus ( hispidus)(キク科ハマベノギク属)
Heteropappus ( hispidus)(キク科ハマベノギク属)
キク科の分類は何かと厄介。モンゴルの紹介の図鑑では、花は写っていても葉や総苞、まして冠毛は確認できない。馴染みのない 【Galatella属】と【Heteropappus属】が掲載されている。ここはまとめて【ノギク】が無難である。
★キク科の分類は諸説あり、それぞれ入り込むと迷路に迷い込む。キク属が【Chrysanthemum属】から【Dendranthema属】になり、その後これも不具合であることからもとの【Chrysanthemum属】へ戻ったり、【冠毛】での形態分類と染色体やDNAによる分類が異なり、以前の【Kalimeris属(ヨメナ属)】が【Aster(シオン属)】になっているものいないものがある。
モンゴルの大草原では、まとめて【ノギク】がいい。野趣ある花を愛でることを忘れないでいたい。




4日目の夕刻より、カラマツ林の林床や乾燥した南斜面の野草を追って出かけました。
写真は続く Part Ⅱ でご紹介しています。
★PartⅡはこちらをクリックしてください ↓
   
http://drkusaichiscience.blog123.fc2.com/blog-entry-74.html


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Dr.kusaichi

Author:Dr.kusaichi
日頃より、身近な科学に興味があり、新書などいろいろ読み漁り、また読み耽っています。
そんな中から、選りすぐりのお薦め書籍をご紹介します。

植物の本、昆虫、小動物、菌類からウィルスまでいろいろ登場予定。
科学の本 身近で分かりやすく、肩の凝らない本が中心。
最近話題の本も登場、その他 私の勝手にいろいろ出てきそうです。
気軽に楽しんでいただけると幸いです。

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◆【野山の樹木】ポケットガイド⑨
日本に自生する樹木372種400品種を収録。 庭木・街の木の姉妹版。



野山の樹木





★野草図鑑(携帯用ポケットガイド)

◆【街・里の野草】ポケットガイド②
四季の普通にみられる野草295種を紹介。 写真と解説がコンパクトで分かりやすい。



街・里の野草





◆【野山の野草】ポケットガイド⑩
野、山、水辺のよく見かける野草391種を紹介。 街・里の野草の姉妹版。



野山の野草





★昆虫図鑑

◆【野や庭の昆虫】
植物との関係から昆虫を表示している点が特徴。 庭、野山、作物、畑などに分けられ検索しやすい。



野や庭の昆虫





◆【昆虫の集まる花ハンドブック】
昆虫により花粉が運ばれる虫媒花を中心に142種の受粉方法、仕組みを解説。 気軽に観察と推理が楽しめる。



昆虫の集まる花ハンドブック





★こんな図鑑もありますョ!

◆【イモムシハンドブック】
チョウ類91種、ガ類135種、の合わせて226種を掲載。 幼虫、さなぎ、成虫の写真、ここまでの資料に感激。



イモムシハンドブック





◆【冬虫夏草ハンドブック】
漢方薬でよく知られる冬虫夏草。 基本から見分けまで見ているだけでも楽しい図鑑。



冬虫夏草ハンドブック




◆【ベリーハンドブック】
ツツジ科とバラ科の“ベリー”と呼ばれる実を付ける植物の図鑑。 女性に人気のベリー、こんなにたくさんあった!



ベリーハンドブック




★お薦めフィールド図鑑
                          (季節編)★


◆【日本の桜】
サクラ、栽培品種から、モモ、リンゴまでわかりやすく分類。 写真が鮮明で桜の季節に、必携の図鑑。



日本の桜増補改訂版




◆【日本のスミレ】 
山渓ハンディ図鑑⑥
可憐で人気のスミレ。しかし地域種あり、交雑種あり外来種もある。 検索表でまず見当を付けることから見分けるスミレ専門の図鑑。



日本のスミレ増補改訂




◆【日本の野菊】 
山渓ハンディ図鑑⑪
『検索チャート』『見分け方コラム』で野菊を見分ける手法を詳しく解説。 どこで見分けるかのポイントがつかめる。



日本の野菊




★じっくり調べる図鑑★
各部の詳細写真が多く分かりやすい。

◆【樹に咲く花】離弁花①

樹に咲く花(離弁花 1)改訂第3版


◆【樹に咲く花】離弁花②

樹に咲く花(離弁花 2)2版


◆【樹に咲く花】合弁花他③

樹に咲く花(合弁花・単子葉・裸子植物)改訂第3版


◆【野に咲く花】 
山渓ハンディ図鑑①


野に咲く花


◆【山に咲く花】 
山渓ハンディ図鑑②


山に咲く花4版


◆【高山に咲く花】 
山渓ハンディ図鑑⑧


高山に咲く花


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