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『一週間はなぜ7日になったのか』60進法、計算ができる唯一のアラビア数字、曜日、月、暦、それぞれに歴史背景が読み取れ認識新たになる一冊。

■一週間はなぜ7日になったのか■ 6月新刊


【60進法】ができた理由、そして残った理由、計算ができる唯一の数字【アラビア数字】、「曜日」と「月」の命名由来、【暦の歴史】などそれぞれに、古からの歴史背景が読み取れ“なるほど”と認識新たになる一冊。

ところが、題名でもある「一週間はなぜ7日になったのか」については、今一つ説得力が…
『創世主である神が「7」日目を休みとしたため』と著者も思い込んでいたとある。しかし、古代文明から「一週間が7日」である暦があり、神話ができる以前に存在していた。ここから謎解きが始まり、古代バビロニアを支配していた遊牧民カルディア人に「7日」の由来を見出しているのだが…

【60進法】ができた理由は推測の域を出ないことや【マヤ暦】の目を見張る正確さなどの記述があるが、この【マヤ暦】の正確さを説いた学説を否定する説も存在する。こうなると、またまた迷宮入りとなる。創世期以前の古の文明。解明の難しさもあるが、推論の楽しみもある。未解明であれば、推論を楽しんだ方が興味が湧いてくる。

日頃、何気なく使われるカレンダーには、多くの天才的な科学者や天文学者の叡智や数々の文明の集大成であり、シーザーや皇帝アウグストゥスの権力も織り込まれている。
『昔の人たちの工夫の素晴らしさ、自然に対する感受性の豊かさを感じとっていただけたら幸いである』と著者の記述がある。そんなところに改めて気付かせてくれるお薦めの一冊である。


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価格:970円(税込、送料別)

『一週間はなぜ7日になったのか』
柳谷晃(やなぎや・あきら)著
2012.06.15.第1版
青春新書 PL-361


★★★☆☆ 難易度
★★★★☆ 蘊蓄度
★★★★★ お勧め指数
★★★★☆ 保存版
★★★★★ 編集、構成
★★★★★ 総合評価





◆ 感銘・共感・知見の一文 ◆

◎【60進法】ができた理由
 「【60進法】ができた理由は解明されていない?」P54
・時間の「分」「秒」角度の360度などに使われる【60進法】だが、何故できたかは推測の域を出ないという。
・「1年が360日に近い」ことからではないかと思われるのも理由の一つ。
≪360日で天体が一回転し星座が元の位置に戻るので、私もこれが根拠と思っているのだが≫
 「【60進法】が残った理由」P64
・天文学、数学で【10進法】が取り入れられなかった理由は、バビロニアの【60進法】には天体計算に必要な小数点以下の記載方があったため。【10進法】の小数点以下の記載が確認される書物は、15世紀になってから。

◎「【アラビア数字】は計算ができる唯一の数字」 ★Keyword=【位取り】【アラビア数字】 P60
・その理由は【位取り】による記数法であるため。漢数字の「一・二・三」やローマ数字の「I・V・X」などは【位取り】がないため計算するのは大変。
・【位取り】を発見した文明は、バビロニア(BC2,000)、中国(≒BC 0年)、マヤ(3~9世紀)、インド(6~8世紀)の4文明であり、ギリシャやローマ文明にはない。しかし、中国、マヤの文明の位取りは完全ではなかった。インドで発生した数字がアラビアに伝わり【アラビア数字】として世界へ波及した。

◎「1週間が日なのは何故?」 ★Keyword=【カルディア人】 P161
・創世主である神が「」日目に休みとした日であるため
・ピタゴラス派の人にとって、「3」と「4」は大切な数字であり、これを足した「」も大切な数字
以上の説は、文明が発達した後の“後付け”の解釈のように思われると著者。
・暦がつくられたころ、1ヶ月のどの位置にあるかは、月の形を目安にしていたと思われ、満月、上弦、下弦、新月と大きく4つに分け認識していたと思われる。そこで、29.5/4≒7 となり、約日となる。特に、農耕をする際の目安として自然な捉え方である。という解釈がされている。
≪「半分納得」あとの「半分はもう一つスッキリしない解釈」というところが正直な感想。29.5/4=7.375⇒「」はチョット苦しい感じ。「3」と「4」を足した“後付け”解釈も、足すより掛けるほうが「60」の公約数になり扱いやすい?≫
・農耕民に限らず、遊牧民にとっても大事なことであり、古代バビロニアを支配していた遊牧民の【カルディア人】は「5つの惑星」に「月」「太陽」を加えた「」つの星を特別視していた。それぞれの惑星に神が住み、人の一生が支配されると考えたのが占星術の始まり。太陽に近い方角にある水星を肉眼で認識できてたほど、当時の天文学レベルは高かった。そして「」が聖なる数字となったとある。
≪では、もし肉眼で見える惑星がもう一つあったとしたら、例えば天王星が肉眼で見えるほどの存在だったら、一週間は「8」日になっていただろうか?あるいは、ここに地球が抜けている。地球を加えても「8」日になるのだが?≫
火星:マルス(戦いの神)
水星:マーキュリー(商業の神)
木星:ジュピター(最高神)
金星:ヴィーナス(美の女神)
土星:サターン(農耕の神)
★英語の曜日は、北欧神話に由来する。≪チュール⇒チューズデーとなり成程、なるほど≫
火星:チュール(天空と戦いの神)
水星:オーディン(北欧神話の最高神)
木星:トール(農業の神)
金星:フレイア(愛と美と豊穣の神)



◆ ポイントひろい読み BEST 3 ◆

◎「大切な数字」
 「ピラミッドの通路の傾斜は26.5度」 ★Keyword=【黄金分割】 P32
・「2」進むと「1」上がる比率。ということは、斜辺が√5の長さになる。斜路としてはかなりキツイ。
√5は【黄金分割】の際必要な数字 ⇒ (1+√5)/2≒1.618
 「大切な数字12」P84
・古代エジプト文明は、12時間/日、12か月/年、黄道12宮の星座などで「12」が使われている。
太陰暦の1カ月⇒29.5日≒30日、1年≒360日であることは分かっていたので、自ずと 360/30=12となる。

◎「偉大な天文学者の意外な事実」
 【プトレマイオス】(83年頃 ~168年頃)
・【カルディア人】からローマ時代に至る占星術をまとめ『テトラビブロス』を、天文学をまとめ『アルマゲスト』を自身の説を加味して著している。このなかで、★『地球が動くと考えても天体の動きは説明できる』と地動説を否定しない記述があると著者の指摘がある。
 【コペルニクス】(1473年~1543)
本職は司教。神は完璧であるとする立場から、惑星軌道は円以外考えられない。【地動説】も神を冒涜することになる。現に【コペルニクス】の著した『天体の回転について』は禁書になった。
 【ケプラー】(1571~1630)
本職は占星術師。コペルニクスの【地動説】を支持、ティコ・ブラーエの火星観測の資料を基に惑星軌道が楕円軌道であることを発見。
敬虔なキリスト教徒であり、円軌道でないこと、楕円軌道の焦点の片側に太陽があること、このどちらも許せなかったに違いないと著者。

◎「月の命名由来」P196
◇ 1月~6月は神の名前に由来する
1月:ローマ神話の門を守る神、始まりを表す神【ヤヌス】の月⇒Januarius ⇒ January
2月:贖罪の神【フェブルウス】の月⇒ February
3月:昔は3月が1年の始まり、神々のなかでも重要な軍神【マルス】の月⇒Martius ⇒ March
4月:美と豊穣の神【アプロディーテ】の月⇒Aprius ⇒  April
5月:ローマ農作物豊穣の神【マイア】の月⇒Maius ⇒  May
6月:ローマ神話の女神の最高位【ユノー】の月⇒Junius ⇒  June

◇ラテン語で7(septem)8(octo)9(novem)10(decem)だが、2つずつズレている。何故?
★当初 Septemberは7月。【ヌマ暦】の最初の設定では、1月が現在の3月にあたる Martius、11月がJanuarius、12月が Februariu。改暦された際、1月をJanuarius、2月を Februariusとにして、2つ組み入れたが3月以降はそのままにしたため、2つズレが生じたとある。
結果として、
9月(September)、10月(October)、11月(November)12月(December)となった。
さらに、シーザーは【ユリウス暦】へ改暦の際、7月の誕生月に自分の名前を付け⇒ July
(以前は、ラテン語で5(quintus)に由来し Quintilis)
皇帝アウグストゥスも【ユリウス暦】を改暦した際、8月に自分の名前を付けたため⇒ August



◆ チェックポイント ◆

◎【暦の歴史】 ★Keyword=【ローマ暦】【ヌマ暦】【ユリウス暦】【グレゴリウス暦】
 「3月から始まる古代の暦」P68
・農作業を始める時期に合わせてスタートする暦で、日本でも3月から始まる暦が使われていた。グレゴリオ暦の基礎となった【ローマ暦】でも、BC735年当初、一年の始まりは現在の3月。太陰暦では、太陽とのズレを最後の月に調整、閏月を追加して13か月にしていた時期もある。

 「シーザーの設定した【ユリウス暦】」P73
・当時使われていた【ヌマ暦】は、毎年11日ほどのズレを生じ、閏月で調整。シーザーの設定した【ユリウス暦】(BC45年より)は4年ごとに閏年を入れていた。
・現在使われる【グレゴリウス暦】は【ユリウス暦】を基本にして、ローマ教皇庁が設定(1582年)。
≪ユリウス暦⇒約1日の誤差が生じるには約128年、グレゴリオ暦⇒1日の誤差が生じるには約3224年と精度が高められた≫
≪日本は、明治5年(1872年)に太陰太陽暦を廃し太陽暦を採用。明治5年12月2日の翌日が明治6年1月1日(グレゴリオ暦の1873年1月1日)となった≫


 「【マヤ文明】の暦の目を見張る正確さ」P181
・【グレゴリオ暦】が1年に生じる誤差⇒+3.2/1万
・【マヤ暦】が1年に生じる誤差⇒ー1.98/10万
★グレゴリオ暦より1,000年以上も前に作られたマヤ暦の凄さ!しかもマヤ文明に分数がなく自然数の比率により計算していたらしい。
■【マヤ文明】■
【マヤ文明】は、BC5世紀頃に始まり8世紀頃が絶頂期といわれる。。
独自の【マヤ文字】や【マヤ暦】などが特徴。青銅器や鉄器など金属器を持たなかったが、暦の計算や文字記録が発達し極めて正確な【マヤ暦】を持っていた。生贄も特徴的な儀式。8世紀以降は、焼畑農法や森林伐採による地力衰退⇒食糧不足⇒疫病流行へつながり衰退したとされる。マヤ文明衰退後【アステカ文明】が生まれた。そして、16世紀、コルテス率いるスペイン兵の侵略を受け滅亡する。
≪★【グレゴリオ暦】よりも真値に近いとされていたが、この判断基準は誤りとする説もある≫

 「太陽暦の1年を正確に計算したヒッパルコス」P140
・アレキサンドリアの科学者【ヒッパルコス(B.C.150年頃)】は、1年を、365日5時間55分12秒と大変正確に計算。
≪その後、1年を365.2425日と計算したのはコペルニクス≫
・アレキサンドリアが交通の要所であったことから、航海術などで天文学や三角法が発達。【ヒッパルコス】はこの基礎を築き貢献した。



make a reasonable inference  推論   make a reasonable inference

古代遺跡や巨石文化などには、未解明のもの推論の域を出ないものが多い。
七不思議などといわれるものもあるが、これまでに解明された事実から推論する楽しみがある。

学者や研究者なら調査、裏付けが必要だが、一般人が気軽に推論するのは勝手である。
無責任のようにも聞こえるが、手にある材料をもとにあれこれ推論できる“特権”がある。
ここが楽しいところでもあり、興味が増し、また興味が尽きないところでもある。

古代の遊牧民や農耕民は、満天の星の下、明日の天気、気候、方角などあらゆる情報を入手する手段を考えたに違いない。3月にあった星座はおよそ360日経つと再び同じ時刻に同じ位置に輝く。このことに気が付けば、1日で「1」進み、元に戻るのに「360」掛かることが割り出せる。これが360度の根拠ではないだろうか。

そして、60進法の「60」は、月=「30日」と年=「12月」の最小公倍数。さらにどれも360の公約数である。素晴らしい!数字と思うのだが。天体や暦の計算に便利な数字である。10進法で小数点以下の表示ができるようになるズット以前の知恵ではないだろうか。

ところが一週間が7日なのはどうしたものだろうか?6日または12日にすれば、「60」の公約数となり、すべての数字が美しく並んでくるのに! 1ヶ月は24日(25日の月を5ヵ月ほど設ければ365日になる)1年は15ヶ月はどうだろうか?…給料日が3回増える?オマケもある…。一週間が7日の解釈はどうも後講釈のようで何か割り切れない?… もともと「7」は素数。割り切れる数字ではなかった…。



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『銃・病原菌・鉄』大陸、民族、作物、家畜から歴史を読み解く。人類史を科学の視点て俯瞰する壮大な一冊。文庫本で登場!お薦めのなかでもトビキリ!

■銃・病原菌・鉄■※文庫本※


 【病原菌】を通して過去13,000年にわたる人類史を読み解く『家畜がくれた死の贈り物』圧巻の11章。

 スペイン人により崩壊したアステカ帝国。その原因は【天然痘】
 世界各地で少数民族の人口が激減した原因は【病原菌】
 【農耕民】が【狩猟採集民】に先んじて獲得した【免疫】
 定住化と都市化がもたらした【集団感染症】
 人類史の明暗を分けた家畜由来の【病原菌】



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ジャレド・ダイアモンド著
倉骨彰(くらほね・あきら)訳
2000.10.02. 第一刷 → 文庫本化
株式会社 草思社


★★★☆☆ 難易度
★★★★★ 蘊蓄度
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★★★★★ 総合評価





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価格:945円(税込、送料別)


人類史において【病原菌】が果たしてきた役割を考えると、白人(ヨーロッパ人)が優れた武器、進歩した技術、発達した政治機構を獲得していたことは事実であるが、少数の白人が先住民の住む新大陸などで彼らにとってかわったことを説明できない。

白人が長い年月をかけ家畜からの【病原菌】に対する【免疫】を獲得していたことが優位にはたらき、歴史を変えたといえよう。
それはユーラシア大陸発のとんでもない『贈り物』であった。


『家畜がくれた死の贈り物』と題される11章に込められた著者の歴史観は圧巻!





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◆銃・病原菌・鉄 (上巻)

◆銃・病原菌・鉄 (上巻3部11章)『家畜がくれた死の贈り物』

◆銃・病原菌・鉄 (下巻)



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『銃・病原菌・鉄(下巻)』大陸、民族、作物、家畜から歴史が読み解かれる。人類史を科学の視点て俯瞰する壮大な一冊。

■銃・病原菌・鉄■(下巻)


『大陸ごとに異なる人類史は、そこに住んでいた人の“人種的”な差ではなく、“環境”の差である。地理的偶然と環境的偶然にすぎない』 

野生植物の作物化、野生動物の家畜化、家畜由来の感染症と免疫、文字の誕生と伝播、発明・技術の伝播、大陸の広がる方向、地球上のさまざまな民族の歴史…などなど限がないほどの分野について検証し読み解いていく。壮大な人類史を科学の視点で俯瞰する。

『白人はたくさんのものを発達させてニューギニアに持ち込んだが、私たちには自分たちものといえるものがほとんどない。それはなぜだろうか?』
ニューギニアのある政治家が放った質問は、更新世以降の人類史の核心をついていると著者。

 【狩猟採集民】は【文字】を発達させることも取り入れることもしていない。
・・・民族に能力の差があるのだろうか?
【文字】が誕生する背景には、数千年にわたる食糧生産の歴史があった。

 アフリカ大陸で暮らすピグミー族、コイサン族は【狩猟収集民】で、作物、家畜をもたない。
・・・農民としての適性に欠けていたのだろうか?
アフリカ南部には栽培化に適した野生種がほとんどない。作物の原産地はすべて赤道以北である。

「~は何故」「なぜ~なのだろうか」と読み手と一緒に歴史を読み解くところがすばらしく、知らず知らずのうちに引きずり込まれている。
面白く、興味が湧き、蘊蓄豊富。特選の一冊。



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 【書籍】銃・病原菌・鉄 下巻

 【書籍】銃・病原菌・鉄 下巻
価格:1,995円(税込、送料込)

ジャレド・ダイアモンド著
倉骨彰(くらほね・あきら)訳
2000.10.02. 第一刷
株式会社 草思社


★★★☆☆ 難易度
★★★★★ 蘊蓄度
★★★★★ お勧め指数
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★★★★★ 編集、構成
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◆ 感銘・共感・知見の一文 ◆

◎「【文字】の伝播」P15
・【文字】は武器、病原菌とともにヨーロッパ人の海外遠征に付随し世界へ伝播した。しかし【文字】をもたない民族もいる。【狩猟収集民】は【文字】を発達させることも、取り入れることもしていない。なぜであろうか?
・日本・スカンジナビア諸国では、国民のほぼ100%が読み書きができるのに対し、4000年程前に【文字】が誕生したイラクの国民はそうはならない。なぜであろうか?

最古の文字【楔形文字】
・人類史上最古の文字である【楔形文字】はシュメール人により作りだされ、羊の頭数や穀物収穫量の記録に使われていたものが、B.C.3000年頃、収支の記録が進むとともに発達し【文字システム】として誕生した。
・この【文字システム】が別の社会へ伝播する方法は2通りあり「実態の模倣」と「アイデアの模倣」。例えば、ロシアで使われる【キリル文字】は、【ギリシャ文字】と【ヘブライ文字】を基に作り出された「実態の模倣」。【アルファベッド文字】もB.C.2000^1000にシナイ半島周辺で【セム語】を使った人々の間で誕生し、各地で「実態の模倣」が繰り返された。現代的な【アルファベット文字】は、ギリシャ人により母音をあらわす記号をフェニキア人のアルファベッドから取り出している。

【文字】の必要性
・納税記録、国王の布告などで必要な文字を読み書きしたのは官吏で、【農耕】社会に専門の書記を養うゆとりができたことも【文字】発展の一因。
【文字】誕生には、食糧生産の歴史が必要で、食糧生産の起源となった複数の地域で初期の【文字】が登場している。
★★★ 南北方向へ広がるアフリカ大陸、アメリカ大陸では、地形、気候を含めた環境の障壁が農作物や家畜の伝播に影響を及ぼしたが、【文字】の伝播にまで同じような影響を及ぼしている。

◎「科学者が導き出す歴史の変遷」P325
・【歴史】を読み解くとはいっても、再現できない分野であり、因果関係、構成要素が複雑極まりない分野でもある。【歴史】は、過去には人文的な研究対象であったが、科学的な研究対象でもあることが認知されてきた分野である。
・人類史のように因果関係が多岐にわたる分野を解析するためには、広い範囲の研究が必要となる。著者の【J・ダイヤモンド】は、医学部教授であり、生理学者であり、進化生物学者であり、生物地理学者である。これだけ広く研究している学者だからこそ書き下ろせた一冊という感じが強くしてくる。あるいはその逆で、この研究をするために幅広く研究をしてきたといった方が適切の感がある。



◆ ポイントひろい読み BEST 3 ◆

○「オーストラリア大陸が発展しなかった理由」 ★Keyword=【火おこし棒農法】P131
・4万年前、オーストラリア先住民は他の大陸の人々に比べ大きくリードしていた。
最古の磨製石器、最初に柄のついた石斧、舟をつくったオーストラリア先住民が、なぜヨーロッパに征服されたのか?

 ニューギニア
・最終氷河期時代はニューギニアと陸続きで、12,000^8,000年前に海面が上昇し分断されている。陸地続きの時代のニューギニア高地(海抜1200^2700m)は人口も多く灌漑が普及し、5,000年前には開墾され独自に農耕が始まっていた。
・【マラリア】が多いことが高地で農業が始まった理由で、高地の人口密度は高かったが、全体数は少なく起伏の多い土地で小さな集団として分散していた。このため、文化も政治もばらばらで言語も多く、世界に6,000ある言語の1,000がここにあることに驚かされる。

★ヨーロッパ人は【マラリア】など熱帯病に阻まれ、1880年頃の入植者1000人のうち930人が3年以内に死亡している。逆にニューギニア人がユーラシア発の【病原菌】から大きな被害を受けていない理由は、1880年までヨーロッパ人が入植しなかったこと、このころには医学により流行が抑えられたことがあげられる。
・ヨーロッパの農作物や家畜が全く適応できなかったことも、ヨーロッパ人の入植を阻んだ一因。

 オーストラリア
・人間が移り住むとほぼ同時に大型有袋類は絶滅、予測不能な干ばつと豪雨に襲われる大地では農作も起らなかった。唯一栽培化できたのは【マカデミアナッツ】だけである。
・【アボリジニ】は自然条件が悪化すると移動生活を送りながら【狩猟採集】をして生活のエネルギーを抑えることで適応していた。【火おこし棒農法】を発達させ、焼け跡がカンガルーの生育地になることと餌の植物が育つことを利用した。
・金属器を使うこともなく、文字が発達することなく、複雑な集団をつくることもなかった理由は、【狩猟収集民】であったためで、オーストラリアの環境による当然の帰納と著者は分析。
★ここでも先住民の【アボリジニ】はヨーロッパ発の【感染症】で激減、30万人いた【アボリジニ】は1921年に6万人になっている。

○「アフリカ起源の【作物】【家畜】は出現していない」
「赤道以南を原産地とする【作物】が一つもない」P276
アフリカ大陸で暮らす【ピグミー族】【コイサン族】は【狩猟収集民】で、【作物】【家畜】をもたない。
農民として適性に欠けていたのだろうか?理由は、アフリカ南部には栽培化に適した野生種がほとんどなかったことに起因する。
「唯一家畜化できたのは【ホロホロチョウ】」P277
アフリカでは、家畜化されていない動物ばかりなことに気づく。【シマウマ】【ヌー】【サイ】【カバ】【キリン】【アフリカ・スイギュウ】と、例え家畜化できたとしても生産効率の悪い肉食獣である。
赤道以北のアフリカでは、ナイル渓谷で農耕、牧畜が始まっている。さらに早い時期にサハラ地域で作物が生産されていた記録がある。
B.C.9000^B.C.4000当時は今に比べ湿潤で、【ウシ】【ヒツジ】【ヤギ】を飼い【モロコシ】【トウジンビエ】の栽培をしていたらしい。

◎「アフリカの発展がユーラシアより遅かった理由」P294
・更新世末期以降、両大陸の発展速度に差が出た理由は、ユーラシア大陸が東西に広がることに対して、アフリカ大陸は南北に広がること。南北に長い大陸は、地域ごとに気候、生態系、日照、雨量が異なり、【作物】【家畜】が適応できないため拡散が阻まれたことが大きく影響。
★赤道以南の【作物】は、1000年以降に海洋航路を経て伝播したらしい。陸路での伝播はされなかったことも南北に長い大陸での特徴。
★さらに、赤道アフリカの【ツェツェバエ】が媒介する風土病に対して、アフリカ原産の野生種は抵抗力をもっていたがユーラシアや北アフリカ原産の家畜は壊滅的被害を受けた。



◆ チェックポイント ◆

○「受け入れられなかった新しい技術」

《ファイストスの円盤》P47
1908年、クレタ島ファイストスの古代ミノア宮殿で発見された遺物。直径16.5cmの粘土板には、活字を押し付け焼かれている世界最古の凸版印刷。しかし、印刷技術は2500年後の古代中国まで登場していない。印刷技術の始まりを予感させるが、記号の意味も、どこで誕生したのかも、この技術が広まらなかった理由も、解明されないままである。

《効率的なキー配列のキーボード》 ★Keyword=【QWERTY配列】P59
・1872年に開発されたタイプライターは【QWERTY配列】で頻出度の高い文字を左の3列に分散させた非人間工学的な設計。
★当時のタイプライターは、隣接キーを続けて打つとキーがからまるため、タイピストの指の動きが遅くなるようにした苦肉の策。よく使うキーをあえて非力な左指で打たなくてはならないように配置し、しかも上中下3列に分散した。
・1932年に倍の速度で打てる効率的なキーボードが開発されたが、すでに【QWERTY配列】は社会に定着し、陽の目を見なかった。

○「1500年頃の法治国家」P87
・今日では南極大陸以外どこも国家に属しているが、1500年頃の法治国家は、世界の面積の20%以下でしかなかった。いまだに部族社会を営んでいる人々がニューギニア、メラネシア、アマゾン川流域に存在するが、政府支配下に置かれているのが現状。
・【小規模血縁集団】や【部族社会】は、辺鄙な地域で存在しているが、【首長社会】は統治国家が占有したい土地に暮らしていることが多く、20世紀初頭には崩壊している。



◇□◇◆◇□◇ 人類史と旅 ◇□◇◆◇□◇

読み返してあらためて壮大な人類史に感激する。
科学の視点・医学の視点で読み解かれているところに新鮮さを感じる。

作物化、家畜化そしてそこから出現する感染症。
複雑多岐にわたる分野が集約され歴史に反映されてくる。

歴史を動かしてきたのは人間かもしれないが
歴史を作ってきたのは「感染症」であったり「大陸の広がる方向」であったりする。
こうした原因の方が根源的な影響を及ぼしている。

人の考えも及ばないところに歴史を変えた原因があった。
時折旅に出かけるが、こんな歴史の一面に気がつくと旅もまた一味違ったものとなる。



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『銃・病原菌・鉄』 病原菌が世界史を変えた。ユーラシア大陸発『家畜がくれた死の贈り物』と題される11章に込められた著者の歴史観は圧巻!

■銃・病原菌・鉄■(上巻3部11章) 『家畜がくれた死の贈り物』 


 【病原菌】を通して過去13,000年にわたる人類史を読み解く圧巻の11章。

 スペイン人により崩壊したアステカ帝国。その原因は【天然痘】
 世界各地で少数民族の人口が激減した原因は【病原菌】
 【農耕民】が【狩猟採集民】に先んじて獲得した【免疫】
 定住化と都市化がもたらした【集団感染症】
 人類史の明暗を分けた家畜由来の【病原菌】

『白人はたくさんのものを発達させてニューギニアに持ち込んだが、私たちには自分たちものといえるものがほとんどない。それはなぜだろうか?』
ニューギニアのある政治家が放った質問に対する一つの答えがここにある。

人類史において【病原菌】が果たしてきた役割を考えると、白人(ヨーロッパ人)が優れた武器、進歩した技術、発達した政治機構を獲得していたことは事実であるが、少数の白人が先住民の住む新大陸などで彼らにとってかわったことを説明できない。
白人が長い年月をかけ家畜からの【病原菌】に対する【免疫】を獲得していたことが優位にはたらき、歴史を変えたといえよう。それはユーラシア大陸発のとんでもない『贈り物』であった。
『家畜がくれた死の贈り物』と題される11章に込められた著者の歴史観は圧巻!

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ジャレド・ダイアモンド著
倉骨彰(くらほね・あきら)訳
2000.10.02. 第一刷
株式会社 草思社



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◆ 感銘・共感・知見の一文 ◆

◎「なぜ、ヨーロッパ側の【病原菌】が一方的な犠牲をもたらしたのか?」P291
・この問いは「なぜ、アメリカ側の【病原菌】が一方的な犠牲をもたらさなかったのか?」と読み替えることができる。なぜ?…
・ところが、別の地域、アジア、アフリカの熱帯地域では、ヨーロッパ人の多くが【病原菌】で死んでいる。これまたなぜ?…なのだろうか?

◎「旧大陸から侵入した【病原菌】」P310
・【アメリカ先住民】は、ヨーロッパ人による征服で激減したが、銃や剣の犠牲より【病原菌】の犠牲の方が多かった。
・1519年、コルテスは人口数百万の【アステカ帝国】に600人のスペイン兵で進撃、2/3の兵を失ったが、次の攻撃では、1520年に一人の奴隷がもたらした【天然痘】が猛威をふるったことで勝利を手にした。アステカ帝国の半数が死亡、1618年には、【メキシコの人口】は2000万人から160万人に激減していた。
・1531年、ピサロが人口数百万の【インカ帝国】に168人の兵で進撃したときには、1526年頃流行した【天然痘】で多くのインカ人が犠牲となっていた。
・1540年、ヨーロッパから征服者エルナンド・デ・ソトが来たときに、【アメリカ先住民】は、すでにユーラシア大陸発の【病原菌】で壊滅状態となっていた。1600年にフランスからの移民が来た時には、アメリカ先住民の集落は姿を消していた。
★コロンブスの新大陸発見以降、200年も経たずして95%もの先住民が姿を消している。
★ユーラシア発の【天然痘】【麻疹】【インフルエンザ】【チフス】などに加え【ジフテリア】【マラリア】【おたふく風邪】【百日咳】【ペスト】【結核】【黄熱病】などによる犠牲となった。
★逆に新大陸発の致死性の【感染症】は一つもなく、一方的。唯一【梅毒】があるが、起源については意見が分かれる。

◎「新大陸で【集団感染症】が出現しなかった理由」 ★Keyword=【集団感染症】P314
・【感染症】の起源である群居性の動物が家畜化されていないことがある。ユーラシア大陸では何種類もいたが、新世界では5種類、【七面鳥】【ラマとアルパカ】【テンジクネズミ(モルモットと同属)】【バリケン(カモ科の鳥)】と【犬】程度。
新大陸の大型哺乳類の80%は、1.3万年前の最終氷河期末に絶滅していること、家畜化できた動物も大きな群れをつくらず、また人間と密着して暮らすことがなかったことも【集団感染症】が出現しなかった理由としてあげられる。



◆ ポイントひろい読み BEST 3 ◆

◎「【農耕民】が【狩猟採集民】に先んじて取得したもの」P288
『なぜ民族によって手にした権力と富の程度が異なるのか?』の答えもここにある。
1.食糧を生産することで、稠密な人口集団を形成することができた。
2.優れた武器、防具とより進んだ技術をもっていた。
3.さまざまな病原菌に対する【免疫】を獲得していた。
4.集権的な集団をつくることができた。
☆下巻では、“食糧生産”することで、なぜこれらの特質を先んじて取得できたのか検証している。

◎「【病原菌】と【免疫】獲得」 ★Keyword=【免疫】 P290
☆☆☆本書のキーワードの一つでもある【病原菌】と【免疫】獲得が、それぞれの民族にもたらした運命ともいえる岐路がここにある。感染症を起こす【病原菌】には、もとは動物の感染症だったものが、人の感染症へと変異したものがある。【天然痘】【インフルエンザ】【結核】【麻疹(はしか)】などが代表的な【感染症】で、歴史上これらの【病原菌】に繰り返し接してきた民族は【免疫】を獲得し抵抗性がある。
★過去の戦争での勝敗は必ずしも将軍や武器ではなく、うつされた【病原菌】に対する【免疫】の有無で決まった歴史がある。

◎【集団感染症】P300
・狩猟採集民や焼畑農業の集落などの少数集団内ではびこり続けることはできない。【病原菌】が外部から持ち込まれたときに発生する。そして、ひとたび流行すると、全員に感染し壊滅的被害となる。人口が少ないため何時までもはびこることがないのも特徴。
・少数集団が罹患するケースは【病原菌】が地中や動物の体内で生き続けることができる【感染症】に限られている。【ハンセン病】【熱帯フラベジア(皮膚病)】などすぐに死亡に至らない慢性疾患は感染源となり続ける。
・人口の密集が【集団感染症】の条件で、農耕が開始された1万年ほど前に発生し、数千年前に都市が形成され発生が加速した。
★【天然痘】B.C.1600年頃、【おたふく風邪】B.C.400年頃、【ハンセン病】B.C.200年頃、【ポリオ】1840年、【エイズ】1959年に登場している。

 農業と【集団感染症】
・【農耕】が支えられる人口密度は【狩猟採取】の10^100倍
・定住化により、排泄物、糞尿肥料からの感染機会が多い環境
・貯蔵食料に集まる齧歯類が【感染症】を媒介
・開墾地が蚊の繁殖環境となり【マラリア】の発症源
など【病原菌】が繁殖しやすい環境を提供したことになる。

 都市と【集団感染症】
・劣悪で不衛生な環境に密集する都市は、【病原菌】がさらに繁殖しやすい環境を提供したことになる。
・交易が発達し都市が結ばれることで繁殖の機会はますます拡大し、165^168年【天然痘】により何百万ものローマ市民が犠牲となっている。【腺ペスト】(542^543年)は、ヨーロッパに現れ、1346年大流行した。毛皮について運ばれた【ノミ】が原因。

 家畜と【集団感染症】
・【ウシ】【ブタ】などの群居性の家畜がいると、家畜とヒトとの【共通感染症】である【病原菌】が蔓延する機会を提供することになる
★【麻疹ウイルス】に近縁の【牛疫】は牛の間で猛烈に感染するが、反芻動物にしか感染しない。ヒトの【麻疹ウイルス】が【牛疫ウイルス】から進化したと考えられる。このほか、【結核】:畜類、【天然痘】:畜類、【インフルエンザ】:豚・アヒル、【百日咳】:豚・犬、【熱帯熱マラリア】:鳥など。



◆ チェックポイント ◆

◎「歴史を左右した【病原菌】」P315
 ユーラシア大陸発の【病原菌】は、地球レベルで先住民に壊滅的被害をもたらした。
・1942年、コロンブスが来た当時、イスパニョーラ島(ハイチとドミニカ)の先住民は800万人⇒1875年には壊滅して“0”。
・1875年、フィジー諸島では1/4の人口が【麻疹】の犠牲となるが、1791年にヨーロッパ人の持ち込んだ【感染症】で大半がすでに死亡している。
・1779年、ハワイ諸島では、クック船長とともに【梅毒】【淋病】【結核】【インフルエンザ】が持ち込まれ、1804年に【腸チフス】が流行などが続き、1779年に50万いた人口は1853年に8.4万人へ激減している。この後【天然痘】が流行し、さらに1万人が犠牲になっている。

 熱帯アジア・アフリカ・インドネシア・ニューギニア発の【病原菌】は、ヨーロッパ人の入植を阻んだ。
・【マラリア】【コレラ】【黄熱病】などがあり、植民地化が新大陸より400年ほど遅れる原因となった。



★☆☆☆★  感銘の一冊に出会う喜び  ★☆☆☆★

1万3000年にわたる人類史。
途中の10章でいままで多岐にわたって読み解かれた歴史がここで突然リンクしてくる。
なぜここまでいろいろな事象について踏み込んでいたのかがよく納得させられる11章。
“種明かし”のような11章である。驚きとともに圧巻の章となる。

人類がアフリカで誕生以来の進化の歴史に始まり

栽培化できる野生種があった地域となかった地域
家畜化できる大型野生生物がいた地域といなかった地域
東西に広がる大陸と南北に広がる大陸で文化や技術の伝播の違い

そして、家畜由来の病原菌の出現と免疫獲得がその後の歴史で大きな威力となる。
大陸の広がる方向も運命を左右する要因となっていたことの説得力が増す。
これまたリンクしているのが分かりナルホドの連続である。

という訳で、上下2部でまとめるつもりが11章単独で追加UPすることに。
我ながらここだけ単独になるとは思いもしなかった。
著者の熱い語りを感じる11章!



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テーマ : 書評
ジャンル : 本・雑誌

『銃・病原菌・鉄』朝日新聞社主催『ゼロ年代の50冊』は書評執筆者が選んだ2000~09年のベスト書籍で、その第一位となったのが本書。お薦めです!

■銃・病原菌・鉄■(上巻)


『世界のさまざまな民族が、それぞれに異なる歴史の経路をたどったのはなぜだろうか』
この人類史上最大の謎を解明することが本書の目的とある。

『歴史は、異なる人々によって異なる経路をたどったが、それは、人々のおかれた環境の差異によるものであって、人々の生物学的な差異によるものではない』と著者の要約。

『白人はたくさんのものを発達させてニューギニアに持ち込んだが、私たちには自分たちものといえるものがほとんどない。それはなぜだろうか?』ニューギニアのある政治家が放ったこの質問から始まる。

農耕が起った3つの地域の一つでもあるニューギニア。
野生種の作物化、野生動物の家畜化ができた地域とできなかった地域の差は、その地域の人々の特性ではなく、その地域の生物相や環境要因が原因であったことを各地の歴史から読み取りながら話が続く。

上巻は、作物・家畜の起源について“なぜ” “なぜなのか”と原因、理由を考えながらの文脈で読み手は思わず引き込まれていく。なかなか面白く、蘊蓄豊富でさらに感激させられる一冊。お薦めです!

そうそう…もうひとつ…
「タイトルの『銃・病原菌・鉄』はヨーロッパ人が他の大陸を征服できた直接の要因を凝縮して表現したもの」と記されている。



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価格:1,995円(税込、送料別)

ジャレド・ダイアモンド著
倉骨彰(くらほね・あきら)訳
2000.10.02. 第一刷
株式会社 草思社



★★★☆☆ 難易度
★★★★★ 蘊蓄度
★★★★★ お勧め指数
★★★★★ 保存版
★★★★★ 編集、構成
★★★★★ 総合評価






◆ 感銘・共感・知見の一文 ◆

◎「疫病による先住民の崩壊」P114
・世界史では、疫病に対し免疫力のない民族が持込まれた疫病により被害を受けた歴史がいくつもある。ヨーロッパ人により【天然痘】【麻疹(はしか)】【インフルエンザ】【チフス】【腺ペスト】などが持ち込まれ、南米などの先住民の多くが死亡した。アステカ帝国では1520年のスペイン軍侵攻には耐えたが、その後【天然痘】が大流行し打ちのめされた。
★ヨーロッパからの移住者が持ち込んだ【疫病】はアメリカ大陸の先住部族に広がり、人口の95%を葬り去っている。他にも、ミシシッピ首長社会(北アメリカ)、サン族(南アフリカ)、オーストラリア先住民、フィジー諸島、トンガ諸島、ハワイ諸島など太平洋の島々で同じような疫病の被害が記録されている。

◎「メソポタミア【肥沃三日月地帯】での栽培作物の軌跡」P180
 【肥沃三日月地帯】で最初に栽培化された作物(B.C.10,000^)
・【コムギ】【オオムギ】【エンドウ】など。
これら野生種の共通の特性は、大量採取可能・発芽が容易・成長から収穫が速い・貯蔵か容易などがあげられる。【移動狩猟採集民】と【定住民】の中間的生活をしていた人にとって大きな利点となった作物。
 【肥沃三日月地帯】で次に栽培化された作物(B.C.4,000^)
・【オリーブ】【イチジク】【ナツメヤシ】【ザクロ】【ブドウ】などの果実。収穫まで 3^10年かかるため、【定住民】へ移行した農民が栽培可能な作物だが【挿し木】【播種】により比較的容易に収穫できた。
 【肥沃三日月地帯】で3番目に栽培化された作物
・【リンゴ】【ナシ】【スモモ】【サクランボ】などの果実。【挿し木】では育たず栽培化の難しい作物で【播種】からの生育はバラツキがあり、中国で編み出された【接ぎ木】技術が必要であった。また【自家不和合性】の作物であることも栽培化が遅れた理由。

◎「【家畜化】された大型哺乳類」P236
・大型哺乳類は45kg以上と定義すると、僅か14種が【家畜化】されたにすぎない。
 限定された地域で重要
【ヒトコブラクダ】【フタコブラクダ】【ラマとアルパカ】【ロバ】【トナカイ】【スイギュウ】【ヤク】【バリウシ】【ガヤル(インド野牛)】の9種。
★【ラマ】と【アルパカ】の祖先は同一種。【ゾウ】は飼育され繁殖したものではなく飼い馴らされた野生種。
 世界的・地球規模で重要
【ウシ】【ヒツジ】【ヤギ】【ブタ】【ウマ】の5種。
 大型動物で、【家畜化】可能な動物を“草食性”あるいは“肉食を主としない雑食性”とすると、ユーラシア大陸に72種、アフリカ大陸サハラ砂漠以南に51種生息する。南北アメリカ大陸では大部分が1.3万年前頃絶滅。
★アフリカの51種は1種も【家畜化】されていない。さらに、ユーラシア大陸以外でも家畜化されていない。
 【家畜化】された年代より P247
【イヌ】:B.C.1万年前(西南アジア、中国、北米)、
【ヒツジ】【ヤギ】:B.C.8,000年前(西南アジア)
【ブタ】:B.C.8,000年前(西南アジア、中国)
【ウシ】:B.C.6,000年前(西南アジア、インド、北アフリカ?)
【ウマ】:B.C.4,000年前(ウクライナ)
【スイギュウ】:B.C.4,000年前(中国)

◎「各大陸の地理的広がり」★Keyword=【プリエンプティブ・ドメスティケーション】 P263 
・大陸の伸びる方向は、アメリ大陸やアフリカ大陸が南北方向に対し、ユーラシア大陸は東西方向である。この方向の違いが農作物や家畜の伝播に大きな影響を及ぼした。この地域による伝播の違う現象は【プリエンプティブ・ドメスティケーション】(栽培化・家畜化の先取り)と称される。
速い速度で伝播したのは東西方向で、緯度に差がなく日照や季節、気候が似ているために伝播速度も速くなる。肥沃三日月地帯で栽培化された植物が東西方向へ速く伝わったのもこのためで、中国で開発された【接ぎ木】の技術により西ユーラシア原産のリンゴがローマで栽培されたことは驚きである。
★地理的方向の違いは、文字・技術・知識などの伝播速度にも影響し、各大陸の先住民はこの違いによる歴史を経験することになる。
■用語■【プリエンプティブ・ドメスティケーション】
野生の植物の栽培化、野生動物の家畜化により得られる利益より、すでに栽培化、家畜化されたものを利用する方が利益が大きい場合、独自の栽培化や家畜化がなされなくなる現象。



◆ ポイントひろい読み BEST 5 ◆

◎「大型動物の絶滅」P65
 アメリカ大陸
・1.5万年前のアメリカ西部には、ゾウ・ウマ・ライオン・チータ・ラクダ・オオナマケモノなどの大型動物がいたが、1.7^1.2万年前間に絶滅した。
 オーストラリア・ニューギニア
・大型カンガルー・サイに似たディプロトドンなどの固有の大型有袋類・ダチョウに似た体重180㎏の鳥、他大型爬虫類がいたが、3.5^3.0万年前に絶滅している。(絶滅の原因、時期については諸説ある)
このことは、大型動物を家畜とする機会を失ったことでもある。

○「ポリネシアの島々」P87
・祖先は、【ブタ】【トリ】【イヌ】の3種を家畜としていた。しかし、カヌーによる移動時死んでしまうこともあり1^2種欠けた島もある。ニュージーランドでは【イヌ】だけ、イースター島では【トリ】だけが残った。
・作物は、【タロイモ】【ヤムイモ】【サツマイモ】と【パンノキ】【バナナ】【ココナツ】などが栽培された。
★ポリネシアの気候・地質・土壌などの環境は様々なため、この多様性が社会・暮らし・食物などへいろいろ影響をもたらした。また、ニュージーランド以外では金属資源がないため、鉄器や貴金属の使用・利用は起らなかった。

○「【農耕民】と【狩猟採集民】の人口増加比較」P126
・【農耕民】は耕作し家畜を育てることで【狩猟採集民】の10倍^100倍の人口を養うことができる。
・【狩猟採集民】移住生活をするため、女性は授乳時の無月経、禁欲、間引き、中絶などで出産間隔はおよそ4年。これに対し、定住の【農耕民】の出産間隔はおよそ2年。
★栽培、飼育により多くの食料が手に入ると、人口が増え、余剰食糧ができ、定住化、集約化が促進された。これが経済構造をもつ社会の誕生を促すことにつながり、ユーラシア大陸で帝国が出現する前提条件でもあった。

◎「食糧生産を一歩先に始めた地域」P148
・独自に食糧生産を始めた地域はほんの数か所、開始した地域から近隣の【狩猟採集民】へと広まった。
★食糧生産を先んじて始めた地域の人々は、一歩先に銃器や鉄鋼製造技術を発達させ、疫病に対する免疫を獲得する過程へと歩みだした。この一歩の差は、“持てる者”“持たざる者”をつくることになり、歴史における絶えざる衝突へとつながってゆく。
★【メソポタミア】の肥沃三日月地帯で栽培が始まったのは、紀元前8,500年頃。

○「農耕が起った3つの地域」P198
 メソポタミアの肥沃三日月地帯
最も早く農耕が始まった地域で、主要作物のいくつかのと、主要家畜の大半がこの地域で生まれている。
 ニューギニア・アメリカ東部
土着の野生植物が栽培化されたが種類は少なく、主要な農作物は1種類を生みだしたに過ぎない。
 肥沃三日月地帯が有利な理由
・地中海性気候で穏やかで湿潤な冬、暑く乾いた長い夏など穀類マメ類の多くがこの気候に適合。そのため、乾期に枯れる一年草は、種子を残すことにエネルギーを費やし、食料となる部分に蓄えられることも好都合。
・農作物になる野生種が豊富に分布し、既に収量の多い種として大量の採取が可能なほど群生していた。
・雌雄同体の【自家和合性】植物の割合が多いため、突然変異種の特性が次世代に伝わりやすい利点があった。
 8種の主要作物はすべて【自家和合性】
【エンマーコムギ】【ヒトツブコムギ】【オオムギ】【ヒラマメ】【エンドウ】【ヒヨコマメ】【オオヤハズエンドウ】と繊維をとる【亜麻】などの起源作物が野生種として存在していた。また【オオムギ】【亜麻】以外はこの地域にしか自生していなかった。



◆ チェックポイント BEST 5 ◆

○「野生種からの栽培化」P165
・栽培が始められた1万年以上も前、栽培化により遺伝子に変化が生じ、利用されやすいものが選抜されてきた歴史がある。
作物によって栽培化の時期はいろいろで【エンドウ】(B.C.8,000)【オリーブ】(B.C.4,000)【イチゴ】(中世以降)などがある。
 栽培化へのキッカケ
利用された野生種の種は、まき散らされ、あるいはゴミ捨て場、排泄場などで発芽する。無意識のうちに栽培実験場の役を果たす。特に味、大きい実をつけるもの、そして古代においては油分が多いものが選ばれ、これまた無意識のうちに“選抜”していたことになる。
【エンドウ】の野生種の重さは栽培種の1/10、【リンゴ】の大きさは2.5cm、【トウモロコシ】は穂軸部が1.3cm程でしかなかった。油をとる目的では【オリーブ】【ゴマ】【マスタード】【ケシ】【亜麻】が選抜された。

 【アーモンド】の栽培化
(B.C.8,000頃のギリシャ遺跡から出土、B.C.3,000頃には地中海東部で栽培されていた)
・野生の【アーモンド】には【シアン系毒素】が含まれ、食べると【青酸ガス】を発生する。野生種の場合10数個で致死量となる。植物は、種子を苦くしたり有毒にして食害から保護しているものが多い。では、どのようにして栽培化されるようになったのだろうか?
・“鍵”は稀に発生する【突然変異】。苦みの基となる【アミグダリン】の生成を阻害する変種が発生することがある。この変種は鳥などの食害を受けるため子孫を残せないが、鳥の食べている木の【アーモンド】を真似して食べてみたり、好奇心旺盛な子供が食べ、苦みのない実のなる木を見つけたのではと想像される。
★【スイカ】【ジャガイモ】【ナス】【キャベツ】なども祖先の野生種は苦みや毒性のある植物。

◎「知らず知らず栽培化への改良」P174
◆《最初の重要な改良は『実をつけたままの突然変異個体』の選抜》
・野生種は種子をばらまく仕組みをもつため、効果的な収穫がしにくい。ばらまかれていない種子を採取し続けた結果、ばらまく特性をもたない個体が栽培種の原種となる。
例-1)【エンドウ】の野生種は、鞘(さや)をはじいて種子散布するが、この特性をもつ遺伝子に突然変異が生じはじけないものができる。この個体を収穫し続けたため栽培種の原種となった。
例-2)【コムギ】【オオムギ】の種子は突然変異種で穂先についたままになる。野生では致命的欠陥となる特性が、人間が栽培種として利用するには好都合の特性となる。さらに次世代種もこの特性をもつ。

◆《『発芽時期にバラツキのない個体』の選抜》
・野生種の発芽は、播いてもすぐには発芽しない。予測不能な天候不順、干ばつ、遅霜などのリスクを回避するための発芽抑制システムをもち、バラツイた発芽をする。
・栽培化に適した個体は、播けばすぐ発芽する。すぐに発芽する特性をもつ個体、突然変異して発芽抑制システムをもたない個体を栽培種として選抜した。
★初期の農民は発芽抑制や突然変異など知る由もないが、無意識に実践していた栽培で知らない間に選抜がなされてきた。

◆《繁殖法の転換》
・根や塊茎など栄養繁殖する個体や自家受粉をする【自家和合性】個体は遺伝子を保存することができるが、野生種の多くは【自家不和合性】の個体で、その遺伝子を保存することができない。
 受粉なしで結実へ転換
【種無しバナナ】【種無しブドウ】【種無しオレンジ】【パイナップル】などは受粉なしで結実する当然変異がもたらした。
 【自家和合性】へ転換
【スモモ】【モモ】【リンゴ】【アンズ】【サクランボ】などは【自家不和合性】から変換された。
★これも初期の農民はメカニズムを理解できなかったが、種子を播けば結実する作物を手に入れている。

◎「栽培化されなかった植物」P185
 【オーク】:食用となる【ドングリ】が採取できるのに栽培化されていない。理由として、
1.成長の遅く、実をつけるまでに10年もかかる。
2.【ドングリ】の苦み、渋みは複数の遺伝子が関与しているため、遺伝法則による選抜ができない。
 【イチゴ】【ラズベリー】:後世になるまで栽培化されなかった。理由として、
1.ヨーロッパツグミが食害した上、あちこちに種子を排泄するため、防護ネットと温室が整備されるまで品種の選抜ができなかった。
 このほか共通する理由として、
1.大きさ、形、味覚のように検証可能なものは栽培化できたが、遺伝子など検証が不可能だったものは栽培化の障害になった。
2.播種の仕組、発芽抑制、などの特性は近代植物学の登場を待たなければならなかった。

○「現在の主要農作物」P195
・20万種ある顕花植物のうち食料となるのは数千種、実際に栽培されているのは数百種だが、大半は食生活を支える基盤にはならない。
・炭水化物を多く含む穀類は成長が速く、作付面積当たりの生産量は 1t/haで、消費される全食物カロリーの半分以上を穀類から摂取。現在生産されている農作物は、上位12種のうち5種が穀類の【コムギ】【トウモロコシ】【コメ】【オオムギ】【モロコシ】で、全体の80%を占める
・穀物は【タンパク質】含有量が少ないが、不足分は【タンパク質】を12%含む【マメ類】で補われている。【ダイズ】は38%も含む。
・この他、【ジャガイモ】【キャッサバ】【サツマイモ】などの根菜類、砂糖をとる【サトウキビ】【テンサイ】と【バナナ】などの果物類、わずか10種ほどの作物で占められている。

○「【家畜化】できない理由」P251
 餌
体重450kgの【ウシ】を育てるには4.5tの飼料が必要だが、同じ体重の肉食獣は45tの餌で育てた草食獣が必要で経済効率が悪い。【コアラ】のように偏りがある餌を必要とする動物も【家畜化】できない。
 成長
草食性でも【ゴリラ】や【ゾウ】などのように成長に15年もかかる動物は【家畜化】できない。
 繁殖
【チータ】のように飼い慣らしても繁殖が難しい動物や縄張りをもったり、複雑な求愛行動をする動物は【家畜化】できない。
 気性
【クマ】:肉は高値で売られるが、成獣は非常に気性が荒く危険である。
【アフリカスイギュウ】:アフリカでも最も危険で、予測のつかない行動をする。
【カバ】:も危険で毎年多くの人が殺されている。
【シマウマ】:歳をとるにつれどうしようもないほど気性が荒くなり危険なため【家畜化】できない。
 パニックになりやすい
【ガゼル】:やたらに跳ね回り、死ぬまで柵に体当たりを繰り返したり、時速80kmで走り回るような動物は【家畜化】できない。
 野生では一匹行動
身近にいる【ネコ】がこの種の動物で、縄張りをもち単独行動をとり、互いの存在に寛容でないため【家畜化】できない。
 群れごとに縄張りをつくり雄同士闘う
【シカ】【レイヨウ(アンテロープ) 】などは繁殖期に縄張りをつくり、他の個体を排除する。雄同士が闘いを始める種も【家畜化】できない。


◇□◇◆◇□◇ 読み返しあらたな感銘を受ける本 ◇□◇◆◇□◇

朝日新聞社主催の『ゼロ年代の50冊』は書評執筆者が選んだ、2000~09年の10年間のベスト書籍で、その第一位となったのが本書。それもジャンルを問わない書籍の中からの第一位である。

これがきっかけでもう一度読み直してみた。
前回、あまりに広範囲の事象について書かれた壮大な人類史に驚き、圧倒されたことを思い出す。
語り口は、冷静で分かりやすくとても穏やかだが、内容がすごい。
『舌を巻く』とはこんな時に使うのかと思った本。

作物の由来、家畜の由来、そして大陸の形の特性による伝播の違いを説く。
先住民との関係とその運命、感染症と家畜と免疫の関係まで、「なぜ」「なぜ」「なぜ」と読み解いていく。

それぞれ分析し、さらに相互間の関係を検証し、最後にまとめていく。
よくこれほど広範囲の事象をまとめられるものだとつくづく感動してしまう。

あらためて、表紙の経歴を見ても、医学部教授であり生理学から進化生物学、生物地理学など3^4人分の研究を独りでしているような肩書。

とんでもないスーパーマンである。下巻が楽しみになる!




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Dr.kusaichi

Author:Dr.kusaichi
日頃より、身近な科学に興味があり、新書などいろいろ読み漁り、また読み耽っています。
そんな中から、選りすぐりのお薦め書籍をご紹介します。

植物の本、昆虫、小動物、菌類からウィルスまでいろいろ登場予定。
科学の本 身近で分かりやすく、肩の凝らない本が中心。
最近話題の本も登場、その他 私の勝手にいろいろ出てきそうです。
気軽に楽しんでいただけると幸いです。

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◆【トレッキングシューズ】
軽量、通気性能、履心地


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★お薦めフィールド図鑑★


◆【声が聞こえる『野鳥図鑑』】
各ページにドットコードがあり、サウンドリーダーで再生。生きいきした鳥の声を聞けます。 地鳴、さえずりも別に再生できる優れもの。



声が聞こえる!野鳥図鑑増補改訂版





◆【声が聞こえる『カエル』】
『野鳥図鑑』に続く『カエル』良くこれだけの収録ができたと驚く内容です。 野鳥と同じサウンドリーダーで再生可能の優れもの。



声が聞こえる!カエルハンドブック





◆【日本帰化植物写真図鑑】
雑草と呼ばれる草本類の“外来種600種”が掲載され野外観察に心強い1冊。



日本帰化植物写真図鑑改訂





★樹木図鑑(携帯用ポケットガイド)

◆【庭木・街の木】ポケットガイド④
身近な庭木275種、413品種を収録。 フィールドで使いやすい。



庭木・街の木





◆【野山の樹木】ポケットガイド⑨
日本に自生する樹木372種400品種を収録。 庭木・街の木の姉妹版。



野山の樹木





★野草図鑑(携帯用ポケットガイド)

◆【街・里の野草】ポケットガイド②
四季の普通にみられる野草295種を紹介。 写真と解説がコンパクトで分かりやすい。



街・里の野草





◆【野山の野草】ポケットガイド⑩
野、山、水辺のよく見かける野草391種を紹介。 街・里の野草の姉妹版。



野山の野草





★昆虫図鑑

◆【野や庭の昆虫】
植物との関係から昆虫を表示している点が特徴。 庭、野山、作物、畑などに分けられ検索しやすい。



野や庭の昆虫





◆【昆虫の集まる花ハンドブック】
昆虫により花粉が運ばれる虫媒花を中心に142種の受粉方法、仕組みを解説。 気軽に観察と推理が楽しめる。



昆虫の集まる花ハンドブック





★こんな図鑑もありますョ!

◆【イモムシハンドブック】
チョウ類91種、ガ類135種、の合わせて226種を掲載。 幼虫、さなぎ、成虫の写真、ここまでの資料に感激。



イモムシハンドブック





◆【冬虫夏草ハンドブック】
漢方薬でよく知られる冬虫夏草。 基本から見分けまで見ているだけでも楽しい図鑑。



冬虫夏草ハンドブック




◆【ベリーハンドブック】
ツツジ科とバラ科の“ベリー”と呼ばれる実を付ける植物の図鑑。 女性に人気のベリー、こんなにたくさんあった!



ベリーハンドブック




★お薦めフィールド図鑑
                          (季節編)★


◆【日本の桜】
サクラ、栽培品種から、モモ、リンゴまでわかりやすく分類。 写真が鮮明で桜の季節に、必携の図鑑。



日本の桜増補改訂版




◆【日本のスミレ】 
山渓ハンディ図鑑⑥
可憐で人気のスミレ。しかし地域種あり、交雑種あり外来種もある。 検索表でまず見当を付けることから見分けるスミレ専門の図鑑。



日本のスミレ増補改訂




◆【日本の野菊】 
山渓ハンディ図鑑⑪
『検索チャート』『見分け方コラム』で野菊を見分ける手法を詳しく解説。 どこで見分けるかのポイントがつかめる。



日本の野菊




★じっくり調べる図鑑★
各部の詳細写真が多く分かりやすい。

◆【樹に咲く花】離弁花①

樹に咲く花(離弁花 1)改訂第3版


◆【樹に咲く花】離弁花②

樹に咲く花(離弁花 2)2版


◆【樹に咲く花】合弁花他③

樹に咲く花(合弁花・単子葉・裸子植物)改訂第3版


◆【野に咲く花】 
山渓ハンディ図鑑①


野に咲く花


◆【山に咲く花】 
山渓ハンディ図鑑②


山に咲く花4版


◆【高山に咲く花】 
山渓ハンディ図鑑⑧


高山に咲く花


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