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『きらわれものの草の話』人の撹乱の内側で生育する雑草。役立つ雑草から除草剤まで、雑草あれこれ話題の多い1冊です。

■きらわれものの草の話■



雑草あれこれ、「名のない草はない」どんな草にも名前がある。ヒガンバナなど、古くから馴染みのある花には、地方名など数えると3^400もあるという。
人の手で勝手に分けられた【栽培植物】【雑草】【人里植物】【山野草】。ここで【雑草】に入れられた植物は気の毒? 昭和天皇の【雑草】に対する思いも紹介されている。

また、昭和10年に7名の文化人による“もうひとつの”『秋の七草』も面白い記事。菊池寛、与謝野晶子、斎藤茂吉、高浜虚子とともに牧野富太郎も選者として「菊」を選んでいる。こんな粋なことをしていたとは!『新しい秋の七草』選び手の人柄まで偲ばれる。

雑草にまつわる話題とともに、除草、除草剤の記事もある。それぞれの効能、作用点、安全性の解説がある。
この本、確か“ジュニア新書”だったのでは?と改めて背表紙を確認。ほんとにこの内容ジュニア向けなのかなと、心配になるほどの内容。

ジュニア新書にも結構なかなか興味ある内容のものがあり、本棚に何冊か並んでいる。
しかし、この内容ちょっと難しくないか?と思うこともしばしば。ひょっとして、こちらの理解度が不足しているのかも知れないが。

まぁ、それはともかく、このシリーズ、一般書として並んでいてもおかしくない内容で、雑草の話題から除草剤とその経済効果まで書かれている。除草剤はいろいろあるが、人体、環境など考えると、果たしてどの薬剤が危険で、どう作用するのかくらいはチェックしておきたい。分かりやすく解説されている。
ジュニアでない方にもお薦めの「ジュニア新書」です。



★詳細はこちら↓


松中昭一(まつなか・しょういち)著
1999.05.20.第一刷
岩波ジュニア新書 321

★★★☆☆ 難易度
★★★★☆ 蘊蓄度
★★★★★ お勧め指数
★★★★☆ 保存版
★★★★☆ 編集、構成
★★★★★ 総合評価

 

◆《感銘・共感・知見の一文》◆

◎「【栽培植物(作物)】【雑草】【人里植物】【山野草】」P8
【野草】は人の撹乱の外側で、【雑草】はその内側で自然に生育する植物群
【栽培植物】は人間の手助けがなければ生育しない植物群
★これらの区分け図が掲載されている。【作物】と【山野草】は重複しないが、【雑草】と【人里植物】は【作物】【山野草】の一部と重なり、【雑草】は【作物】寄り、【人里植物】は【山野草】寄りに位置していて分かりやすい。

○「昭和10年に選ばれた「“もうひとつの”秋の七草」P43
当時有名な7名の文化人が推薦(東京日日新聞)
コスモス(菊池寛)、オシロイバナ(与謝野晶子)、ヒガンバナ(斎藤茂吉)、シュウカイドウ(辻永:つじひさし)、イヌタデ(高浜虚子)、ハゲイトウ(長谷川時雨)、キク(牧野富太郎)
選んだ人と選ばれた花との取り合わせが、絶妙!

○「役に立つ雑草」 ★Keyword=【特定外来生物】 P110
・【オオアカウキクサ:Azolla japonica 】【アカウキクサ:Azolla imbricata 】
体内に【藍藻】が寄生し、【空中窒素固定】能力があり、土壌にすき込み【窒素肥料】として効果ある。

・【シロイヌナズナ:Arabidopsis thaliana】
小型、世代交代が短い(30日程度)、DNA構成の塩基対が7,000万と小さく解析が容易なことから【実験植物】として活躍。

・【ホテイアオイ:Eichhornia crassipes 】
【BOD】95%、窒素86%、りん酸60%の【浄化効果】がある。

 【特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律】(特定外来生物法)が2005年施行され、規定の外来生物の飼育、輸入、販売を厳しく規制。
【アメリカオオアカウキクサ: Azolla cristata】(シダ植物門シダ綱アカウキクサ科)は、【特定外来生物】に指定されている。



◆《ポイントひろい読み BEST 5》◆

◎「野生から栽培植物への転換」P64
それぞれの形質の【遺伝子】が突然変異を起こしたためで、
人間の手によりくり返し栽培が継続された結果、“無意識な”選択により【栽培植物】が完成した。
 脱粒しない(種子が穂から落ちこぼれない)
 種子が休眠しない(播けばすぐ発芽する)
 一斉に生育する(収穫の時期が揃う)

◎「【イネ】は多年生」P71
普通に栽培している【イネ】は、刈り取り後、水分と温度が維持されると、株から新しい芽を出し、穂をつける。
【一年生】は、種子を取るには有利にはたらくが、【多年生】では、種内での変異の幅が広く、潜在的に多くの形質をもっているため、新しい品種や系統をつくることができる。
★こうした意味から、【イネ】は中間型として栽培されたことが、現在の栽培型誕生に有利にはたらいた。

◎「水田の雑草」P86
水田を、水を湛えた【湛水(たんすい)状態】、【湿潤状態】、水を落とした【畑の状態】にし、
生育する雑草を【C3植物】:【C4植物】に分類すると、
【湛水状態】89%:11%
【湿潤状態】 6%:94%
【畑の状態】 7%:93%
という結果となり、湛水により雑草が抑制され、ほとんどが【C3植物】になる
★陸稲では、【C4植物】と競争が生じて、草取りをしないと収穫がなくなってしまうことになる。
☆主な【C4植物】
タイヌビエ、カヤツリグサ、ヒデリコ、イヌビエ、イヌビユ、エノコログサ、メヒシバ、スベリヒユ

○「花粉症の原因になる雑草」P100
牧草(イネ科):チモシー(オオアワガエり)、カモガヤ(オーチャードグラス)、ケンタッキーブルーグラス
雑草(イネ科):スズメノテッポウ、ハルガヤ
雑草(キク科):ブタクサ、オオブタクサ(クワモドキ)、ヨモギ
雑草(ダデ科):ギシギシ、ヒメスイバ
その他、カナムグラ、ヒメガマなど。

○「主な雑草防除」
 【耕種的防除】 ★Keyword=【耕種的防除】 P123
【生態的防除】とも呼ばれ、栽培体系(播種、収穫の時期や方法)、栽培管理の手段、及び、作物の競争力を高めるなどで、雑草を抑える方法。
雑草防除はこのほか、【機械的防除】【生物的防除】【化学的防除】【物理的防除】などがある。

 【生物的防除】P129
・【カブトエビ】50^60匹/㎡生息すると除草効果がある。ミジンコ類と近縁。
★カブトガニと比較、混同される。カブトエビは甲殻類でエビに近いが、十脚目のエビ類とは遠い。
【カブトエビ】:節足動物門 甲殻亜門 、【カブトガニ】: 節足動物門 鋏角亜門
共通点は、原始的な特性を残す“生きた化石”。両者とも祖先は、三葉虫とする説もある。

・【スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ): Pomacea canaliculata】(リンゴガイ科の淡水の大型巻貝)
アルゼンチンから食用として移入したものが繁殖。2^3個/㎡いると除草効果があるといわれるが、イネ苗の食害などがあり本来は根絶すべき【外来生物】。
★★イネの害虫として知られ、世界の侵略的外来種ワースト100リスト選定種。

・【アイガモ】【アイガモ農法】として2^30羽/10アールでほぼ完全な除草効果があるが、管理が負担となる。

・【オオアカウキクサ】【ウキクサ】雑草発生を抑え、窒素肥料としての効果もある。

 【物理的防除】P137
【耕種的防除】【機械的防除】も物理的だが、熱や光を利用する雑草防除法を指す防除法。
【ハウス栽培】での太陽熱による土壌消毒、害虫防除は、同時に雑草防除効果もある。
【マルチ栽培】:土の保温、蒸散防止を兼ね雑草防除にもなる。



◆《チェックポイント》◆
ここは少し上級編、ひろい読み編が気に入ったら次はこちらで、チョット深読みしてはいかがでしょうか。

◎「【除草剤】の作用機構」 ★Keyword=【半数致死量=LD50(mg/kg)】 P141
★( )内の数字は【半数致死量】。この数値が小さいほど毒性が強いことに注意!
 酸化的リン酸化阻害(エネルギー獲得阻害)
 【PCP】(LD50=210mg/kg)【DNOC】(25^40

 光合成阻害
・ 電子伝達系阻害:【シマジン】(>5,000)、【プロマシル】(5,200)
・ クロロシス:【ピラゾレート】(9,550)、【ノルフルラゾン】(8,400)
光合成特異的阻害剤であり、動物に対しては毒性が低い

 植物ホルモン作用撹乱 ★Keyword=オーキシン 
【2,4-D 】(735)、【MCPA】(700
【2,4-D 】はオーキシンに似た作用をするが、天然に存在しないため分解機構がなく、長く効き続ける。
★広葉の雑草に作用、イネ科の作物には効きにくい選択性がある

 活性酸素生成
・スーパーオキサイド生成:【パラコート】(141)、【ジクワット】(231)
【パラコート】の作用は動物体内でも起るため、動物毒性も強い
・一重項酸素生成:【CNP】(>10,800)、【クロメトキシニル】(33,000)、【オキサジアゾン】(>8,000)

アミノ酸生合成阻害
 【グリホサート】(10,000)、【グルホシネート】(2,000)、
 【フラザスルフロン】(>5,000)、【ベンスルフロン-メチル】(11,000)
☆【フラザスルフロン】は、商品名【シバゲン】。
★シバのもつ酵素に解毒作用があるため、シバには作用しない。
動物は、必須アミノ酸生合性経路をもたないため、影響を受ける可能性は低く毒性も低い

 矮化・濃緑化
 【ベンチオカーブ】(1,300)、【アラクロール】(1,350)

 脂肪酸生合性阻害
 【フルアジホップ-ブチル】(3,330)、【セソキシジム】(2,930)
★広葉作物は感受性が低く、イネ科雑草に特異的に作用。

◎「除草剤の経済効果」P194
昭和24年と平成9年での経済効果を計算している。
除草剤を使ってなかった昭和24年の除草労力は、506時間/ha ⇒ 平成9年は、20時間/ha
除草剤の使用、耕地整理などにより、除草に掛かる労力が激減、全国の経済効果として計算すると、8,522億円となっている。
今や、【除草剤】なくしては、作物の生産ができない状態になっていることがうかがえる。



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『花と葉で見わける野草』最近見かける【ナガミヒナゲシ】【ルリニワゼキショウ】など新顔の【外来種】も 見分けがよくわかる。似ている野草を写真を基に解説、違いがわかりやすい。

■花と葉で見わける野草■

副題に、『散歩が楽しくなる図鑑』とある。掲載は330種、似ている野草の違いを写真を基に解説、違いがわかりやすい。要所にコラムを交え、興味ある話題を載せている。
【外来種】や【逸出野生化】した新しい野草も載っているため、何冊も持っていながら、また一冊増えることになる。

普段身近なところで見かける野草が、より身近になる。こうなると決して“雑草”とは呼べなくなる。水やり、植え替えなど人の世話、手間から離れ、文字通り“雑草”のように逞しく生き抜く。その戦略もまたスゴイ。【カタバミ】のように種子を飛ばす仕掛けを知ると一層興味がわいてくる。

園芸種には、花壇から逃げ出し、野生化したものが多い
その一つに【ニワゼキショウ】があるが、【オオニワゼキショウ】【ルリニワゼキショウ】など次々に新顔が野生化し、公園などで群生している。分類、和名など追いつかず、解説書により和名が異なったりしているため、いろいろ見比べ判断に悩むことも多い。

それにしても、日本に帰化した【外来種】の多いこと、【在来種】を脅かし、絶滅が憂慮されるほどの種もある。【オナモミ】【イヌノフグリ】【チチコグサ】など、どれも【外来種】の仲間に圧倒され、見る機会も少ない。

『植物の名前』で近田氏が名前の覚え方について記している。
『図鑑を利用して植物の名前を知るには、種とその種が属している科の名前を連動させて覚える。科は分類の上で重要なグループで、科の特徴を理解すると、未知の種でも見当がつくようになる。~また、種をまとめた属も多くの共通点がある。本図鑑では、同じ属ですがたが似ている種を“なかま”として理解するようにしてある』


★詳細はこちら↓
花と葉で見わける野草


監修:近田文弘(こんた・ふみひろ)
写真:亀田龍吉(かめだ・りゅうきち)
構成・文:有沢重雄(ありさわ・しげお)
2010.04.10. 初版第一刷
株式会社小学館


★★☆☆☆ 難易度
★★★☆☆ 蘊蓄度
★★★★★ お勧め指数
★★★★☆ 保存版
★★★☆☆ 編集、構成
★★★★★ 総合評価
 

◆《感銘・共感・知見の一文》◆

◎「コラムより、3例抜粋」P128 P132 P207
【カタバミ】:熟すと中の種子が飛び出す写真がある。こうなっていたとは気付かなかった!
【ゲンゲ】:根粒細菌により空中窒素を固定する。年間50^100kg/haにもなる。
【ネジバナ】:紡錘根(ぼうすいこん)に数年かけて養分を蓄え、それを使って花をつけ、大量の種子を飛ばす。

◎「いつの間にか、【外来種】が席巻!」
◆ 【外来種】が多く進出【在来種】が少なくなり、地域によっては絶滅している種もある。
【オナモミ】⇒【オオオナモミ】(メキシコ原産)、【イガオナモミ】(ヨーロッパ原産)。
【ハンゴンソウ】⇒【オオハンゴンソウ】【ミツバオオハンゴンソウ】【アラゲハンゴンソウ】(どれも北米原産)
【チチコグサ】⇒【チチコグサモドキ】(熱帯アメリカ原産)【ウラジロチチコグサ】(南アメリカ原産)★他にもいくつか進出している。
【イヌノフグリ】⇒【オオイヌノフグリ】【タチイヌノフグリ】【フラサバソウ】(ヨーロッパ原産)
【ニシキソウ】⇒【コニシキソウ】【オオニシキソウ】(北・中央アメリカ原産)

 栽培されていたものが逸出野生化
【キキョウソウ】(キキョウ科):観賞用に栽培されていたものが野生化。【ヒナキキョウソウ】(北アメリカ原産)【ヒナギキョウ】
【ヒレハリソウ】(ムラサキ科):【コンフリー】の名で、健康食品として栽培されていたものが野生化。(ヨーロッパ原産)
【ヤナギハナガサ】(クマツヅラ科):観賞用に栽培されていたものが野生化。【アレチハナガサ】(南アメリカ原産)
【ニワゼキショウ】(アヤメ科):観賞用に栽培されていたものが野生化。【オオニワゼキショウウ】【ルリニワゼキショウ】(北アメリカ原産)
【セイバンモロコシ】(イネ科):【ジョンソングラス】の名で、牧草として移入、若葉に青酸が含まれる。

 最近盛んに勢力拡大
【ナガミヒナゲシ】(ケシ科)地中海沿岸原産、急速に分布を広げている。道脇に凄まじい量の花を咲かせている。
【ツタバウンラン】(ゴマノハグサ科)ロックガーデンなどで植えられたものが逸出野生化。
【アメリカフウロ】(フウロソウ科)北アメリカ原産、茎に毛が密生し赤紫色を帯びる。

◆《ポイントひろい読み》◆
本書に掲載されている野草と、その特徴よりポイントを抜粋

○「本書に掲載されている野草:科の分類」P3
1.双子葉植物合弁花類
  【キク科】【ゴマノハグサ科】【ナス科】【シソ科】【ヒルガオ科】【アカネ科】
2.双子葉植物離弁花類
  【セリ科】【ウリ科】【スミレ科】【トウダイグサ科】【カタバミ科】【マメ科】【バラ科】【アブラナ科】
  【キンポウゲ科】【タデ科】
3.単子葉植物類
  【ユリ科】【アヤメ科】【イネ科】
に分類され、花と葉のつくりや特徴が簡潔に解説されている。科ごと、属ごとにまとめられ、その特徴がとらえやすい構成。
★写真イラスト付き、また専門用語には仮名つき。

○「解説より代表3例の特徴抜粋」  ★キーワード=【托葉鞘】【内花被片】【外花被片】 P3~
 【キンポウゲ科】:がく片、花弁、雄しべと雌しべがそれぞれ離れてつき、不特定数の雄しべと雌しべがある原始的な科。
 【タデ科】:花は小さく、花弁はなくてガク片が花弁のように見える。托葉は鞘状になって、茎を包む【托葉鞘】(たくようしょう)。
 【ユリ科】:同じような形の花被片(かひへん)が6個放射状につく。内側の3個を【内花被片】、外側の3個を【外花被片】という。

◆《チェックポイント》◆
見分けのコツ3例【ミゾソバの仲間】【チドメグサの仲間】【ヤマノイモの仲間】

◎見分けるコツ代表3例
◆【ミゾソバの仲間】 P198
【ミゾソバ】葉に斑紋がはいることがある。別名【ウシノヒタイ】葉の形を牛の額に見立てた。
【アキノウナギツカミ】葉は細長く、基部は矢じり形に張り出して枝を抱く。花は枝先に数個つく。茎に下向きの刺がある。
【ママコノシリヌグイ】葉は三角形。托葉鞘の上部は腎円形で葉状。花は枝先に10数個ずつつく。茎や葉に下向きの刺がある。
【イシミカワ】葉身三角形で、葉柄は葉身の内部につく。花は緑色であまり開かない。

◆【チドメグサの仲間】 P96
【チドメグサ】花序の柄は葉柄より短い。花は10数個。葉が1~1.5cmと小さく、浅裂(せんれつ)する。
【ヒメチドメ】花序の柄は葉柄より短い。花は2~5個。葉が0.5~2cmと小さく、5~7裂する。
【ノチドメ】 花序の柄は葉柄より短い。花は10数個。葉が2~3㎝と大きく5深裂する。
【オオチドメ】花序の柄は葉柄より長い。花は10数個。葉が1.5~3cmと大きく、浅裂する。

◆【ヤマノイモの仲間】 P214
【ヤマノイモ】雌雄異株。雄花の花序は立ち上がる。葉の付け根に【むかご】=珠芽(しゅが)をつける。葉は長いハート形で ふつう対生
【オニドコロ】雄花の花序は立ち上がる。葉はハート形で互生
【ヒメドコロ】雄花の花序は垂れ下がる。葉は【オニドコロ】より細い。




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野や山野に咲く花の魅力を語るガイドブック。著者の思い入れが伝わる『身近な野の花のふしぎ』 素敵な植物画とともに、分かりやすい解説がとてもいい。

■身近な野の花のふしぎ■


「ちょっと風変わりな既刊書の続編」と著者自ら紹介している。私には、チョット以上、トテモ変っていたと思う。ところが、『身近なムシノのびっくり新常識』では【ハチドリ】【ハエ】【カ】【アザミウマ】と【ご本人】まで参加し、勝手に「羽ばたき選手権」を開催してしまうような“腕白さ”が影をひそめ、シェイクスピアだの、ワーズワースだの登場し、かなりの“優等生”になっている。この点、少なからず寂しさ?を感じてしまう。

今回、一番印象的な章は『命の芸術祭』(P190)。著者の生きものや植物に対する思い入れに溢れ、ここに登場する植物は、中でも“特上”リスト、お気に入りの顔ぶれと察する。
『自然の作品は、豊かな情景の中で見たい』 『そこで、とても貴重な一瞬に立ち会える。 ~まず、山野にどんな顔ぶれがあるのか、知っておくことは楽しい』
一つ一つの造形の美しさ、不思議さに魅入ってしまう森さんの様子が伝わってくる。
そして挿絵、あっさりとした中にセンスの良さを感じさせる植物画、中でも各章扉の植物画は、とても魅力的。あらためて見返すほどである。

身近に、こんなに魅力的で、興味をそそる世界があることに気づかせてくれるエスコートガイド。普段なかなかお目にかかれない植物も登場。ふと、そんな野の花に出逢った時、このガイドブックのことを思い出せれば、チョット得したような、ほんのりとした幸せを体感できる。そんな魅力を秘めた1冊である。

★詳細はこちら↓
身近な野の花のふしぎ



森昭彦(もり・あきひこ)著
2010.05.25.初版第一刷
サイエンス・アイ新書SIS-163/ソフトバンク クリエイティブ㈱

★★☆☆☆ 難易度
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◆《感銘・共感・知見の一文》◆

◎「とんでもない繁殖力」P66~
【ナガミヒナゲシ】ケシ科
地中海原産。ひとつの果実に実に 3,000粒もの種をつくるため、ネズミ算式の繁殖。
(根気良く数をチェックされたようで、これには驚きです)
【セイバンモロコシ】イネ科
別名【ジョンソン・グラス】といい、牧草として導入された。たんぱく質豊富で、どこにでもよく育ったが、若葉に【青酸化合物】が含まれていたため、家畜が中毒を起こした。
【タカサブロウ】キク科
小さなヒマワリを思い起こさせる花は、種のつき方もそっくりで、1,000粒/株もの実をつける強害草。
近年【アメリカタカサブロウ】が著しく増えている。

○「不思議な名前、漢字で書くと?」P142~
【キツネノボタン】キンポウゲ科
『狐の牡丹』『狐野牡丹』さてどちらがホント? 著者は長いこと『狐のボタン』と思っていたが『狐野牡丹』とある。
手元にある「野に咲く花」(山渓)は『狐の牡丹』、「街・里の野草」(小学館)は『狐牡丹』“の”を書かずにうまく逃げた? PC検索でも『狐野牡丹』は見当たらない?さて…?んーn?
【キリンソウ】ベンケイソウ科
「山に咲く花」(山渓)は『黄輪草』、「街・里の野草」(小学館)は『黄輪草・麒麟草』こちらもウマくかわしている?
【アキノキリンソウ(アワダチソウ)】のキリンは麒麟、キク科とベンケイソウ科に似た和名があるところがそもそもヤヤコシイ原因?
【イタドリ】タデ科
『虎杖』これで“イタドリ”と読ませる。トラのつえ? 知らなければ読めるわけない漢字。葉を揉んであてがい痛み取りにしたとの由来?
◆ 【イヌカキネガラシ】キク科
『犬垣根芥子』(“枯らす”ではない。辛子でもない。勘違いしやすい漢字名)
★植物名は、今では由来もわからないことや、いくつか説のあることが多い。カタカナで表現が賢明、深追いするとますます深みに…???

◆《ポイントひろい読み BEST 3》◆

○「菜の花2種」P12~
日本の春となった感のある菜の花畑、実はどれも“外国産”。
【セイヨウアブラナ】よい花蜜、ナタネ油も多いことで、明治時代に輸入される。万葉の【アブラナ】は生産性が悪く、今では珍しい存在、これも地中海原産の“外国産”、弥生時代に入ってきたといわれる。若い茎葉を茹でて食べると【アオナ】、花を食べると【ナノハナ】、菜種油を採るときは【アブラナ】と呼び分けられる。
【セイヨウカラシナ】も菜の花に違いなく、★見分けは葉の付け根が茎を抱かない。(【セイヨウアブラナ】は茎を抱く)【からし油配糖体】を含むため、近縁種の種を粉末にし、マスタードにする。
☆粉末自体には辛みはなく、水分と反応し揮発性の辛み成分が遊離し、ツンとした刺激となる。

○「タデ3種」 ★キーワード=【托葉鞘】 P32~
 【イヌタデ】
雑草として広く親しみがある。“イヌ”がつくが御浸し、天ぷらとして食べられる。★価値あるタデが他にあるため“イヌ”が付く。
別名“アカマンマ”として御飯事(おままごと)で活躍。★【托葉鞘】に長い毛がある。
◆ 【オオイヌタデ】
荒れ地や河原に、淡いピンクの大集団をつくる。やや湿った場所を好み背丈ほどに育つ。★【托葉鞘】に毛がない。
 【ヤナギタデ】
別名、【マタデ】【ホンタデ】湿った草地を好み、花穂はうなだれ花はまばら。★【托葉鞘】に短い毛がある。
★アユの塩焼きに欠かせないが、これは栽培品種で、野生のものは、辛み成分“タデオナール”が強すぎる。

○「樹の葉に似ていることから和名がついた雑草3種」 ★キーワード=【偽輪生】 P40~
 【ザクロソウ】ザクロソウ科(熱帯アメリカ産)
【ザクロ】に似ているのは“偽輪生”の葉だけではなく、丸く膨らむ実が口を開けた様子が良く似ている。
 【クワクサ】クワ科
葉が【クワ】に似ているからといわれるが、微妙である。
(葉の付け根に付ける花穂の方が【クワ】の実に似ている?)
 【エノキグサ】トウダイグサ科
別名【アミガサソウ】 葉の付け根に“編み笠”をつけ、ここに小さな雌花が咲く。雄花は、頂部にひも状に延びる花穂をつける。

◆《チェックポイント BEST 3》◆
ここは少し上級者編、ひろい読み編が気に入ったら次はこちらで、チョット深読みしてはいかがでしょうか。

◎「【逸出帰化】した3種」 ★キーワード=【逸出帰化】【特定外来種】 P64~
 【セリバヒエンソウ】キンポウゲ科
飛燕草、花の美しさをツバメに喩えた。
中国原産で明治期に栽培していたものが逃げ出したらしい【逸出帰化】
 【ハゼラン】スベリヒユ科
熱帯アメリカ原産で、明治初期に渡来した園芸用の栽培種。
別名【三時草】と呼ばれ、決まった時間に咲きだす。
 【オオハンゴンソウ】キク科
北米から観賞用に渡来、仲間に【ルドベキア】がある。★【ハンゴンソウ】は在来種。一時【環境緑化植物】として広まったが、繁殖力旺盛で今では【特定外来種】★行政、企業により広められたことが原因!

○「日本発祥の外来種」P90~
 【スイカズラ】スイカズラ科
アメリカ、ニュージーランドの森林地帯で、クズと並ぶほどの強害草。いくらでも増えることで、駆除対象となる。朝夕の香りは特に強く、甘い蜜を蓄える。
英名で【Honey suckle】(suck=吸う)、芳香成分に、消炎、抗菌作用がある。
◆ 【オカトラノオ】サクラソウ科
世話いらずで、勝手に生育し、コロニーをつくる。里山の詩情があるが、観賞用に渡米したものが【逸出帰化】し、野生化している。秋の紅葉も美しい【サクラソウ科】の植物。
 【トウテイラン】ゴマノハグサ科
日本固有種で自生地の京都、兵庫、鳥取周辺で【絶滅危惧?類】。庭園などでは元気に育つ。(自生地を追われ、住宅地で繁殖)。園芸店で【ベロニカ・インカナ】名で売られるものはこれとは別種。

◎【ザゼンソウ】 ★キーワード=【UCP=脱共益タンパク質】 P194
まだ肌寒い3月に雪を溶かし開花する。こんな芸当のできる種明かしは、発熱しているためであることがわかってきた。根に蓄えられた炭水化物が、【肉穂花序(にくすいかじょ)】に送られ、ここの【ミトコンドリア】が周囲の変化を察知して、体温を20~25℃まで上げる。
このシステムに【UCP=脱共益タンパク質】とその遺伝子が関わっているらしく、暖を提供し有益昆虫の独占を目論む?
★2億年前に、爬虫類から分化した恒温動物が獲得したシステムで、通常植物には見られない。




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都会の身近な雑草、蘊蓄ある解説に納得、タンポポ、ツキミソウの開花など解説が詳しい。【ロゼット】の意義これもナルホド面白い。『雑草のはなし』ナルホドが盛りだくさんの一冊です。

■雑草のはなし■


都会で見られる身近な雑草について蘊蓄ある解説が多い。題名に“都会”と入れた方が趣旨が良く伝わるのでは?と思うほどの内容である。

誰もが知ってる【タンポポ】の花、しかし、幾日咲いているか数えたこともなかった。『規則正しく3日間、開閉を繰りかえす。』それも『約10時間後に閉じる』こんなこと知る由もない。他にも『ツキミソウ』の開花条件の仕組みはすごい。良く調べられたと感激!説明が理にかなっていて、なるほど納得させられる。

例えば「春の七草の発芽時期は秋」、【毒麦】は、ムギもカビも利益があることになり【共生】関係と指摘、【ワラビ】の蜜腺の存在、『ひっつき虫』をヒントに生まれた『マジックテープ』の話、【カブ】と【ダイコン】の見分け方、肉眼では難しいとは知らなかった。

【ロゼット】の意義は、草食動物に食べられても新しく芽を伸ばせるよう対応。さらに、我々が抜いても、すぐ芽を出せる。“人”を予想した戦略?

などなど、知っているようで知らないこと、蘊蓄豊富な一冊です。

★詳細はこちら↓
雑草のはなし



田中修(たなか・おさむ)著
2007.03.25.
中公新書1890

★★☆☆☆ 難易度
★★★★☆ 蘊蓄度
★★★★★ お勧め指数
★★★☆☆ 保存版
★★★★☆ 編集、構成
★★★★★ 総合評価
 
《お勧め対象》 

関連推薦本 「  」

◆《感銘・共感・知見の一文》◆

◎【タンポポ】P3、P44 P42
朝から夕まで開いている花は、規則正しく3日間、開閉を繰りかえす。
【セイヨウタンポポ】の場合、発芽から3カ月で花が咲き、約200個の種を作る。1株5個の花が咲くと200×5=1,000個の種、すべでの種が発芽すると6ヶ月後には、1,000×1,000=1,000,000、なんと6ヶ月で100万倍になる計算。
開花を支配するのは、“光”と“気温”、どちらが支配するかは、夜の温度による。
★朝開いた花は、約10時間後に閉じる(“光”と“気温”は関係ない)
★【カキ】の果樹園などでは、花粉の媒介の昆虫が【タンポポ】の目立つ花へ向かい、地味な【カキ】の受粉効率が低下するという。

◎「春の七草」P25
『セリ、ナズナ、オギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、これぞ七草』という歌、よく読人知らずといわれるが、南北朝時代の四辻の左大臣:四辻喜成(よつじ・よしなり)作とされる。光孝(こうこう)天皇(平安時代)作の『君がため春の野に出て若菜摘む わが衣手に雪は降りつつ』の若菜はこの春の七草を指している。
★春の七草の発芽時期は秋、正月に若葉がなくては『七草がゆ』に間に合わない。
★春の草には、夏の暑さに弱いものが多い。これは、夏の暑い環境を“種”でしのぐため。

◎【セイタカアワダチソウ】 ★キーワード=【アレロパシー】 P125
秋も深まり、蜜源となる花が少なくなると、昆虫に得がたい蜜源を提供、なかでもミツバチの越冬用食料としてこの花の花粉と蜜は貴重。
帰化植物である【セイタカアワダチソウ】が、あちこちで猛烈に繁茂したその理由として3つ挙げている。
①帰化植物のため、天敵、病害がない。
②地下茎でも種でも増える。地下茎の成長速度も速く、花期が長く(9~12月)1個体から27万個もの種子が風に舞う。
③群落を形成し背丈が高いため、地表は暗く他の雑草が発芽し成長できない。
これだけでもすごい繁殖力であるが、さらに【アレロパシー】物質として、【シス・デヒドロマトリカリア・エステル】を生成して、他の植物の発芽を抑えていた。
★しかし、【セイタカアワダチソウ】の場合、次第に貯まってきた【シス・デヒドロマトリカリア・エステル】で、今度は我が身の発芽成長を阻害してしまい、一時のような繁茂は減ってきた。
★【ヨモギ】【クローバー】など群生している植物は、これと同じような物質を出していることが多い。

○【毒麦】P167
【ドクムギ】は、カビの作る毒素で、麦から養分をもらう代わりに、食害されないように毒を作ると解釈している。
こうなると、ムギもカビも利益があることになり【共生】関係と指摘している。

◆《ポイントひろい読み BEST 10》◆

○【オオイヌノフグリ】P16
雄しべが2本しかないのに、ほぼ100%種ができる。その仕組は、昼間、昆虫による受粉がないと、夕方萎むときに雄しべが雌しべにくっつくため。しかしこの受粉は、遺伝子的には親と同じで、多様性は期待できない。
他の遺伝子による受粉ができない場合に、自家受粉する仕組みは、【ツユクサ】【オシロイバナ】【マツバボタン】などで見られる。

○【コオニタビラコ】【オニタビラコ】P33
春の七草の『ホトケノザ』は【コオニタビラコ】のことで、田んぼに平らにはびこることによる(田平子)。
分布は田んぼのある田園に限られ、よく見られるのは【オニタビラコ】。

○【ホトケノザ】 ★キーワード=【閉鎖花】【エライオソーム】 P37 
花には2種類あり、赤紫色の花と、濃い紫色の小さく丸い蕾があるが、こちらは【閉鎖花】で咲くことなく自家受粉で種ができる。種にも一工夫、アリの好む【エライオソーム】を付けて、アリに遠くへ運ばせる。【スミレ】【カタバミ】【ヒメオドリコソウ】も同じ方法で種を散布する。

○【ワラビ】P62
ワラビ餅は、根茎に含まれるでんぷんから作られたが、生産量が少ないため【サツマイモ】の“でんぷん”から作られる。
★葉柄に蜜腺があり、ガードマンとしてアリを呼んでいる。(シダ植物にも蜜腺があるとは知らなかった!)

○【アカザ】【シロザ】P83 P157
2m以上に成長すると、【シロザ】で20万、【アカザ】で30万もの種を作る。発芽力は30年以上もあることが知られている。
★この種が発芽するには、“温度が変化すること”が条件で、このことで地上に近いことを確認している。他にも【オヒシバ】15万、【スベリヒユ】34万 

○【ヒルガオ】P101
【アサガオ】は自家受粉するが、★【ヒルガオ】は自家受粉しないため種はできにくい。
毎年よく芽を出しているのは、地下茎で増えるため。

○【C3植物】【C4植物】P113
【C3植物】は、太陽光の1/3しか利用していない。植物の95%を占める。気孔からの水分蒸散を抑えた【C4植物】の方が、二酸化炭素を効率よく利用でき、太陽光を無駄なくすべて利用している。
20科1200種が知られ、【シバ】【ススキ】【イヌビエ】【メヒシバ】【エノコログサ】【カヤツリグサ】など。
・【ススキ】 ★キーワード=【C4植物】 P133
秋の七草にも含まれ、秋を代表する植物。かやぶき屋根の材料としたことから【カヤ】とも呼ばれた。
【C4植物】であるここから、ほかの雑草が生育しにくい荒れ地にも適応できる。

○【イヌビエ】P115
【イネ】が育つ水田で生育してきた植物。これにはポイントが3つある。
まず、1つ目【イネ】より遅れて発芽すること、早いと田植え時に掘り起こされたり抜かれたりしてしまう。田植えが済んだ後に芽生える。
2つ目は、【イネ】より目立たないこと。【イネ】に似ているため抜かれないで済む。
3つ目は、【イネ】より早く結実すること。稲刈り時に結実していない雑草は田んぼで生き抜くことができない。

○【オナモミ】P148
『ひっつき虫』をヒントに生まれた『マジックテープ』。
1878年、『マジックテープ』を商標登録したのは㈱クラレ、★1948年にスイスのジョルジュ・デ・メストラルが散歩中に、服や愛犬についた取り払えないほどの【野生ゴボウの実】からヒントを得た。
【野生ゴボウの実】と【オナモミ】の実の構造は同じ、科も同じ《キク科》。

○【メヒシバ】【オヒシバ】P155
名前の由来は“日当たり良い場所に生えるシバ”。
【メヒシバ】は茎が丸く実は一重、【オヒシバ】は茎がやや扁平で実は二重につくことで見分ける。

◆《チェックポイント BEST 5》◆
ここは少し上級者編、ひろい読み編が気に入ったら次はこちらで、チョット深読みしてはいかがでしょうか。

◎【ハルジオン】【ヒメジョオン】P20
【ハルジオン】は、夏に咲くキク科の紫苑に似ているので、“春に咲く紫苑”から、【ハルジオン】。
★【ヒメジョオン】は、小さな花を付けるので、ヒメジオンにしたかったのだが、すでに【ヒメシオン】名の植物があったため、“女苑”が当てられた。
《見分け方》
【ハルジオン】は、茎は空洞、蕾が下を向く、葉の基部が広く茎を包むなど。
【ヒメジョオン】は、【ハルジオン】に比べ、花期が長く、種も多いので繁殖しそうだが、
【ハルジオン】が1~2年草に対し【ヒメジョオン】は多年草で、競争力は勝る。

◎【スズナ】【スズシロ】P34
【カブ】と【ダイコン】のことで、どちらもアブラナ科であるが、さて見分けとなると分かっているようでいて分からない。根が丸いのはカブとすると、【桜島ダイコン】【ラディシュ】はカブになってしまう。丸いかどうかは品種の特性で、これで見分けるわけにはいかない。
【カブ】はアブラナ科アブラナ属で、花の色は黄色、【ダイコン】はアブラナ科ダイコン属で、花は白または紫系。しかし異変が多く、決定的違いにならない。
★決定的に違うのは、染色体の数、【カブ】は20本、【ダイコン】は18本ではっきり違う。ということは、肉眼では区別が難しいことになる。

○【ウキクサ】【アオウキクサ】P56
葉のように見える部分は【葉状体】で、【アオウキクサ】は葉状体から根が1本出る。複数の根が出る【ウキクサ】とここで見分ける。葉も小さい方が【アオウキクサ】、繁殖力が強く、2日で3倍にもなる。
葉状体のたんぱく質の含有量は豊富で、大豆に匹敵、しかも、増殖速度は大豆の10倍、環境に養分がなくなると花を咲かせる。

◎【ツキミソウ】P103 P166
【ツキミソウ】という呼び方は、マツヨイグサの1種に対する呼び名であるが、【オオマツヨイグサ】【マツヨイグサ】などマツヨイグサ属のすべてを含めることが多い。
【オオマツヨイグサ】の開花の条件(★これがなかなか複雑、よく調べ研究できたと感激する開花の仕組みです)
《第一過程》
前日午後7時頃暗くなると、第一過程スタート6時間後の午前1時に終了するが、この間に光が当たると開花時間は遅れる。
《第2過程》
暗いままだと19時間を要し、合計25(6+19)時間後に開花する。この間、必ずしも暗いことは必要ではない。
光が当たる時間が早いほど19時間が短縮される。ずっと明るいままだと、13時間で済む。自然界では、早朝4時頃明るくなるため、19時間の過程は2時間程度短縮され、17時間後の午後6時に開花準備が整う。
しかし、夏の日差しの光で阻害されるため、暗くなるのを待つことになる。日が暮れるとともに、待ちわびていたかのように咲きだすことになる。
★【オオマツヨイグサ】などは、不利な環境で生育が遅い場合、2年以上【ロゼット】状態で生育し養分をたくわえてから成長する。

○【ロゼット】 ★キーワード=【ロゼット】 P165
秋に発芽する植物の多くは、茎をのばさず放射状に地際に葉を伸ばす。これがちょうどバラの花のようでありため“ローズ”に見立てた。冬の間の寒さ、乾燥、風などをしのいでいるが、一年中【ロゼット】で過ごす【タンポポ】【オオバコ】の目的は、踏まれても耐えられるよう適応している他にもう一つ意義がある。
【ロゼット】は葉を伸ばす芽が地際にあり、芽を出す茎が見当たらない。★草食動物に食べられても新しく芽を伸ばせるよう対応できる。
★さらに、我々が雑草として抜いても、すぐ芽を出せる。人に抜かれたり、刈られることを予想した戦略?



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『身近な雑草のふしぎ』身近な雑草の経歴、情報が満載。こんな魅力があることを知れば、ウォーキングや山歩きも楽しくなる。

■身近な雑草のふしぎ■


身近な雑草の経歴 情報が満載。それもやさしく とても興味を持って 楽しく読めるよう編集されている。

路傍に咲く小さな花、雑草として見逃されがちなそんな草花を 同視線で観察している。こんな身近の雑草に こんな魅力があることを知れば 今までの雑草が 美しく、愛おしくなる。もう雑草ではなくなる! ガーデナーでもある森さんが、草むしりの手を休め 抜くに抜けない様子が目に浮かぶ。

“植物珍進化史”なる記載がある。この系統図 言い得て妙 ユーモアのセンス、いたずら好きな人柄が伺える。

ページ毎、読みきりで 使い勝手も良。大きさもポケットに収まるサイズ持ち歩き良。
イラストが解りやすく 美しい。「ポイント」「暮らしぶり」などすっきりとした構成、見やすい。

★詳細はこちら↓
身近な雑草のふしぎ



森 昭彦(もり・あきひこ)著
2009.05.24.初版第一刷
サイエンス・アイ新書SIS-114/ソフトバンク クリエイティブ㈱

★☆☆☆☆ 難易度
★★★★☆ 蘊蓄度
★★★★★ お勧め指数
★★★★★ 保存版
★★★★☆ 編集、構成
★★★★★ 総合評価

《お勧め対象》 
花好きの方は勿論 ウォーキングに この一冊あるとより楽しくなるポケットガイド。花の名前を覚えたら 次はその不思議さの世界へ入ることをお勧めします。そんな時この本は強き見方、頼りになること請け合いです。こうなると もう雑草などと呼べなくなります。

関連推薦本 「身近なムシのびっくり新常識100

LEDライト付きで便利な野外観察用ルーペ!
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◆《感銘・共感・知見の一文》◆

◎【ブタクサ】P40
花粉アレルギーに朗報。【ブタクサハムシ】の登場で、オオブタクサも食い散らかしている。これでどこまで効果あるのか期待。【ブタクサハムシ】へ エール!
ただし、他の有用植物が新しい食材メニューにならない保証はない。ここが不安!

◎【カラスノエンドウ】 ★キーワード=【花外蜜腺】 P180
花外蜜腺があり、これを駄賃に【アリ】を用心棒に期待したようではあるが、大量の【アブラムシ】が付いている。こうなると何のための蜜腺?果たして、カラスノエンドウとアリの作戦どちらに軍配が?
この春も 野に伏して観察する森さんの姿が目に浮かんでしまう。「どうですか?…なにか新しい発見…?ありました?…」

○「【シロザ】と【アカザ】」P216
『シロザはアカザ科に属するが、アカザはシロザが変化した変種である』トンチ問答のようだが蘊蓄あり、知ったかぶりで言い間違えると運のツキ!

◆《ポイントひろい読み BEST10》◆
つまみ読みしたくなる記載が実に多い!ここに共感する方は もう手放せない本となること請け合いです。

○「タンポポ戦争」P14
【日本タンポポ】と【西洋タンポポ】が陣取り合戦しているのではなく、85%は雑種として蔓延っているというのが実情。今の時勢 ハイブリットと呼んだら 少し高級そうに聞こえるかも?  

○【ママコノシリヌグイ】P35
この花 益虫の宝庫。害虫退治請負の狩バチ、ハナアブ、チョウなど受粉請負昆虫も多い。小さな刺あり、印象悪かったが、これで少し見直した。

○【ニリンソウ】P48
ニリンソウは 御浸しで、食すること可。【イチリンソウ】【サンリンソウ】は有毒。キンポウゲ科の植物は特に注意! 花の数が気まぐれで、イチリンソウでも二輪のことあり!
違いが解らない向きは 最初に口にしないことに限る。誰かが食べた後に限る。(笑)慣れないうちは塾練者の確認を!

◎【ヤブガラシ】P86
【スズメバチ】が大好き 日中は必ず数匹飛んでいるほど、それで私は好きになれないが、害虫退治請負の狩バチ、受粉請負のチョウの宝庫でもある。薬剤の効かない害虫の防衛軍として有用と評価している。
スズメバチさえ来なければ、めったやたらと蔓を伸ばさなければ、賛成の方多いと思うが如何に。

○【トリカブト】P102
最近 切り花としても売られている。有毒のこと 知らぬがほとけで部屋に飾る。私には少々疑問だった。毒性を調べることもなかったが、やはり全草アルカロイドが含まれる。ヤッパリ!
他にも切り花で 猛毒のものがいろいろある(【トウワタ】【トウゴマ】)生け花はそれこそ命がけ?

○【ネジバナ】P142
咲き始めは ねじれていないとある。なかなか良く観察されている。見落としていた私、この春の要チェックポイント!

○【アケビ】P170
アケビ3種の見分け方を わかりやすく解説.
【ミツバアケビ】は葉が3裂、【アケビ】は5裂。5裂のものに、【アケビ】と【五葉アケビ】があり解りにくいが、葉の縁の丸いのが【アケビ】、ギザギザのが【ゴヨウアケビ】これで判別できる。
ただし覚えていれば?・・・であるが?

○【カラスビシャク】P182
ムカゴにより栄養繁殖の話はあるが、写真、イラスト共にムカゴがなく 分かりにくいのが残念! 
 
◎【ツユクサ】P224
雄蕊(おしべ)に3形態あり、黄色く目立つ奥の看板用と、先端で 昆虫のお腹に花粉を付ける仕掛けの雄蕊。今までよくある解説は、奥の看板は花粉はない、本来の機能はないというもの。
次回ツユクサに会う時は、再度良く確かめずには 通り過ぎられなくなった。

○【キツネノマゴ】P232
この科は世界に4000種あるというのに、日本にはただ一つ。改めてこう言われると、この小さな目立たない花 今度見るときは愛おしく見えてくるはず。この花、小さいが造形はすごい! 是非ルーペで見ることお勧め!
こんなところに感激できれば、この本離せなくなること請け合い。

◆《チェックポイント BEST 5》◆
ここは少し上級者編、ひろい読み編が気に入ったら次はこちらで、チョット深読みしてはいかがでしょうか。

◎【特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律】 ★キーワード=【特定外来生物】 P38
センスのかけらもないネーミングと評す森氏。言い得て納得。もっと言ってヤレーェ~ 
ここのところ ひたすら同感!【オオキンケイギク】【オオハンゴンソウ】【アレチウリ】(この本に登場) 
      
○【セツブンソウ】P114
キンポウゲ科は 花びらに見える部分は ガク片。この部分のイラストが とても分かりやすい。本来の花びらが どこにあるかよくわかり 思わず拍手。

◎【ホトケノザ】 ★キーワード=【閉鎖花】 P146
これも根にVA菌、【クサフジ】と同じ戦略、しかも閉鎖花。蟻んこが 種を運ぶことは知っていたが、繁殖戦略がすごいナァ~と 変に関心!

○【タカサゴユリ】P214
【テッポウユリ】との見分け、台湾出身の【タカサゴユリ】と交雑し変種だらけで分かりにくい。
花粉が黄色は【テッポウユリ】、赤褐色は【タカサゴユリ】とあるが果たしてこれで見分けられるか、とても疑問。
こういう時は、赤褐色がタカサゴ系とでもしておくほうが賢明か?

○【ウシノヒタイ】 ★キーワード=【閉鎖花】 P220
茎の下から地中へ枝を伸ばし“閉鎖花”を作り大所帯をなす。なるほどこの繁殖作戦はすごい! 知らなかった。



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プロフィール

Author:Dr.kusaichi
日頃より、身近な科学に興味があり、新書などいろいろ読み漁り、また読み耽っています。
そんな中から、選りすぐりのお薦め書籍をご紹介します。

植物の本、昆虫、小動物、菌類からウィルスまでいろいろ登場予定。
科学の本 身近で分かりやすく、肩の凝らない本が中心。
最近話題の本も登場、その他 私の勝手にいろいろ出てきそうです。
気軽に楽しんでいただけると幸いです。

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日本のスミレ増補改訂




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山渓ハンディ図鑑⑪
『検索チャート』『見分け方コラム』で野菊を見分ける手法を詳しく解説。 どこで見分けるかのポイントがつかめる。



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樹に咲く花(離弁花 2)2版


◆【樹に咲く花】合弁花他③

樹に咲く花(合弁花・単子葉・裸子植物)改訂第3版


◆【野に咲く花】 
山渓ハンディ図鑑①


野に咲く花


◆【山に咲く花】 
山渓ハンディ図鑑②


山に咲く花4版


◆【高山に咲く花】 
山渓ハンディ図鑑⑧


高山に咲く花


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